Yukiのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 ５ヶ月目
1学期、つまり私の留学生活の半分が終わりました。はじめの二ヶ月は本当に本当に大変でした。授業が分からなくて、友だちの話にもついていけず、こんな日々がいつまで続くのだろう、と思ったりもしました。けれど、今では学校で過ごす時間がとても楽しいです。相変わらず私の英語は拙いけれど、いつも誰かが、ホストファミリーや、先生方、友だちが私をサポートしてくれています。
さて、これまでのレポートの中で、授業について書いていなかったと思うので、それぞれ少しずつ紹介していきたいと思います。
１限: 英語の授業では、アメリカ大陸発見〜南北戦争後の文学作品や政治文書を読みました。私にとっては、この授業が一番難しいです。読まなければいけない量も多いし、数百年前の英語は今の英語と違うところも多いので、理解するのに時間がかかります。
２限: 数学は、Pre Calculusという授業をとっています。日本の高校での授業と違い、計算機を使うことが多いです。例えば日本の三角関数の問題に出てくる角度は限られているけれど、アメリカでは計算機が計算してくれるので、どんな角度も登場します。公式の証明は今のところしておらず、出てくる問題もシンプルで易しいものが多いです。ひとつ上の、大学レベルのクラスの内容は、日本の高校２年生〜3年生の理系でやる内容と同じくらいだと思います。
３限: 化学は、若くてパワフルな先生が担当だということもあって、生徒の発言が多く、活気のあるクラスです。私がとっているChemistryの内容は、ほとんど日本の中学で学んでいたことだったので、AP Chemistryという一つ上のクラスか、物理に変更しようとしたのですが、スケジュールが合わなかったので、２学期もそのままChemistryをとります。はじめはあまり面白いと感じられなかったのですが、今では分からないことを私に聞いてくれる友だちがいたりして、そこから学ぶことがあったりして楽しい時間です。
４限: 新約聖書の授業では、聖書の読解を通してキリスト教徒のあるべき姿について学んでいます。キリスト教徒ではない私にとっては、この授業は新しい考え方を知る機会です。一度、友だちに、「何の宗教を信じているの？」と聞かれたことがありました。私は、神社にお参りすることはあるけれど、そこまで真剣に「神様ってなんだろう？」と考えたことが今までにありませんでした。そういうことも含めて、様々なことを考えさせられる授業です。
５限: アメリカ史は、私が一番好きな授業です。アメリカの歴史について世界史の授業で学んだくらいであとはほとんど何も知らない上、宿題が多いので少し大変なのですが、今のアメリカが、どんな道をたどってきたのかを知るのはとても面白いです。２学期は日本の開国や世界大戦についても学びます。アメリカと日本の視点の違いを知ることが出来るのは、楽しみでもありますが、私がその違いに気がつくためには、「日本の視点」をきちんと知らなければいけないな、と思います。
６限: コーラスのクラスには、男女合わせて50人います。はじめは、みんな歌声が綺麗で、「すごいなあ」と思いながら楽しんでいたのですが、教育実習生が私たちの授業を担当するようになってから、みんな真剣に練習しなくなってしまいました。クリスマスコンサートでは、毎年８曲くらい歌うらしいのですが、あまりに練習の効率が悪いので、今年は４曲しか仕上げることが出来ませんでした。コンサートの日は、その４曲をなかなか調子良く歌うことができたし、バイオリンも弾かせていただくことができたし、お客さんにも好評だったのでよかったのですが、２学期は、みんなで練習を頑張って、もっとよいコンサートにしたいな、と思いました。
７限: スピーチ(２学期のみ)これから受けるスピーチクラスでは、スピーチやディベートをします。人前で意見を言ったり話したりすることが苦手なので、それを克服するいいチャンスだと思っています。同じクラスの友だちの考えを聞くことが出来るのも楽しみです。
８限: 自習の時間です。出された宿題をこの時間にやって、放課後に先生に分からないところを質問しに行ったりしています。宿題を終わらせた人は、寝たり、音楽を聞いたり、好きなことをしています。
年が明けたらすぐに２学期が始まり、そしてあっという間に留学生活が終わってしまうことでしょう。後悔しないよう精一杯頑張っていきたいと思います。
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