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Yukiのインディアナ州-アメリカへの高校生-留学-体験談2ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Yukiのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 2ヶ月目

 

   ホームシックになりました。日本の高校で所属していた部活が恋しくて仕方なくなったのです。私は、弦楽器を演奏する室内楽部に所属していました。今月、その部活の一年で一番大きなコンサートがあり、それに向けて頑張っている皆の姿を思ってホームシックになりました。

   私も皆と一緒に頑張って本番に演奏出来たらどんなに素晴らしいことだろう、と思いました。室内楽部の時間の中に私だけいないことを寂しいと思いました。慣れ親しんだ空気、一緒にやってきた友だちがとてもとても恋しくなりました。


    9月になって、授業や宿題のやり方にも慣れて(どう対処すればいいか分かりましたが、英語力や知識の差はいまだ痛感しています)、一人で考える時間の余裕ができました。私はその時間を泣いて使っていました。人恋しいだけで毎日泣けるものなのかと、我ながら驚きました。 だんだん、毎日泣くのも疲れるのでやめたいなと思うようになりました。けれど、その頃は上手く行かないことばかり。


   優しい素敵な人もいるけれど、もう少し考えてほしいな、と思うような人もいます。一度、そういった子たちの悪ふざけにはまっているのに気がつけなかったことがありました。私の姿を友だちがビデオに撮っていると分かったときにやっと、自分が悪ふざけに使われていることに気がつきました。悲しくなって、すぐにその場から立ち去りました。英語が分からないがゆえに滑稽な自分が悔しくて、トイレに行って泣きました。


    良い成績をとるのにものすごく必死な留学生もいます。ある日、ケータイをいじっているその子に呼び止められて、「あなたのパソコン持ってきて」と言われました。その子は、宿題の未提出があって、成績がついていなかったということを説明しながら、私の提出したデータを彼女のパソコンに転送していました。私はびっくりして「なにやってるの?」と聞いたら、「この宿題、ちょっと見たんだけど私どうやればいいか分からないからあなたのを参考にするね。」そして軽く「ありがとう」と言われてパソコンを返されました。彼女はその後いつもと変わらずケータイをいじっていました。私は何も言えなくて、そのまま立ち去りました。ちなみにその宿題はとてもシンプルなものです。文章を読んで問いに答える、ということを三時間繰り返すだけでした。私が長い時間をかけて頑張って終わらせたものを、「参考」にされてしまいました。


    私が上手く行かないな、と感じるのは、こういったひとつひとつの小さなことに対して私が何もしないからです。私が意思表示をすれば、良い方に変わる余地があるのに。…と思ったら、次は「じゃあ頑張って自分の思っていること伝えよう!」というのが正しいのでしょうけれど、私は、関わりたくない、喋りたくない、と思ってしまいました。


   「居所」のあるひとにノーと言うのは、その世界の中に慣れ親しんだ居場所が無いと、私にはなかなか難しい。その上、心にある言葉が英語で出てこない、そして出てきた頃には周囲はもう別のところに進んでいます。

   そして、日本にいる人たちが恋しい。もう、なんでもいいからネガティブ思考から抜け出したい。

 
   このような感じで頭の中がぐるぐるしていましたが、ちゃんと脱出しました。

   ある朝、少し早く1限目の授業の教室に行ったら、男の子が一人で朝ご飯を食べていました。初めて話したときに、その子が「わあ、日本人の友だちなんて初めてだよ!!」と喜んでくれたのを思い出して、その子に持っていたお煎餅をあげました。そうしたら、「ありがとう!ねえ、最近どう?日本恋しくならない?」と言われました。私は、「最近疲れてきて、今日本にいたらどんなにいいだろう、と思うことがあるかな」と答えました。「そうだよねえ、全部が一からだもんね。僕が日本に一人で行ったら、全てが新しくて、驚いて倒れちゃうよ!」と返されて、笑ってしまいました。そういえば私は一から始めたんだな、と思いました。9月頭に友だちから届いた手紙を読んで、私は私のやり方で、私のテンポでやっていこう、と思ったのを思い出しました。


   話したのはほんの3分くらいでしたが、その子のおかげで、「ホームシックやめよう!今まで目の前を見たらハッピーなことたくさんあったじゃない!」と思いました。

ちっともアメリカのレポートらしくないですね。


   10月1週目はホームカミングがあります。月から木曜日は、曜日ごとにテーマがあって、生徒も先生も、そのテーマにあった格好をして学校に行きます。例えば、月曜日はパジャマデー、木曜日はスーパーヒーローデーです!そして金曜日はクラスTシャツを着て、フットボールを観戦し、土曜日の夜はダンスパーティーがあります。ちょうど昨日(28日)、投票で選ばれた、ダンスパーティーでのキングとクイーンが発表される会がありました。候補にあがっている生徒たちがドレスやスーツを着て舞台にあがり、司会者が封筒を開けて選ばれた生徒の名前を読み上げる…プチレコード大賞受賞会のような感じでした。


Yukiのアメリカ高校留学・体験談   もともと、ホームカミングは、卒業生が学校に集う機会だったようですが、今はそこまで多くの卒業生が集まる訳ではないようです。今年は、10年以上前の日本からの留学生が戻ってくるようなので、その方と会うのがとても楽しみです。


   10月はその他にもイベント、新しいことが盛りだくさん!もう少しアメリカらしいレポートができると思います。ではまた1ヶ月後。

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