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Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目

 

Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目   こんにちは、Indiana州Avonに滞在しているShunsukeです。今回は9月から10月にかけての出来事を中心に書こうと思います。月日が流れるのは早いもんでもう留学から3ヶ月が経とうとしており、7月24日に空港でHFに会ったのがまるで昨日のように感じます。でも振り返れば色々やらかしたことも多いかな?犬を外に出したら中に入れるのを忘れて犬が近所を徘徊していたりなどなど。それでも僕の失敗をカバーしてくれるこの国の人たちは素晴らしい!

学校

Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目   生活学校に通い始めて2ヶ月ほどがたち、学校の授業スタイルにも友達のよくわからないあのノリの良さにも慣れてきました。最初来た時、日本の学校とあまりにも違ってかなり困惑しましたが、慣れてくるとなかなかいいもんだなと思います。また先日には学校 のボランティア活動に参加し、近くの小学校の庭を清掃しました。
学校に通って驚くのは、生徒の何割かは海外、多くは中南米やアフリカからの移民だということです。なのでよく英語以外の言語を喋っている人を見かけます。それに気がついた時、まさにアメリカはmelting potなんだなあと感じました。そんな訳で、先生たちも英語があまり得意でない生徒の対応には慣れているので、英語があまり喋れない、理解できない僕でも恐れる必要はありません。大体、片言の英語でもなんとか通じます。
一方で英語をあまり使わなくてもコミュニケーションができる、そんな僕にとってありがたい時があるんですね、Team Sportsですよ。僕は週に3回この授業をとっていて、いつもフットボールやバスケをやっています。日本の体育とはまるで違って、先生があれやこれやと教えることもなければ、練習をすることもありません。むしろ、僕がいつも日本で昼休みにサッカーをしているような感じです。先日3人対3人でフットボールをやった時にチームの名前を何にするかという話題になって、同じチームのSethとJaceが僕にちなんでTokyo Defenseとつけてくれて、めちゃくちゃ嬉しかったです。また、インターセプトやタッチダウンを決めるとみんなすごく褒めてくれるんですね。そうしているうちにアメフトが好きになって今ではお気に入りのスポーツです。そんな僕から一言申し上げます。なんで日本人はアメフトをやらないんだ!ラグビーなんてボールを後ろにまわすことしかできないじゃないか!野球(特に某テレビ局の某オレンジ球団の試合)なんてなんとboring!
Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目一方バスケは日本と比べると、遥かに上手く、俺バスケ部じゃないよという人でも普通にドリブルもできてスリーポイントもきめます。あとバスケをやって改めて感じるのは、みんな身長が高いこと。僕も日本で決して身長が高い方ではありませんがそれでも彼らは身長が高く、運動神経もいいです。 留学を考えている皆さん、彼らと同じように振る舞うと大真面目に怪我します。くれぐれも気をつけて。
また物理では幸運にも、オバマ大統領から表彰されたことがある有名な物理の先生に出会えたんですね。彼の授業は刺激的で、週に2回ある自習時間に質問しに行くとお得意のジョークを交えて丁寧に説明してくれます。彼は日本の文化が大好きなことも相まって、今では挨拶をして雑談をする仲になっています。勿論授業の内容は難しい時もありますが、友達もこの文はこういう意味だよと教えてくれるので助かっています。

ホストファミリーたち

   前回お伝えした通りホストファザーもマザーも平日は忙しいですが、夜にシアトルを舞台にしたコメディー、Frasierを一緒に見るのが楽しみです。笑いのネタもシンプルでわかりやすく英語の勉強にもなっており、今では英語の字幕があれば概ね理解できるようになりました。驚くのは Frasier が放映されたのは 90年代から 2000年代頭ということで、僕が生まれる前なんですね。そんなコメディーを共に見てると不思議な感じがします。
ホストファザーの Stephen は大のメカ好きで自分で車を修理したり、改造したりするんですね。いつも自分たちが乗っている車やトラックは全て Stephen が修理、改造したもの。とてもそうは見えないのが驚きで、たまに近所の人に頼まれて車を修理しています。そんな訳で家のガレージはもはや修理道具の倉庫と化していて、中心には部品調達用の車があります。また数マイル離れたところに作業場を所有していて、そこと合わせるとStephen は車を12台持っています。都会に暮らす僕には想像すらできないことです。
また彼はDIYも好きらしく、たまに近くのスーパーから材料を調達してきて簡易な建物を作っちゃいます。先月は近所からもらったボート用の小屋を建てており、僕も手伝いました。やってわかったのは骨組みを水平に組み立てるのは結構大変だということ、終わった翌日、腕が筋肉痛でまともに動けませんでした。でも日本の都会でこんなことはできないのでいい経験になりました。
また、HF がいないときに味噌汁とおにぎりを作ってHankと一緒に食べました。火加減を間違えたのでご飯が少し固くなったり、大きく握りすぎたりしましたがまあ、一応美味しく食べられたかなと思います。上手に作るのも重要だけど、食えるものを作るのもこの留学では重要かなと思います。でももう少し料理に慣れないとなあ。
同居しているベトナムからの留学生、Hank は最近料理にハマっているらしくベトナム料理の他、味噌汁やクッキーを作ったりしています。どれも初めて作ったにしては上出来で、どれも美味しくいただいています。
ホストマザーの Erica は相変わらず忙しいですが、歌もピアノも大変うまく、よく教会で披露しています。また趣味がハンティングだということで、リビングには大きな鹿の頭が飾られており、初めて見た時は違う世界に来たなあと強く感じました。
家で気ままに過ごしている犬の Journey と Tara は、相変わらず家の癒しアイテムです。そんな犬たちですが先月事件がありました。Erica の誕生日の9月3日、Hank が Erica のために残していた最後のマフィンを Tara が食べてしまったんです!TaraといえばHankの誕生日にも、庭からオポッサムを捕まえてきたじゃないか!そんな訳で何かと世話の焼く犬たちですが、僕らの大切な仲間です。
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教会の人たち

   週に2回通う教会は僕にとって大きな存在です。というのもホストファザーが教会の牧師とあってか、僕たちのことをよく知っていてパーティに招かれたり気軽に話しかけたりしてくれます。また教会のchoirに参加しており、周りの人たちに助けられながら練習しています。
Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目そんな教会で9月の下旬、なんともクレイジーなイベントがありました。Lock Inです。このイベントは夜の8時から始まり、色々なゲームをしたりアメリカのジャンキーな食べ物を食べながら朝7時まで寝ずにずっと動き続けなければなりません。特に大変だったのがCaptured Flag という日本でいうと泥警みたいなゲーム、 教会の敷地全部を使って行われます。何が大変といえば、教会の敷地は大変広く15分動けばクタクタになることと、夜中の2時に行われたので足元が見えにくいこと。前日に雨が降ったこともあってぬかるんでる所もあり、終わったら靴が泥だらけになっていました。でも日本の都会じゃこんなことは絶対にできないので、終わったら興奮でそれまで感じていた眠気が完全に吹っ飛びました。そうは言っても、朝7時になって Ericaの車に乗った瞬間に爆睡しちゃったんですけどね。教会では他にもFall FestivalがあったりCook Outがあったりと、イベント盛りだくさんです。
教会に行って思うのはみんなとにかく大変フレンドリーだということと、日本とは世界が大きく違うということです。トランプ氏はアメリカで最も偉大な大統領で今の大統領がバイデン氏であることはアメリカの恥だという人や、自己紹介の時に銃のライセンスを見せてこれはアメリカの憲法で認められてるんだよという人など、とにかく日本と大きく違います。日本だとこういう人たちは悪く報じられることが多いけれど、実際あってみると大変フレンドリーで僕のことをよく気にかけてくれて、また人種差別主義者でもない、むしろ彼らはアメリカの原動力が多様な人種によって生まれていることをよく理解しているんですね。僕にとって教会は僕の留学の精神的支えであるとともに、様々な刺激を与えてくれるユニークなコミュニティーです。

Washington DC 研修

Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目   9月の上旬にFLAGが主催する研修に参加してきました。行って驚いたのは様々な国から留学生がやってきているということ。世界の主要な国々はもちろん、今まであんまり馴染みのないような小さな国からの留学生もいて、研修中出会ったことのない国の人と話すのが楽しみの一つでした。たくさん喋って連絡先も交換したのでよかったのですが、後でアプリの友達一覧を見返すと誰が誰だか分からない状態になって少し困っています。僅か3泊4日の研修でしたが、ルームメイトのブラジルからの留学生と仲良くなって今でもよく連絡を取り合っています。また最後の夜に日本ではやったことのなかったダンスパーティーに参加して、猛烈に暑く湿気がある中で(わかりやすくいうと、夏に何十人もが一斉におしくらまんじゅうする感じ)クレイジーなくらい叫んで遊び倒したのは良い思い出です。
そんな研修の中で記憶に残るのが空港での8時間余りの待ち時間で日本文化を紹介できたこと。アルファベットが主流の彼らにとって僕らが平仮名、カタカナ、漢字と三種類の文字を使うことに驚いたようで、彼らの名前や言葉を日本語で書きました。実際に日本の文字を具体的に説明したことはなかったので、説明に苦労するときもありましたが結構楽しい時間になりました。他にも昼にカリフォルニアロールを買った子に箸の使い方を説明したり、桜の好きな留学生に日本の桜の名所を紹介したり、することのない8時間を有意義に使えました。

バージニア旅行

Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目   日本で中間試験が行われる頃、こちらではFall Breakがあります。ということでEricaの故郷であるバージニアに行ってきました。朝4時に起きて車で8時間の長旅だったけどとにかく楽かった!何しろ何もかもが新鮮なんですから。
1日目はEricaの両親のDannyとEmmaと一緒に大学フットボールを観に行きました。試合は惜しくも敗れたけれど、楽しいことが盛りだくさん。最初に国歌を斉唱したらその後に盛大に花火を打ち上げたり、ホームチームが得点を決めるとその点数分だけ腕立て伏せをするアメリカ軍の兵士など数えきれません。人の腕ぐらいある名物のチキンは売り切れで食べられなかったのが後悔ですが、めちゃくちゃ楽しかったです。この試合を観て、アメフトは本当にアメリカらしいスポーツだなあと感じました。あと、この試合のチケットを買ってくれたDannyとEmmaに、こんな素晴らしい機会を与えてくれてありがとう!
試合が終わって漆黒の山道をひた走ること2時間、日付が変わったその日はDannyとEmmaの家に泊まることになりました。着いて驚いたのはEricaが言うように本当に山の中にあり、静かなこと。正直、どんな家なんだろと不安を持って入ってみたら、そこは大変アットホームな感じでした。家には鹿とクマ、そして魚が飾られていていかにも山に住んでるという感じ。9月に彼らがやってきたときにあげた折り鶴が鹿の角の脇に飾られているのを見た時は嬉しかったです。人ってやっぱり温かいもんだな。
Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目Erica の両親は前述した通り山の中に住んでいるので、National Forestの中に66エーカーもの土地を所有しています。旅行2日目以降はDannyが所有する山を案内してくれてお得意のジョークを交えながらたくさん教えてくれました。印象に残っているのは秋から冬にかけてする狩猟をする場所と、いかにハンティングが素晴らしいかを説明しているときのDannyの表情。留学のルールで僕はハンティングはできないと伝えると大変残念がってましたが、いつか捕まえてきた鹿やクマの肉を食べてみたいと思います。
4泊5日の旅行では湖でボートをしたり、トラックの荷台に乗って山の中の道なき道に分け入ったりと今までやったことのないようなことができて大変よかったです。旅行中常に感じたのは家族のありがたみ。DannyもEmmaも僕らを家族のように扱ってくれて、数えきれないくらいハグもしたしFrasierを見てバカ笑いもしたし、Erica の若い頃の写真で盛り上がったりと改めて家族っていいもんだなあと思いました。

留学から早いこと3ヶ月

   最初に書いた通り、初めてHFに会ったのが昨日のように感じるほど月日が流れるのは早いなと感じます。3ヶ月の留学の中で思ったのは日本が愛されていることと、価値観や政治信条の違いこそあれ人は温かいということ。
先日インディアナポリスでComic ConventionがあったのでSteven, EricaそしてEricaのお兄さんのDarius と一緒に仮装をして行ってきました。彼らの目的は彼らの大好きなStar Trekのキャプテン役であり、行ったわずか2日前に史上最高齢の90歳で宇宙飛行をしたWilliam Shatnerに会って写真を撮ること。入場料30ドルに対してそのイベントは120ドルということで僕はさすがに手が出せない。そういう訳で、代わりに他の出展を見て回ることにしました。すると日本のアニメや漫画はもちろん、日本の骨董品や工芸品もあったりして正直、驚きました。彼らの漫画やアニメに対する知識は多分僕を超えていると思う。本当に日本は愛されているんだなあと改めて思いました。
一方で前述した通り、比較的リベラルな環境で育った僕とは180度違う人に出会うこともしばしば。日本を発つ前からそういうこともあるとわかってはいたけれどいざ向き合うとなかなか大変。伝えたいのは彼らの主張は我々と違うということ、そこに良いも悪いもない。むしろ彼らは僕の考えを問い直す機会を与える、日本にいては会えないような存在なのです。また彼らは日本人とは比較にならないほど大変温かく、フレンドリーで、ハグもしてくれます。でもこのように思うまでには一定の時間と紆余曲折があったかなあ。暫く、その温かさと主張のギャップに苦しみましたね。この数ヶ月で大変だったことといえばこれかもしれない。
Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目 Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目

次のレポートを書く時は12月、12月といえばクリスマスです。教会のchoir practiceでクリスマスの話題になった時、一定数クリスマスは9月からだと大真面目に思っているんですね。Baptistの彼らにとってキリストの生誕祭であるクリスマスは一年の中で最大のイベントなのです。どんなことをするのか今から期待していますが、まだHalloweenもThanksgivingもやってないのでそれらも楽しみたいです。この留学は色々辛い時もあるけどやまない雨はない、いつか晴れる!長々となってしまいましたが(でもまだまだ書ききれていません!)、読んでくださりありがとうございます。また写真を提供してくれた教会の方々に感謝申し上げます。次のレポートもお楽しみに!

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