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Ricoのミシガン州-アメリカへの高校生-留学-体験談5ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Ricoのミシガン州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 5ヶ月目

 

   明けましておめでとうございます!こちらミシガンは冷蔵庫の中より寒い毎日が続いています。皆さんはどんなお正月をお過ごしになりましたか?私は今までで1番のんびりした"なにもしない新年"を経験しました。

 

Ricoのアメリカ高校留学・体験談5ヶ月目今月から2学期がはじまり、時間割がダンス、天文学、マスターシンガーズ、政治学、数学と約半数が新しいクラスになりました。授業をはじめ、ダンスやカラーガード、ミュージカルを通して本当にたくさんの友達と出会うことができたと思います。私は自分から話しかけるのがすごく苦手で向こうから話しかけくるのを待つような人でした。とくに英語だともし相手が理解してくれなかったら…と思います。でも今は自分が行かなくて誰が行くんだ!と思い切って行動にでるようになりました。残念ながら新学期になりスケジュールが変わると毎日顔を合わせていた友達とも前のようには会えなくなってしまいます。アメリカの学校で人と出会うのは本当に運です。1000人いれば1000通りのスケジュールがあるわけで、たまたま同じ授業を一つだけ取っているとか、3回に分けられるランチタイムのなかで一緒の時間帯にいるなどチャンスはとても小さなものです。またほとんどの生徒とは廊下ですれ違う事さえありません。ですが全てのクラスを違うメンバー、そして学年関係なく受けるおかげで小さなチャンスに出会える可能性は大きくなります。1000人以上もの生徒が一斉に移動する5分間の廊下は戦場へと早変わりしますがそこで友達とすれ違うのは奇跡的に再会を果たしたような嬉しさです。High-fiveをしたり、名前を大声で呼び合ったり、時間のない中で超高速の挨拶を交わすのが私の日課になっています。

 

一つ私が留学前に憧れていたのは映画やドラマに出てくるようなロッカーでした。ドアを開けると写真や鏡が並んでいて…という想像だったのですが、今までそんなふうに使っている人なんて誰一人見かけませんでした。基本的にロッカーを使う時間がそもそもないのです。それどころか私なんて自分のロッカーがどこにあるかもわかりません。こうして私のロッカーへの憧れは消えていきました…(笑) 

 

Ricoのアメリカ高校留学・体験談5ヶ月目全体的にゆったりとした感覚がある日本の高校と比べて、アメリカは短い時間に授業や休憩が詰め込まれていて慌ただしいですが家に帰る時間がとても早いので効率の良いスケジュールだと私は思います。

 

12/20 ダンスの発表会と歌のホリデーコンサートを終えた後、いよいよ休暇がはじまりました。家族とはクリスマスに向けて本物の大きな木を取りに行って飾り付けをしたり、友達とはボーリングをしたりして休日を楽しみました。

 

12/23 ホストママの両親を迎えてのクリスマスイブ。美味しいご馳走を食べた後、クッキーとミルクを並べサンタがやってくる準備をしました。(笑) 深夜に近づき、ベッドに入ろうとしたところ誰かから電話が。私のコーディネーターさんと留学生の友達からでした。「Rico、教会に行こう!素敵なイベントがあるから!今、Ricoの家の前で待ってる!」…さすがに慌てました。え、今からっ!?もう待ってるのっ!?急遽ホストママに外出許可をもらい、急いで準備をしました。外へ出ると聞いた通り彼女たちが車の中で待っていました。10分ほどかけて教会に到着し、中へ入ると美しい建物は暖かい光で溢れていました。私にとって全てが目新しく神秘的でした。アメリカで初めての教会、少し緊張していましたが、歌い、キャンドルを灯し、見よう見まねでお祈りをしました。留学生の友達はブラジル人で近所同士、お互いのホストシスターが親友ということで私たちも大の仲良しです。彼女ももちろん宗教を持っていて何も知らない私にたくさんの事を教えてくれます。宗教は私にとってとても興味深いアメリカ文化の一つです。私は無宗教だと話したとき友達は「りこは教会に行かないの!?」私は「週に二回も教会に行くの!?」とびっくりし合いました。あまり踏み入り過ぎると相手を傷つけてしまう神聖な質問でもあるので細心の注意を払いながら色々とお互いに話しました。あってるとか間違ってるとかではありませんが宗教を身近に感じないまま育った私は神を信じるということが不思議でたまらないのです。でも一生懸命に教えてくれるその姿からどれだけ宗教や神が彼らにとって重要な存在なのかが伝わってきました。まだまだ理解しきれない部分もありますが、私はそんな彼らの気持ちを尊重したいです。

 

12/24 朝起きるとツリーの下には数えきれないほどのプレゼントが!一つずつ、丁寧に受け取った後は大雑把に包みを破り捨てます!服やお菓子など山盛りにもらい、私も日本からのプレゼントを渡しました。最終的にはなんと2時間もプレゼント交換をしていました。やっぱり規模が違いますね。その後はみんなで残りの一日をのんびり過ごしました。

 

Ricoのアメリカ高校留学・体験談5ヶ月目これで終わりと思いきや、まだまだクリスマスムードは続きます。次の日にはホストパパの両親のところへ向かい家族総勢でのパーティーがありました。家中に笑い声が響き渡り、みんな大騒ぎ!前と同じように皆さんは私をただの留学生ではなく家族の一員として迎えてくれました。「いつでも帰って来てね!」と言われた時は本当に嬉しかったです。今までで1番大きなクリスマスになりました。

 

12/29〜1/1 大晦日がやってきました!私はワクワクしていたものの、あることに気がつきました。みんなクリスマスで疲れ切っていると…家に知り合いを招いて一応パーティーは開いていたのですが、みんなかなり落ち着いた様子。いよいよカウントダウンです。私はジャンプの準備をしました。日本の皆さん、年越しジャンプしますか?少なくとも私は毎年します!ホストファミリーになんでジャンプするの?と聞かれ、「年が変わった瞬間地球上にいなかった」って言えるから!と自信満々で説明するとこの子は一体何を言っているだという目で見られました。もっとノリに乗ってくれると思ったのに…(泣) ともかく何を言われようと馬鹿だと思われようと気にせず私はジャンプしました!Happy New Year!ひとりハイテンションのなか、なんと近所の皆さんは帰る支度を始め、家族も寝る準備をしているのです。まだこれからじゃないか!唯一の希望、ホストシスターも部屋へこもってしまい、年越し30分後には私ひとりがリビングルームに…そこで思いつきました。そうだ、年越しうどんを食べよう。母が送ってくれたインスタントのうどん。私のホストファミリーは日本食が好きではないので今年はみんなで食べれないなぁと思っていました。ならば1人でと縁起が悪いと知りながらも年越してしまったうどんを食べました。家族を想いながら食べるのはなんだかさみしかったです。元旦はもちろんおせち料理もなく普通にシリアルを食べました。冒頭にもありましたが、それ以外になにもすることなく結局映画を3本観て、昼も夕ご飯もろくに食べず、それだけで一日が終わりました。私は心の中で叫びました。なんてLazyな年明けなんだ!

 

新年になってから日本にはお正月ならではのイベントがたくさんあることに気づきました。どんなに小さなこともなんだか恋しくて私ははじめてこの不思議な気持ちを経験しました。「これがホームシックなんだ…」

 

アメリカに来てから今まであまり日本の家族のことを考えずに過ごしてきました。出発前に思いっきり楽しんでおいで!と背中を押してくれた父と母。正直に言うと自分が思っていたより両親と離れるのは辛くなかったです。日本にいる頃は本当に頼りっぱなしの日々だったので自分自身とても心配でしたが実際にこちらでの生活を経験してみると経済的なことは除いて、2人がいなくたって支障なく過ごせると思いました。でもこれはただ私の勘違いで決して自分が強い人間というわけではありませんでした。この留学を経験するチャンス、そしてそれを乗り越えるための力を与えてくれたのは両親です。どんなに大変なことも両親の教えがいつも助けてくれます。このようにアメリカの地で自信を持って生活できるように育ててくれた2人に今までにないほど感謝しています。早く会いたいという気持ちはありますがまだまだ準備ができていません。次に会う頃にはもっと強く大きくなっていたいのです。(身体的ではなく。) 父と母へ、残りの6ヶ月、心配せずにゆっくり"休暇"を楽しんで下さい。(笑)

 

今回は私が参加したパフォーマンスやイベントについてだけではなく、私が高校・交換留学生として何を感じているかを中心にお伝えしました。この旅もすでに後半へ向おうとしています。諦めることなく常に上を目指していきたいです!

 

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