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Mizukiのテキサス州-アメリカへの高校生-留学-体験談6ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Mizukiのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 6ヶ月目

 

   明けましておめでとうございます!留学生活も残すところあと、約5か月になりました…折り返し地点です。前回、このレポートを書いたときはThanksgivingの頃で、まだ2か月ほどしか経っていないのに、なんだかその頃が遥か昔のように感じます。相変わらず落ち着きのないテキサスの気候の中、この2か月間は、マーチングのない喜びとなんだか物足りなさを感じながら過ごしました。今回は、ウィンターブレイクのことと、私の普段の学校生活についてお話します。

   私の高校は20日まで学校があり、21日から1月7日までお休みでした。冬休みの最大のイベントと言ったら、やっぱり日本人としてはお正月ですが、アメリカではクリスマスが一番でした。Thanksgivingが終わったその週末からクリスマスツリーを出し始め、それから少しずつ家の外にも飾りつけを足していくというのが我が家の習慣らしいです。近所をドライブしているとたまに、「ここは遊園地か?」とばかりに飾りつけをしている家を見かけました。アメリカ人にとってクリスマスの家の外の飾りつけは、Competition、他人と競い合うものという認識らしいです(笑)。クリスマス前になると、テレビでクリスマス映画をたくさん放送するようになります。私の家族は映画好きなので、毎週土曜日の夜になると、クリスマス映画をみんなで見て、クリスマススピリットを少しずつ高めていました。ホストファザーはいつも、“また、クリスマスムービー見るの?!?!”と言っていましたが、“クリスマスムービーは一年でこの時期しか見られない!”とホストマザーに説得されていました(笑)。そのやり取りを見て、ホストシスターがホストマザーに加勢してホストファザーが完敗。という一連の流れを毎回繰り返して、映画が始まります。
Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

家のクリスマスツリー!片づけると、部屋が一気に広くなったように感じました…

Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

近所の体育館に来たサンタクロース


Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

家族でSan Antonio旅行。クリスマスイルミネーション付きRiver Walk、私も行ったよ、Wakanaちゃん!(笑)

   クリスマスはホストファミリーの出身国、コロンビアの風習に倣ってお祝いしました。コロンビアではクリスマスイブが一番重要な日で、夜は家族で集まってパーティーをして、夜中の12時になると大人も子供もみんなで一斉にプレゼントを開けるという流れになると教えてもらいました。ちなみに、コロンビアではクリスマスプレゼントを運ぶのはサンタクロースではなく、Baby Jesusらしいです。
クリスマスの朝は最高でした。クリスマスツリーの下の(イブの朝からあった)プレゼントを順番に開けていって、家族4人で楽しみました。すごく楽しくて、幸せでした。一生忘れないと思います。クリスマスカードを一人一人に向けて書いて、渡したら、すごく喜んでもらいました。そのあと、テレビの下に飾られたのは恥ずかしかったですが、うれしかったです!


Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

友達の家で年越し

   続いて、New Year’s Day!31日にファミリーの友達の家に行って、カウントダウンをしました。友達はメキシコ出身の人たちでした。最初は、7時30分に集まる予定だったのが、8時集合になり、結局全員が集まったのは9時頃だったと思います。ホストマザーに、“Mizuki、ラテンアメリカではね、普通、パーティーには1、2時間ほど遅れていくものなんだよ“といわれました。なので、みんなが集まらなくても特に気にしてない感じでした。良いことか、悪いことかはさておき、日本とは違う文化だなと感じました。お友達はみんな、愉快で気さくな人たちで、スペイン語を理解しない私が近くにいると英語で会話をしてくれたり、私が一人にならないように気を使ってくれました。子供たちの最年長は私のホストシスター(7歳)で、小さい子たちばかりでした。ラテンアメリカの風習に倣って、年が明けたらできるだけ早く、一粒ずつに願いを込めながら次の年12か月分の12個のブドウを食べました。私は、これまで日本で、年が明けたらすぐにベッドに行って寝て、次の日のお正月が一番大切なのでそれに向けて寝ておく。という習慣だったのでみんなで一通りHAPPY NEW YEAR!!!と言って、ハグをしたら家に帰るのかな?と思っていたのですが、そこからカラオケ大会がはじまり、小さな子供もいる中、かなり盛り上がって、結局家に帰ったのは朝の3時近くでした(笑)。人生で一番盛り上がった大晦日でした。
   お正月の朝は11時近くまで寝て、私が日本食を朝ごはんとして作りました。その日はそのあと一日中、すごくのんびりと過ごして、初詣や、お節料理、書初めなど、少し日本のお正月が恋しくなりました。
Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

2019年お正月の朝ごはん。お雑煮と、だし巻き卵…?

Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

我が家のドア。日本の方の家じゃないですよ。


Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

Wind SymphonyのWinter Concert。私は向かって左側。りこちゃんは真ん中らへんにいます。

   次に、学校生活について!正直言って学校の勉強は全く難しくないです。取っているクラスにもよりますが、私はCollege classを取っていないので、宿題が出ることも稀です(笑)。アメリカの学校は、日本の学校に比べるとテストをそんなに重視していません。いつでも、再テストをして成績を上げることができます。なにかの間違いでひどい点数を取ってしまっても、Extra Workか再テストでいくらでもカバーできるので、ある意味易しいです。セメスターの終わりにFinal Examがあるのですが、バンドのクラス中に小学校にクリスマスソングを演奏しに行ったり、Final Examの初日からトランペットのセクションクリスマスパーティーがあったりと、普段の学校より早く終わってラッキーくらいの気持ちでした。
Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

U.S. Historyの教室。どこの教室にも必ず、アメリカ国旗と、テキサス州旗があります。

   普段の学校は、朝9時から授業がスタートするのですが “I pledge allegiance to the flag of the United States of America…” “Honor the Texas flag…”というものが放送されて、それが終わると一日がスタートします。最初はいきなりみんなが立ち始めてびっくりしましたが、今では日常のひとつになり、一連の流れをマスターしました(笑)。最初の方はてこずっていたEnglishとU.S. Historyは段々こつがつかめてきて、今は前ほど難しいと感じることはなくなってきました。U.S. Historyは最近、WWII(第二次世界大戦)のことについて学びました。アメリカ側から学ぶのは不思議な感じでした。アメリカではそんなことがあったのか、と初めて知ることも多く、面白かったです。特に、「アメリカは、原子爆弾を日本に落とすべきだったか、落とさないべきだったか。」というディスカッションは、アメリカの高校生の意見や、歴史の先生の意見がたくさん聞けて、楽しかったです。ホストマザーとWWIIのことについて日本の歴史の授業で教えられたことを聞かれて、話すと、面白いと言われました。こうやって、意見を交換することは日本からの留学生としてできることだなと感じ、日本のことをアメリカの人に私が、伝えられることがすごく嬉しかったです。
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CHICAGO!舞台のしたにJazz Bandが待機していて、生演奏!!

   アメリカの生徒は、見た目が日本人と比べて大人っぽい人が多いです。背も高いし、化粧もしているし、服装も私服なので個性が出ていて高校生とは思えない!と思う人をよく見かけます(笑)。1週間ほど前に、学校のTheatre Classのミュージカルの発表がありました。ミュージカルは、“Chicago“で、「あ、米倉涼子がやってたやつだ!」となり、さらに、Jazz Bandでバンドの知り合いが演奏すると知って、りこちゃんと一緒に見に行きました。劇は、本当にかっこよかったです。みんなが自信たっぷりで歌ったり、ダンスしたり、演技している姿を見て、すごく憧れました。知り合いを何人かみつけて、いつもとはまた違う姿で、みんながかっこよく感じました。アメリカの高校生はすごい!!と心の底から思いました。
Mizukiのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

ある日の4:30。スクールバスに向かって生徒全員が一斉に歩き出します。

   マーチングバンドが11月に終わり、今はコンサートシーズンです。授業を除くと、週に朝練が一回と、放課後練習が一回だけになり、毎日にゆとりができました。今までなかなかとれなかった家族と過ごす時間が増え、シスターとの仲も深まりました。シスターに「私にはシスターができたから、もう一人っ子じゃない!」と言ってもらった時は感動しました。すごい人見知りで、最初の1か月近くは全く会話をしてくれなかったのにな…と思い出すと泣けてきます。マーチングのシーズンの時は、日曜日以外にほとんど顔を合わせることがなかったのですが、最近はホストマザーとホストファザーが用事で出かけているときなど、二人きりで遊ぶことが増えました。シスターは、この家族の中で唯一の英語のネイティブスピーカーです。小さい子の英語は本当にかわいい! “thing” を “thingie” と言ってみたり、 “ginormous”, “humongous”みたいな言葉をよく使っていて、面白いです(笑)。私は日本の親戚の中で最年少だったので、シスターに「これ手伝ってくれる?」とか、「これなんて読むの?」とか、頼ってもらうたびになんだか新鮮で嬉しくなります。

   最近は、アメリカでの暮らしにある程度慣れてきて、最初の方の、「勇気をふり絞って、何かをする」という意識が薄れてきて、できないことがあっても、まぁしょうがないか、と妥協してしまう自分がいます。前はすごく嬉しかったはずの小さな幸せも見失いがちです。なので、新しいセメスターが始まったことをきっかけに、毎日、出来たこと、出来なくて後悔したこと、明日の目標、をノートに書き留めるようにしました。そうすると、毎晩、その日一日を振り返ったときに些細なことでも悲しい、つまらない、うれしい、幸せという感情を見逃すことがなくなってきました。明日を楽しい一日にするのも、後悔する一日にするのも結局は自分だということに気づき、毎日を大切にこれから約半年、また頑張ろうと新たに決心しました。

   最後までお読みいただき、ありがとうございました。また、3月もよろしくお願いします!

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