特定非営利活動法人 文際交流協会 (BIEE)
トップページ 私立高校留学高校留学・体験談高校留学Q&ABIEEについて
特定非営利活動法人 文際交流協会 (BIEE)
説明会
資料請求
メニュー

Kotaroのオハイオ州-アメリカへの高校生-留学-体験談4ヶ月目|高校留学ブログ日記

TOPページ > 高校留学・体験談(日記) > Kotaroのオハイオ州-アメリカへの高校生-留学-体験談4ヶ月目|高校留学ブログ日記

Kotaroのオハイオ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 4ヶ月目

 

  人生初めてのサンクスギビングが終わり、寒い寒い冬が近づいて来ました。ここオハイオ州の北部は冬になると毎日-何℃という日が続くとても寒い地方です。今までマイナスの世界で暮らしたことのない僕は冬を乗り越えられるか今から不安です。

Kotaroのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

我がオハイオ州をトランプ氏が取った際の写真

11月の一大イベントはなんといってもアメリカ大統領選挙があったことだと思います。アメリカ国内だけでなく、世界中が注目していた選挙であり、結果としてドナルド・トランプ氏が次期アメリカ大統領に就任される事となりました。日本国内では、まさかトランプ氏が当選するわけない。と大半の人が思われていたかもしれませんが、夏からアメリカ国内にいた僕はバラク・オバマ現大統領の人気のなさや、異様にもトランプ氏派が多いのを知り、日本として利益がないトランプ氏が大統領になることを恐れていました。ホストファミリーはトランプ派。人それぞれみんな考えが違って、熱くなる。政治についてこんなにも熱くなれるアメリカは素晴らしいと感じました。日本では政治が何かと絡むのはタブーという風潮が強く、若者は政治に関心が薄い、投票率が低い などアメリカに比べて政治・選挙について劣っているなとつくづく感じました。日本にもこの様な他国のいいところはぜひ見習って欲しいと感じました。


僕にとってこの11月は大きく成長し自分の中に劇的な変化をもたらすことが出来た月だと感じています。一つは友達関係。もう一つはスポーツのこと。

Kotaroのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

 

僕は予想以上にアメリカに来て友達を作ることに苦労しています。今まで母国語では友達関係に苦労したことがなかった僕にとっては初めての試練です。ここアメリカでは留学生だからと言って一切待遇はなし、誰も話しかけてくれる人はいません。先生も自分から言わない限りただ引っ越してきた子だと思っています。また自分から話しかけても拙い英語だと相手にしてくれない子も多くいます。日本人の優しさやフレンドリーさを日々思いつつ、こんな環境でどうやっていい友達を作ればいいんだ。と最初は戸惑ってしまいました。ここでは日本と違って自分のクラスというものはありません。日本の大学の様に取っている授業を受けて帰る、そんな感じです。各授業は色んな学年・男女が入り混ざっていて毎回全く違うメンバー。休み時間はランチタイムの30分だけ。放課後はスポーツチームに入っていないほとんどの人は即帰る。だから授業やスポーツチームでしか友達を作る機会はありません。僕は授業内でいつもヘルプしてくれる友達や一緒にグループワークをしてくれる友達はすぐに作ることが出来ました。みんなとても優しくてフレンドリーな友達たちです。でもそれらの子たちはあくまで各授業で話したり作業したりする友達。放課後遊んだりする友達とは別です。また僕の住んでいる町には公共交通はありません。だから移動は全て車。アメリカでは免許は16歳から取れるので、僕を含め僕の学年の子はみんなまだ子供だけで出かけることは出来ません。スーパーに少し買い物に行くのだって親が必要になります。それゆえ放課後遊ぶとなったら、家の近くに住んでいる友達を作るしかありません。これがまた親友作りを妨げている大きな要因の一つでもあります。近くに住んでいる子たちの中から友達を作る。これらの理由から僕は友達作りにアメリカに来てからずっと悩んでいました。
そして今まではホストシスターの友達のパーティーによく連れて行ってもらったり、ホストブラザーと共に遊びに行ったりと、受け身でしか人の家に遊びに行くことが出来ていませんでした。でもやっぱり1年間過ごすのだから自分で近くに住んでいる友達を作り、自分から遊びに誘おう!と11月初旬に決心したのです。隣の通りに住んでいてたまに遊んでいるフレンドリーな子と仲良くなるために僕は必死に学校で会話を続けやっと1週間くらいして、放課後や休日に彼の家に遊びに行っていいか聞くことが出来ました。僕の住んでいる所では近所の子と遊ぶ場合は基本アポイントメントなしでとりあえず友達の家を訪ねるのが普通です。だから僕はその子の家に遊べるか訪ねることが出来るようになったのです。これは僕にとっては大きな一歩だと感じています。平日はスポーツで忙しい僕ですが、土日は宿題が終わり、家族でのプランもない時など、たまに暇になることがあります。その時に自分で気軽に遊べる友達が出来たのです。そして11月下旬、遂に自分から友達を誘い遊びに行くことが出来ました。ただ今まで相手から誘ってもらっていた友達を自分から遊びに誘っただけ。たったこれだけのことですが、僕にとっては大きな成長だなと感じています。

大きく変化をもたらすことが出来たもう一つのことはスポーツのこと。秋シーズンはクロスカントリーチームに入っていて毎日練習に追われていました。そのクロスカントリーも11月初旬に完全に終え、しばらく走りこむ毎日とはお別れになってしまいました。最後のレースから1週間程たった夜にお疲れ様パーティーな様なものがありました。みんな少しずつ夜ご飯やデザートを持ち寄って、コーチから一人一人賞と今シーズンの出来栄えを言われるのです。アメリカの素晴らしい点は決して良い戦績を残さなくても努力して頑張っていれば褒めてもらえるということです。日本では素晴らしい戦績を残したり、トップの人たちが称されたりする傾向にあります。でもここアメリカでは違うのです。事実、僕は決して速いランナーではありませんでした。でもコーチは最初から温かく受け入れてくれて、最後まで支えてくれました。元々ランナーではなかった僕はみんなのサポートなしでは絶対ここまで続けてられなかったと思います。その様な日本にはないアメリカ独自の温かさは素晴らしいなと感心させられました。春シーズンにあるトラック&フィールドには僕はテニスに参加するため参加できませんが、ちょこちょこ顔を出したいと思っています。

Kotaroのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目
Kotaroのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

(写真は僕を含む高1が表彰されている時と大好きなコーチとの写真)

そんな大好きなクロスカントリーが終わった僕は冬シーズンは学校のチームには入らなかったので、ホストブラザーと平日毎日YMCAという大きなスポーツ施設で春シーズンに向けて鍛えようということになりました。ここの地域では多くの若者や家族がYMCAに通っており、走ったり筋トレをしたり鍛えています。

クロスカントリーをしていた為、毎日走らないと気が済まなくなってしまった僕には絶好の場所だったのですが、やっぱり4年間続けてきたテニスがないと何か物足りない。でもまだテニスチームの子は知らないし、テニスしようがない。と思って最初は諦めていました。でもやっぱりテニスをすることを捨てきれなかった僕は、学校のテニスのコーチを自ら探しに行きました。そして自分のテニス愛や春にチームに入ることなどを伝えると、なんとコーチが放課後何回か冬に打ち合いをしてくれるというのです。もちろんここオハイオ州では真冬はたくさん雪が降るため、外では練習ができません。だから雪が降るまでひとまず練習に付き合ってくれるというのです。なんて優しいコーチなんだ!と僕は感激し、お願いして実際に何回か打つことが出来ました。そしてコーチは「私なんかと打つよりも、君は上手いから隣町のテニスクラブに通うことをおススメするよ」と言って僕のホストママにもそのことを話してくれたのです。

そして後日ホストママと共に、そのテニスコートを訪れました。屋内クレーコート5面のテニスクラブは僕にとって最高の環境でした。真冬に雪が降っていても気にせず通える絶好の場所です。そして冬の間は週一回のレッスンと週三回の試合練習に通うことに決めて、今通っているところです。ここには僕と同じくらいの友達やもっとうまい人たちがたくさんいます。みんなとてもフレンドリーで自分でもびっくりするくらいみんなの中に自然に溶け込むことが出来ました。それからすぐ同じくらいのレベルの友達ができ、練習日以外にも一緒にテニスしに行ったりと既にテニスライフを満喫しているところです。春に学校のテニスチームに入るまではここで楽しみつつ鍛えたいと思っています。

こんな地道なことではありますが、これからも少しずつ自分で自分のためにたった1年しかない高校アメリカ生活をエンジョイしたいと思います。

Kotaroのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目
Kotaroのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

11月下旬にはもう一つ大きなイベントであるサンクスギビングがありました。ホストママの兄弟家族が集まって、みんなでTurkeyを中心としたたくさんの美味しい料理を食べました。学校も約1週間休みになったりと良いこと尽くしのサンクスギビングブレークでした。

サンクスギビングが終わると、やってくるのはブラックフライデーです。日本でも最近有名になってきていますが、アメリカとは規模が違います。1年で最も物が売れる日と言われていて、物がとても安くなりみんな爆買いをします。時には90%オフといった日本では考えられない値段の物がたくさん売られているんです。だから前日の夜6時から始まるブラックフライデーはまさに競争。大きな店では警察が暴行が起きないように警備しており、まさに70年代のオイルショックの品物不足みたいなことが毎年この2日間行われているのです。(オイルショック経験者ではありません(笑))
僕もホストファミリーと前日の6時前からウォールマートに行き、従弟のクリスマスプレゼントや破格の商品をたくさん買いに行くことが出来ました。日本ではこんな一気にたくさん買い物をする機会はなかったので貴重な体験でした。

Kotaroのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

この秋の収穫祭であるサンクスギビングが終わると、みんな一斉にクリスマスに向けてデコレーションをしたり、プレゼントの準備を始めたりします。アメリカでのクリスマスは今から待ちきれません!!

様々な行事があり一瞬にして過ぎて行った11月。自分では全く伸びている実感のない英語力に不安を抱えながらも、毎日楽しく有意義に過ごしていきたいです。日々後退する日本語力で体験記を書く辛さを感じながらなんとか書き終えることが出来ました。さらに拙い日本語ですが最後まで読んで頂きありがとうございました。


← Kotaroのアメリカ高校・留学・体験談・一覧へ戻る

「高校留学 資料請求」詳しくはこちら   「高校留学 説明会」詳しくはこちら
ページトップ
Copyrightc 2018. NPO BIEE All Rights Reserved.