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Hinaのカンザス州-アメリカへの高校生-留学-体験談8ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Hinaのカンザス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 8ヶ月目

 

   最近のカンザスは、今月20日に春を迎えて暖かさが増しました。しかしかと思えば、ある日急に冷えて雪がちらついたりと、相変わらず波のある気候が続いています。

Hinaのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目この一ヶ月は、特に風のように早く過ぎたように感じます。ただ毎日がひたすら流れていって、私はもう留学の終盤に立っているのだと実感し、以前に増して複雑な気持ちが湧いてきます。留学今までの8か月を振り返ると、とても長かったです。しかし同時に、本当に短かったです。3月の中盤にあった1週間の春休みを境に学校の4分の3が終了し、今私たちは1年の最後を締めくくる時期にいて、卒業式とその後の長い夏休みを楽しみにしながら、毎日を過ごしています。学校にある卒業式までのカウントダウンは、50日を切りました。

最近友達に、「ひなが日本に帰っちゃったら寂しくなる」とよく言われます。でもそのフレーズはただ、彼らと離れなけれがいけない日が近づいていると、今の私に現実を見せるような感じです。また友達は私に、「日本の家族や友達に会うのは楽しみ?」とよく尋ねます。私は必ず、「もちろん、でもアメリカの家族や友達もすごく恋しくなる。」と答えます。なぜなら、私の家は日本なのでいつでも"帰る場所"であるのに対し、アメリカにはいつ戻って来られるか不明だからです。でも私は友達にそう尋ねられる度に、「絶対戻って来るって約束する!」と言っています。今では、本当にここで過ごすことが大好きで、第二の自分の家だと思っているからです。8か月前、日本を去る前に感じていた、「アメリカに行くなんて信じられない」という思いのように、なんだか今は、3か月以内に日本に帰るということが信じがたいです。

春休みには、同じ年のホストシスターの付いて行き、あるアメリカの大学へ見学に行きました。日本の大学しか知らなかった私にとって、とても良い経験になったと感じます。そこは音楽やアートなどの科目を豊富に学ぶことのできる大学のようで、広い舞台や専門的な科目を受けるひとつひとつの教室が印象的でした。またそこは、アメリカには少なくないクリスチャンの大学のひとつで、大学ツアー中に行われた大学内での礼拝の壮大さには、とても圧倒されました。

Hinaのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目またカンザス州の街にでて、家族で第一次世界大戦の資料館にも行きました。実はそこは、10月にアメリカ史の授業の野外研修で訪れた所でした。一度すでに行った所なので、まあ同じ経験が二度できるのもいいことだな、といったような大きな期待もなく訪れました。しかし!そこにいって気がついたことは、資料館の中にある短い映画を見て、5か月前自分は全然英語を理解していなかったということ、また今では何を言っているかを理解出来るのだということでした。また資料館にはたくさんの資料の説明がボードに書かれているので、その内容を知るには英語を読まなければいけないのですが、以前訪れたときには、それをあまり読もうとしなかったこと、読もうとしても時間がかかり結局内容が理解できていなかったのだということを思いだしました。しかし今回訪れた際には、知りたい情報は読んで理解をすることができ、資料館見学を以前よりも楽しむことができ、さらに理解も深まったので、また、5か月後の自分の英語力の伸びを体験することができたので、再度行くことができて良かったです。

今月気づいたことは、英語を話す際に、今までアメリカ人が使っているのを聞いたことはあっても、実際自分にとって新しい言い回しだったりして使ったことのなかった言葉が、会話を交わすうちに自然に出てくるようになっていることです。11月のレポートで、私はこう述べました。"何が難しいかと言うと、英語が聞けて理解できても、聞いた文章をそのまま自分が話そうとすると、できないのです。それでは、日常で使われる英語が理解できるだけで、実践的に使うことができず、会話のスキルが伸びないままでいるはずだと気が付きました。なので、これからの私の目標は、人が話す英語をただ単に聞き取って満足するのではなく、頭でその文章もう一度繰り返して、単語ひとつひとつを聞き取るようにし、新しい単語や英語の使い方を取り入れて覚え、またそれを実際に使って話してみることです。" 私はこう決めてから出来るだけ、このように、聞く英語をただ聞くのではなく、脳内で簡単に、時制的な文法はどう組み立てられているかや、受動態として話される文に注目したりなどを実践していました。きっとそのおかげで、今では友達や家族が話す英語を、上手く自分の英語として取り入れることができるようになったのではないかと思います。

3月に入ってから、サッカーの練習が本格的に始まりました。日本にいる弟の練習に付き合って軽くボールを蹴るなどしか、サッカーを経験したことのなかった私は少し心配していたのですが、サッカー部にいる生徒たちはみんなすごく優しくて、関わりやすい友達が多いので居心地が良いです。初めて話す子も多く、新しい友達もさらにできて、サッカーの練習を楽しんでいます。もちろん能力を見るためのトライアウトもあり、私は二つあるチームの中の二つめ、つまりレベルの低いチームに入れてもらうことになりました。コーチは、みんなが平等にフィールドに出てプレイ出来るようにということでチーム分けをしてくださるので、初心者の私にとって良かったと思っています!初めての他校との試合では、4-2で勝つこともできてとても嬉しかったです!私のチームには初心者もフレッシュマンの生徒も多く、技術のない私がいるようなチームですが、みんな仲良く、また目標の高いチームです。アメリカの学校の部活にはもちろん、日本のものとは違って、学年による上下関係は全くなく、みんなで楽しんでできるというような傾向があるので、私にとって良い経験となっていますし、部活のシーズンが終わるまでも良い経験になりそうです。

Hinaのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目今月、一生忘れられないであろう、とてもエキサイティングな出来事がありました。日本にはないアメリカの高校の一大行事のひとつ、"プロム"。簡単にはアメリカの高校でのダンスパーティーで、男の子が女の子を誘うのが基本的な伝統です。プロム、その響きだけで私は本当にワクワクしていて、また学校の女の子たちがドレスの色やデザインで話題になる中、私も最高学年に入れてもらっているので参加出来るということから、すごく楽しみにしていました。もちろん男女だけでなく女の子同士でプロムに行くことも大きな楽しみで、私は仲の良い友達と一緒に行く計画を立てていました。もちろん男の子から誘われることなんてないと思っていたからです。しかしある日英語のクラスに入り、いつものように席が前後の男の子と話している際、彼がクマのぬいぐるみと、"prom?"という文字の書かれた大きなクッキーを渡してくれ、誘ってくれたのです!決して期待はしていなかった、また私の夢であったプロムにこんな私が誘われてしまいました!それから私はすごく舞い上がっていて、友達とドレスの下見ショッピングに行き、ホストシスターたちとドレスを選びに行きました。プロムは4月18日なので、それに向けて、それまで学校生活頑張ります!

3月28日には、留学のプログラムを通してカンザスに滞在している留学生約10人が集まり、カルチャーフェアという行事を持ちました。そこでは、日本、スペイン、ブラジル、ドイツに、スコットランド、セルビアからの留学生がそれぞれ国のブースを作り、自分たちの国やそこでの生活について、地域から訪れる人々に紹介するという行事が行われました。留学を始めて4か月くらい経った頃でした。日本のことを学校の友達に聞かれても、うまく説明できないのが怖くて、自分の言いたいこともわからないまま伝えることができず、悔しくて、留学生として自信を失くして、日本人の代表として恥ずかしいというような思いをたくさん、数え切れないほどしたのを思い出しました。しかしこの行事を通して気づいたことは、ランダムにいくつも聞かれる質問に、なんの問題もなく応えることができるようになっているということです。

帰国の日が段々と近づいて来ている今、今月は後で困らないように、こちらでは使わない品を大きな箱に詰めて日本に送るなど、私も少し、帰る準備をする気持ちの準備ができてきました。滞在中に最後にホストファミリーや先生、友達にお礼として出来ることは何か、また日本へのお土産で何を用意しておけばいいかなど、たくさん考えることがあります。何をするにも遅くならないように、帰る前にしておかなければいけないことを少しずつ準備していきたいです。


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