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Asukaのテキサス州-アメリカへの高校生-留学-体験談9ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Asukaのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目

 

こんにちは。テキサス州のLaredoに留学中のAsukaです。
もう5月、日本では平成が終わって、新しい時代を迎えたようですね。アメリカにいると実感が全くないです。


はじめに

このレポートを書いていて気付いたのですが、今からちょうど1年前のゴールデンウィーク、私は日本での留学前のオリエンテーション合宿に参加していました。留学に向けていろいろな準備をした中で、特に印象に残っているのが、面談の時に聞かれた「自分のことが好きか」という質問です。1年前の私は、「自分のことは好きじゃない」と答えました。留学をしたからといって自分のことを好きになるとも思っていなかったです。でも、少し前にふとこの質問が頭をよぎり、そのときに気付いたのは、今同じことを聞かれたら、「自分のことが好きだ」と答えるだろうなということです。アメリカに来てから、日本で想像していた以上に大変なことやつらいことに直面したおかげで、それを乗り越えたという経験が無意識のうちに自信になっていたのだと思います。これから留学に行く人も、今は自分のことが好きじゃなくても、いろいろな経験をする中で、自分の強さにきっと気付けると思います。さて、ここからは本題にうつり、私の通っている学校のことを中心に紹介しようと思います。


春学期の学校生活

まずは、1月から始まった春学期の授業のことから書きます。今学期履修している授業は、AP English Language, Spanish 1, Anatomy & Physiology, Theater Productions, AP Calculus ABの5つです。秋学期はどんな科目があるのかもよく分からないまま選んだのですが、今回は事前に友達にリサーチしたおかげで面白い科目を選べました。


<AP English Language>

留学生は1年間英語をとらなくてはいけないので、前期は10年生のクラス、今期は11年生のクラスをとっています。なぜかAP(Advanced Placement)、現地の英語が得意な人のクラスに入ったので、レベルがかなり高めですが、先生が素敵なマダムという感じで面白くて、友達とも喋れるのでとても楽しいです。内容は、今のところ、5月にあるAP Exam(5段階で3以上をとると大学の単位に換算できるテスト)に向けた対策が中心で、過去問(文章題とエッセイ)を解くことが多いです。また、長期の課題で、リストから1冊本を選んで読み、エッセイを書くというものもあります。私はリストの中で1番短かった「カフカの変身」を選んだのですが、実はずっと課題の存在を忘れていたのでちょっと焦っています… 授業は他の子より一生懸命やらないと追いつけないので、宿題のEssayは1番早く提出するようにしたり(本の課題は除き…)、先生に自分から添削してもらいに行ったり、やる気次第で先生も面倒を見てくれます。アメリカに来る前は、留学に英語力の上達はあまり期待していなかったのですが、このクラスのおかげで英文を速く読んで問題を解く力がついた気がします。正直難しい単語はすっ飛ばしても何とかなります。また、このクラスをとってよかったと思うもうひとつの理由は、授業の一環で、アメリカの有名な大学や軍隊のアカデミーにいった卒業生との交流会、大学の説明会などのイベントに頻繁に参加できることです。日本にいるとなかなか機会がないので、アメリカの大学生活や、厳しい軍隊の話を聞けていい刺激をもらえました。


<Spanish 1>
私の街はメキシコとの国境で、ほとんどの人がスペイン語を話すので、学校にはSpanish 1から4(AP)まで豊富にクラスがあります。私のとっているSpanish 1は初心者向けのはずが、メキシコから来たスペイン語しか話さない生徒もいてレベルがばらばらなので、先生はスペイン語と英語半々くらいで説明してくれます。日本でのBIEEの説明会で、SAの方からスペイン語のクラスは大変だと聞いていたので心配だったのですが、私のクラスは拍子抜けするくらいゆるいです。毎日5文くらいの日記をスペイン語で書いて、週1で単語と文法の課題をやります。辞書を使えるのですごく簡単で、だいたいいつも10分くらいで課題が終わり、残り70分はほぼ自由時間です。話し相手がいないのでちょっと退屈ですが、私は他のクラスの宿題をすることが多いです。あとは、たまに映画を観たり、ラテンアメリカの国についてのプレゼンをしたりもしました。このクラスのおかげでスペイン語が上達したとは正直思わないですが、ヒスパニックの文化の勉強にはなったのでよかったかなと思います。ただ、ちょっと残念なのは、先生がサッカー部のコーチで、とてもいい人なのですが、サッカーシーズン中は忙しくて授業は片手間という感じでよくSubstitute(授業はしない代理の先生)が来ることです。Substituteの日はほぼ何もしないので、80分暇を持て余すことになります。日本の高校では、先生が別の用事で授業をスキップするなんてありえないことなので、とても恵まれた環境だったんだと気付かされました。


<Anatomy & Physiology (解剖学・生理学)>

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目

このクラスは今学期1番楽しい授業です!私の学校には、解剖学の他にも、Forensic Science(犯罪科学)、Environmental Science など、日本にはない珍しい理科の科目がたくさんあります。私は中学校でやったカエルの解剖が面白くて、高校のうちにまたやりたいと思っていたので解剖学をとりました。クラスでは、生理学の授業をして理解を深めてから解剖に移り、これまでに、ネズミ、鶏の手羽、羊の脳・心臓、牛の目、うさぎなどを解剖しました。ネズミとうさぎは1匹丸ごと解剖できてかなり楽しかったです。解剖は4人くらいのチームで、友達同士のこともあれば知らない人と組むこともあります。実験や解剖があるクラスは、話したことのなかった人とも作業する機会がたくさんあるので友達ができやすいと思います。

生理学の方は、単元が終わるごとにテストがあり、組織や筋肉の名前を英語で覚えなければいけないので単語は難しいですが、暗記は得意な方なので大丈夫です。さらに、友達がテスト前にまとめプリントを作ってシェアしてくれたり、カフェや図書館で一緒に勉強したり、すごく助かっています。クラスが始まってからすぐに仲良くなれたので、昼休みにみんなで集まって、日本のカップヌードルとインスタント味噌汁を作って食べたこともありました。また、友達の1人はホテルで働いていて、日本人が泊まりに来たときに日本語のフレーズを教えてあげたこともありました。みんなは夏から大学生になるので、バイトで貯めたお金で日本に行きたいと言ってくれたときはとても嬉しかったです!


<Theater Productions>
これはOne Act(演劇)のクラブのメンバーがとる、大会に向けた練習のためのクラスでした。大会が終わってからは、しばらくのんびりして、5月中旬に学校で行うショーに向けての練習を最近再開しました。もともと仲の良い友達とのクラスなので、教室はリビングのような感じでとても居心地がいい場所です。


<AP Calculus AB>
私の学校では、ほとんどの科目は1学期単位なのですが、APクラスはテストに向けた1年間の継続コースもあり、先生に勧められたのと、数学はやっておいたほうがいいかなということで秋学期と同じクラスをとりました。日本よりかなり進みは遅いので、ちょっと退屈に感じる人もいると思います。前期はクラス内外でいろいろと楽しいアクティビティをやったのですが、今学期は5月のAPテストに向けてずっと座学です。でも、来週テストが終わったらもう何もしないらしいので、みんなそれを楽しみに今は頑張っています。


クラブ

今学期もUIL One Act Play(演劇)とMathを続けています。音響を担当したOne Actは、12月から練習を始め、3月に大会(インターハイ)が始まりました。台本はホロコーストを生きた姉妹のお話で、初戦のDistrictでは、チームの賞の他に、個人賞のAll Star Crewをもらい表彰してもらいました!
かなり早く負けてしまったのですが、結果が全てではないので、今月学校で行うパブリックショーでは誰かの心に響く劇ができたらいいなと思います。

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目

そして、Mathの方は、前期に参加していたいろいろな高校での招待試合を経て、3月末に本番、インターハイの初戦のDistrictが行われました。Number Sense(暗算)で個人&チーム1位、Mathematicsでチーム1位になり、San AntonioでのRegionals(勝つと州大会に行ける)に進むことができました!
チームメイトは6月に卒業するSenior(12年生)が多く、日本に帰る私も今年が最後の大会だったので、みんなでStateに行こうと頑張っていたのですが、Regionalsはあと一歩のところで負けてしまいました。その後数日は、間違えた問題が夢に出てくるくらい悔しかったですが(笑)、みんなで頑張った時間は一生忘れないし、今回負けたこともきっとこれからの人生の糧になると思います。日本の中学高校では、部活には入っていたものの、特に熱中できることもなくなんとなく毎日を過ごしてきたので、少しの間でしたがアメリカで夢中になれることを見つけられていい経験ができました。


また、ちょっと話は変わるのですが、来年からのNumber Senseのチームと先生のために、私が小学校のときに習っていたそろばんを教えることになりました。そろばんのおかげで暗算が速くなったという話をしたら、先生が興味を持ってくれて、日本から送ってもらったそろばんを使って普及活動中です。先生は、アメリカでは電卓が普及しすぎて子供が計算をしなくなっているから娘に買いたいと言ってくれました。先生と友達にはお世話になったので、日本のそろばんを紹介してお返しができたらなと思います。アメリカの高校は、日本の「学校」のイメージとは全く違って、先生と生徒の距離がとても近く、友達同士もとても仲が良いです。また、部活やクラブが盛んで、大学のアプリケーションや奨学金制度でも、テストの結果よりも課外活動や人格が重視されるのはいいなと思いました。8月に学校が始まってからほぼ9ヶ月を過ごし、はじめはなんとなく“visitor”のような気持ちだったのも、今ではもうちゃんとした学校の一員になれた気がします。生徒はいい人ばかりで、想像していたよりも遥かに多くの友達ができ、このまま卒業できたらどんなに楽しいだろうと思うのと同時に、文化祭や宿泊研修などがたくさんあった日本の高校がちょっと懐かしい気持ちもあります。あと3週間で学校は終わってしまいますが、「まだ」3週間もあると気持ちを切り替えて、ダラダラしないように最後まで精一杯楽しみます!


ホストファミリーとの時間

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目

1月から3月までは、クラブの放課後の練習で家に帰るのが遅く、ホストファミリーと過ごす時間が短くなってしまってずっと申し訳なかったのですが、大会のシーズンが終わった4月中旬からは久しぶりに早く家に帰れるようになりました。夕方5時には家に着き、8歳のホストシスター Ariel や9ヶ月のブラザー Maui、近所の小さい子ども達と毎日のように遊んでいます。今の時期は雨が降らずいい天気なので、庭にあるトランポリンや家の前の道路でシャボン玉をしたり、たまにいとこの家のプールに行ったりします。日本では一人っ子で、家に帰って兄弟や近所の子と遊ぶ経験をしないで育ったので、とても新鮮で楽しい時間です。

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目

ワシントンDCで買ったお揃いのTシャツ:)

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目

最近完成したいとこの家のプール!


プロムアメリカの高校の一大イベント、プロム
なんと私も友達と行くことになりました!プロムは12年生の卒業パーティーなので、本来なら私の学年(10年生)は参加できないのですが、友達が先生に交渉してくれて、私も校長先生と話し(!) 、特別にチケットを準備してくれることになりました。
また、学校では、プロムの1ヶ月前くらいからプロムプロポーズ(プロムに一緒に行こうと誘う告白)が毎日のように行われ、彼氏が彼女のためにクラスを貸し切ってプロポーズしたり、バラをあげたり、ランチの時間に、1000人くらいが見ている舞台の上でサプライズをしたり、アメリカらしくみんな大盛り上がりでした。私の友達もプロムプロポーズを企画してくれて、サプライズで手作りのポスターとお寿司をもらいました!日本っぽいことを考えてくれたのがすごく嬉しかったです。今週末に迫っている人生一度きりのプロム楽しんできます!


終わりに

プロムが終わると、アメリカにいれるのもあと数週間しかないですが、自分の気持ち次第で濃い時間にできると思うので頑張ります!
最後まで読んでくださってありがとうございました!

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