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Asukaのテキサス州-アメリカへの高校生-留学-体験談6ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Asukaのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 6ヶ月目

 

   こんにちは!そして明けましておめでとうございました。あっという間にもう3月、春になってしまいました!テキサスの冬は日本の真夏のような天気で、2月なのに35℃くらいの日もあって、3月からはどんどん暑くなるみたいです。快適といえば快適でしたが、雪は見たかったです!
実は2月にレポートを書き終わっていたのですが、その直後にいろいろと事件があったので、またレポートを書き直すことにしました。最初からつらかったことを書くのもあれなので、まずは、楽しかった年末年始を紹介します。

クリスマス!
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

パレードの様子。先生達も派手なコスプレ

学校では、クリスマスパレードがあったり、Jingle Bell DayやChristmas Socks Day、Ugly Sweater Dayなど、みんなでコスプレをする週があったり、みんな盛り上がっていました。私も、クリスマスの靴下や、ホストファミリーから借りたサンタの帽子を着て学校に行きました。日本でやったらかなり恥ずかしいけれど、アメリカだとあまり気にならなかったです!

また、家でも、デコレーション好きなホストマザーの影響で各部屋にクリスマスツリーがあり、私も折り紙で星や靴下のオーナメントを作って小さなクリスマスツリーを飾り付けしました!来年からも使ってくれると嬉しいです。
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

そして、12月のはじめには、アメリカのクリスマスの伝統で、The Elf on the Shlefという有名な絵本に出てくる小さい男の子(Elf)のぬいぐるみが家にやってきました。Elfは、北極にいるサンタさんのお手伝い役で、いつも家の色々なところから子供達を見守って、毎晩北極のサンタさんに報告しに行き、翌朝にはまた家のどこかに戻ってきます。ホストシスターはSweetsugarと名付けて、毎日どこにいるか楽しみにしていました。サンタさんへの手紙もElfに届けてもらうので、私も手紙を書いてElfに渡しておいたら、ちゃんと返事の手紙が届きました!長文で私のことを気遣ってくれる内容で心が温かくなりました。 アメリカには、クリスマスを楽しむ工夫が沢山あって、私も小さいときにやりたかったなぁとアメリカの子供達が羨ましかったです。
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

可愛すぎたホストブラザー

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Sweetsugar(運転席の小人)と、サンタさんへの手紙

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目
また、ホストファザーは、国境警備の仕事の関係でFBIのクリスマスパーティーに連れて行ってくれました!お父さんは普段から職場の人をよく紹介してくれて、FBIはアメリカの怖い警察のイメージでしたが、本当にいい人たちです。日本でもFBIは有名だよと伝えたら、FBIの人とクリスマスパーティーしたよって日本で自慢できるねと言われたので書いてみました(笑)。 クリスマスイブには、おばあちゃんの家で親戚みんな(30人くらい)とクリスマスパーティーをしました!おばあちゃんからメキシコ料理のTamalesの作り方を教えてもらったり、いとこ達と花火をしたり、夜には親戚中でプレゼントを交換したりしました。プレゼントは、私が好きだと言ったシリーズの本やパズルに名前入りのグッズなど、持ち帰れないくらい沢山の心のこもったものをもらい、一生忘れないと思います。 家族みんなで集まれて最高のクリスマスになりました。

お正月
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庭でやったお正月の花火

大晦日にはいつものようにおばあちゃんの家に集まり、私の作った日本のチーズケーキやCarne Asada (BBQ) を食べて、夜10時頃から花火を始め、12時にクラッカーでお祝いして、すぐにワイングラスに注いだコーラ(私は炭酸が飲めないので水)と12粒のぶどうを食べました。アメリカではカウントダウンは盛大かと思いきや、日本では毎年恒例だった初詣やおせち、家でのんびり観る年末年始のテレビがないと何となく年越しをした気分にならなくて、私の2018年は思ったよりあっさり過ぎ去っていきました。日本にいたときは、正直おせち作りや初詣はめんどくさいなーと思ってしまうこともありましたが、それが恋しくなるなんて、やっぱり私は日本人でした(笑)。

学校生活-Spring Semester
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

クラスメイトと避難訓練で記念写真

さて、私の高校では1月9日から春学期が始まりました。秋学期の始めの数日間のことは今でも鮮明に覚えているし、1日がとても長く感じていたのに、6ヶ月以上経ち、慣れてしまった今では1週間、1ヶ月もあっいう間で、一日一日の大切さが薄れてきてしまっている気がします。学校が始まったばかりの頃は、誰かが廊下で挨拶してくれただけでも日記に書くくらい嬉しかったのが、今ではもう日常の一部です。でも、私もアメリカの友達がやってくれるようにニコニコ挨拶する習慣がついて爽快です。また、家で少し大変なことがあっても、学校では楽しく過ごせて、どこかひとつでも明るい自分でいられる場所があるのは留学生にとってすごくいいことだと思います。

One Act
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なぜか亀の衣装を着せられた日の練習風景念写真

そして、今学期になって1番の変化は、UIL One Act Play(クラブ)に入ったことです。UILは前回のレポートにも書いたように、テキサス州の大きなリーグで、One Act Playは日本の演劇のようなものです。私の高校は本物の俳優だった先生がいて、一昨年は州大会まで勝ち進んだちょっと強い演劇部です。州まではいかなくても何回かは勝ちたいなーというのが目標です。
正直、日本にいたときは演劇部とは無縁の生活で、まさか自分が入るとは夢にも思いませんでしたが、今はとても楽しんでいます。学期にとっていたTheater Arts (Drama)のクラスの先生にOne Actのコーチで、One Actのメンバーになって私に留学生活をもっと楽しんでほしいということでオーディションに誘ってくれて、無事に音響のクルーになることができました。今回やっている台本は、Dark Roadというホロコーストを生きた悲劇の姉妹のお話で、私は劇中で使う曲を選んで流す担当です。
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

メンバーとランチ

先生は、私が留学生ということでアメリカ人とは違うセンスを持っているんじゃないかと期待して選んでくれました。音楽は元から好きだったので、無数の曲の中から使える曲を探す作業も楽しめました。どんなにいい曲でもみんなにこのシーンには合わないと言われたらそれで終わりですが、逆に曲がシーンにぴったりハマったときはすごくやりがいを感じます。たかがクルーとはいえ、台本を理解しないといけないので、英語の勉強にもなるし、日本ではきっと経験できないレベルの演劇に触れられるので、少しでも興味があったらおすすめです。
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

ちょっとプロっぽい

ただ、練習が毎週月曜から木曜の放課後19時、今は大会直前で20時までリハーサルがある忙しいスケジュールで、オーディションが終わってからもしばらく実際に入るかどうか悩んでいました。One Actに入ると、平日の夕方にホストファミリーと過ごす時間が減ってしまって申し訳ないなあと思いつつお願いして、ホストファミリーも最終的には許してくれました。ただ、送り迎えは厳しいということで、友達何人かのお父さんお母さんが毎回家まで車で送ってくれて、いつも助けてもらっています。

 

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

Eagle Passへの遠征

学校の友達は本当にみんな優しくて、いつも気にかけてくれてとてもありがたいし、反対に、留学生ということを忘れて普通のアメリカ人の友達のように接してくれるときもまた嬉しいです。友達や先生は、教室のクローゼットにかくまうから日本に帰らないで!と言ってくれて、できることならそうしたいくらい学校は楽しいです!

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目
この前は、友達にスペイン語を教えてもらったので、お返しに私はみんなの名前をひらがなとカタカナと漢字でメモ帳に書いたら、ある子はその紙を財布に入れていつも持ち歩いてくれています(笑)。 それが好評だったので、バレンタインにもチョコのバッグに日本語で 「ハッピーバレンタイン」、それと名前を書いて友達に配りました。40個くらい作ることになって、時間はかかったけれど、みんなとても喜んでくれました!アメリカの学校のバレンタインは、日本と同じように友チョコもたくさんもらえる一方、カップルの間には花束やぬいぐるみなど豪華なプレゼントが溢れて、みんな幸せそうな1日でした。

愛に溢れたたくさんの友達ができて、学校は順調すぎるくらい順調に進んでいるのですが、一方で、ホストファミリーとはこの3ヶ月大変な時間を過ごしました。

ホストチェンジの危機
去年の8月4日にホストファミリーと出会い、ちょうど6ヶ月が経った2月4日。それは突然のことでした。夜家に帰ると、ホストファミリーに話があるといわれ、もう私のことをホストできなくなったと告げられました。ホストできなくなった理由は、ホストファミリーからみた私の中の優先順位が、学校→友達→何かを達成すること→ファミリーで、家族のことを1番に優先していない状況ではホストを継続できないとのことでした。確かに最初の頃は、きっとどの留学生も抱く、友達と沢山遊んで、学校生活も充実させたいという気持ちが私の中にもありました。でも、私のホストファミリーはヒスパニックの中でも特に家族が最優先で、なによりも家族を大事にする家族だということが分かってから、それに適応しようと頑張ったつもりでした。正直、学校の成績のことは途中からどうでもよくなったし、ホストファミリーとの時間をとるために、友達にリサーチして宿題の少ないクラスを選び、家では勉強しないようにして、ホストファミリーに友達と遊びに行っていいか聞いたら家族を優先していないと思われるんじゃないかと怖くて、友達の誘いも断ってきたし、私はホストファミリーが大切だったから、いろいろなことを犠牲にしてきました。それなのに、ホストファミリーにはそれが伝わっていなくてとても悲しくて、でも今更どうしようもないのかと諦めそうにもなりました。それでも、話を聞いたあと、ちゃんとホストファミリーと話す機会はこれが最後になるかもしれないということが頭をよぎり、私を選んでくれてありがとうということ、一緒に過ごせて幸せだったこと、この結末があるならもっと頑張ったかもという私の気持ちを話しました。最後の夜だとしても後悔しないくらいいろいろと伝えられたものの、ひとりでベッドに入ると楽しかった思い出が蘇ってきて、つらかった日々もあるけれど、やっぱりこの家にいたいなという気持ちが募ってきました。

次の日の学校では、いつものように楽しく過ごそうとしても、その日ばかりは気持ちが落ち込んだままでした。それでもなんとか乗り切って、家に帰ると、なんと、前日の話し合いからホストファミリーの気持ちが変わり、私に2週間のファイナルチャンスをくれて、もし上手くいったら引き続きホストできるとのことでした。それを聞いた瞬間、「ちゃんと気持ちを伝えて良かった!」と思ったのと同時に、「これでもダメだったら終わってるな…」と追い詰められました。それでも、私もホストファミリーも最後まで一緒にやり遂げたいという気持ちのもと、せっかくくれたチャンスをものにしなきゃと2週間頑張りました。ホストファミリーとおしゃべりして過ごした週末はすごく楽しかったし、今までで1番いい時間だったと私もホストファミリーもハッピーで、2週間を終えてホストチェンジはなしの方向に進んでいきました。

これで終わればよかったのですが、ここからが本番で、今度は、話を聞いたFLAGからホストチェンジの提案をされました。FLAGのコーディネーターは、私がホストファミリーが求める理想の姿に近づこうと気を遣って、やりたいことを我慢しているのがよくないのではと感じ、ホストチェンジの提案をしてくれました。それまでは、この結末になったのは全部私のせいだと責めていたのですが、コーディネーターは私は何も悪いことをしていないと言ってくれて、すごく救われました。また、私が学校や友達と家族の間で選択を迫られていることに対しては、FLAGのプログラムでは学校でも友達とも楽しむのも大きな目的だから全部やっていいんだよと伝えてくれました。新しいホストファミリーを探している話も聞き、絶対に今のホストファミリーよりいい家族はいないと思っていた気持ちが揺らぎはじめ、新しいホストファミリーと楽しく過ごしている姿も思い描くことができました。そして、もうどうしていいか分からなくなったまま、数日後までにホストチェンジをしたいかどうか連絡することになりました。

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サプライズでお祝いしたWedding Anniversary

自分だけでは決められそうになくて、FLAGのコーディネーターはもちろん、文際の下川さんや学校の友達に相談したところ、実は誰ひとりとしてホストチェンジに反対する人はいませんでした。それもあって、かなりホストチェンジの方に流されそうになったのですが、環境を変えるだけでは何も変わらないんじゃないかという気持ちもありました。それに、6ヶ月間お世話になったホストファミリー、おじいちゃんおばあちゃん、それにいとこ達も含め、家族よりも家族のような関係になって、まだまだ一緒にやりたかったこともあるのにこのまま去るなんてできないなという結論に至りました。もともと私もホストファミリーも、お互いのことを嫌いになったとかそういうことではなく、むしろ大好きだからこそ、ホストチェンジの選択はとてもつらかったのだと思います。コーディネーターに今のホストファミリーと最後まで過ごしたいと伝え、ホストチェンジを勧めていたFLAGも私の気持ちを優先してくれて、今も無事に最初のホストファミリーと過ごしています。

今回の件は、大変なこともあったけれど、今振り返ると、自分を成長させてくれたいい時間だったなと思います。ホストチェンジという選択肢をもらったことはつらかったときの支えになったし、それまでよりも一日一日を大切に過ごそうという意識が強くなりました。この件のおかげで、お互いつらい思いをしたホストファミリーとの絆も深まり、残り3ヶ月、そして留学が終わってからも、ずっといい関係でいられればいいなと思います。 最後に、この3ヶ月間に経験したLaredoならではのイベントを2つ紹介しようと思います。

メキシコの伝統行事 “Día de la Virgen de Guadalupe”
12月12日はメキシコの有名な行事、グアダルーペの聖母の誕生祭でした。グアダルーペの聖母は、伝説に出てくる褐色の肌の聖母で、国民の多くがカトリックのメキシコで崇められている存在です。メキシコ人のおばあちゃんの家には写真が飾られていて、13日は親戚の家でのお祭りに行きました。子供たちの踊りをみたり、メキシカンホットドッグを食べたり、貴重な体験ができました。
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

Washington’s Birthday Celebration
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 6ヶ月目

Laredoのジョージ・ワシントン誕生祭はアメリカ最大級で、2月にいろいろなイベントが開催されます。人口25万人程度の都市に、40万人もの観光客が訪れる、大規模なお祭りです。友達と行ったメインパレードでは、LaredoとNuevo Laredo(対岸のメキシコ)の市長、テキサス州の議員、退役軍人、警察関係、それに地域の高校からコロンビアの少年野球チームまで、様々な団体が参加していました。馬やスポーツカーに乗って登場する豪華なパレードで、多分一生分の馬を1日で見尽くしました。 また、イベントの一環だったJalapeño Festival、青唐辛子の大食い選手権は、今回行けなかったのでまたいつかチャンスがあれば見に行きたいです。ちなみに歴代最高記録は15分で266個だそうです。ホストファミリーに参加したら?と言われていたのですが、健康が心配になるレベルなので参加しなくてよかったです!

おわりに

いろいろありましたが、私は今のホストファミリーと過ごせてとても幸せです。どこかに連れていってくれたときはもちろん、毎週おばあちゃんの家に行っていとこ達と遊ぶ何気ない時間もかけがえのないものです。ホストチェンジの件も落ち着き、再認識した“今”の大切さを忘れないように残り3ヶ月も楽しみます。

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