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Asukaのテキサス州-アメリカへの高校生-留学-体験談4ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Asukaのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 4ヶ月目

 

   こんにちは!Asukaです。初回のレポートを書いたのが昨日のことのようで、もう12月だなんて信じられないです。 今回は、前回書けなかった学校のことをメインに紹介しようと思います。

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

@学校

United High School
私の通っている学校は、United High Schoolというところで、全校生徒が数千人の大きい学校です。今は学校生活がすごく楽しいのですが、初日は苦い思い出がいっぱいで、これからの1年間が不安になるスタートでした。まず、夏休み中に11年生に登録したはずが、登校初日にもらった時間割で10年生になったことを知って、夏休みに11年生の友達をたくさんつくっていたのでここでもうめげそうになり、留学プログラムで必修のEnglishとU.S. Historyも時間割になくて、予想外のトラブルでも助けてくれるホストファミリーは学校にはいないし、1人で解決しなきゃとすごく焦りました。「カウンセラーに相談すればいいんだ!」と思いついてすぐに行ったのですが、正直あまり歓迎されている感じがなく冷たくあしらわれて、自分の思い描いていた理想のカウンセラーとのギャップでショックを受けて心細かったです。今思えば、新学期でカウンセラーも忙しくて私1人にかまっている暇はなかったのかなと理解できるのですが、当時はそんな余裕もなく、カウンセラーの部屋を通るだけで怯えていました(笑)。 ちなみに、その後はホストファミリーとコーディネーターのおかげで無事に授業を変更できて、学年関係なしに時間割を組んでくれたので、別の用事でカウンセラーを訪れたときに授業を変更してくれて「ありがとう」と伝えたら、普通にいい人だったのでただの先入観だったなと思います。また、生徒や先生は、迷子になりかけたときに道を教えてくれたり、廊下ですれ違ったときに笑顔で挨拶してくれたり、とても優しかったのでなんとかやっていけそうだなと希望が持てました。

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

上2つ:朝食 下2つ:昼食

それでは、私の平日の様子を紹介します。朝は7時ごろに起きて、自分で作るタコスかオートミールを食べて7:40過ぎに家を出ます。歩いて3分くらいのバス停に向かい、7:50〜8:15の間に来る時間の読めないスクールバスに乗って、10分くらいで学校です。授業は8:29からなので、それまでカフェテリアで友達と過ごします。カフェテリアには無料の朝ごはんがあって、家で食べた上にここでもパンケーキやフルーツを食べます。ランチも同じく給食で、チキンやタコス、パスタなど無料とは思えないくらい美味しいです。


私が今とっている授業はU.S. History、English2、Theater Arts、AP Biology、AP Calculus ABの5つです。毎日同じ時間割を1学期間繰り返すので、だんだん飽きてきますが、内容は頭に入っている気がします。


◇U.S. History

最初は1番不安な科目だったのですが、レギュラークラスなので簡単なアメリカ史を一通り学ぶという感じで、とりあえず暗記すればいいので意外と楽でした。始めは読むのに時間がかかったテキストも、慣れてくると面白く思えるようになりました。ただ、ちょっと治安が悪めで、授業中に遊んでいるクラスメイトに課題をコピーされてAirDropで拡散されるのが玉に瑕です。

◇English 2

英語は普通の10年生のクラスで、ストーリーをクラスで読んで、その後3人くらいでのグループ作業をすることが多くて、友達と一緒にできるので楽しいクラスです。また、Extra Creditという追加の課題をやるとボーナスポイントがもらえる機会がたくさんあり、やる気があればどんどん点数も稼げる留学生には嬉しい仕組みです。

◇Theater Art
この科目は、演劇のクラス(Drama)です。唯一最初に学校からもらった時間割に入っていて、正直劇は好きではなかったので、すぐ変更しようと思っていたのですが、先生の話が面白かったのと、日本にはない授業だったこともあり、せっかくなのでキープしました。クラスでは、1人か数人で、自分たちで作る台本や有名な作品を演じたり、ゲームをしたり、活発な雰囲気です。難しいのは、台本なしでその場で決められた設定から会話を作らなくてはいけない即興芝居です。本当は何も考えずにやるのがいいのですが、私の場合は英語の会話がスラスラ出て来なくてテンポが遅くなってしまいます。でも、クラスメイトは温かく見てくれるので、舞台の上で英語を話すというためらいはだんだんなくなりました。また、先生が留学生をとても歓迎してくれて、英語でやった後に日本語でやってと言われたり、日本語だけでやったりします。英語を伸ばす意味では日本語は使わない方がいいんだろうなと思いつつ、日本語を話すだけでみんなが喜んでくれるのでもう気にしなくなりました(笑)

◇AP Biology
AP(Advanced Placement)は、高校のうちに大学の単位が取れる発展クラスなので、12年生(最高学年)が多くて、5教科の中では圧倒的に難しいです。最初の頃は、夜中まで宿題をやる日もあり、小テストの対策方法も分からず慣れるまでは無限に時間がかかって大変でしたが、コツを掴んでからは効率よくできるようになりました。授業は大学のような感じで、実験や課題をランダムで組んだグループでやるので、クラスの雰囲気も良く、今までの半年間で1番学んでいる実感があるし、生物って面白いと思える授業です。

◇AP Calculus AB

最初の時間割に入っていたGeometryはx+1=3みたいなことから始まって、せっかくの半年間なので何かしら新しいことを学びたくて、先生たちに交渉したらCalculusをもらえました。これもAPですが、Biologyとは違って英語も少なく易しめで自由なクラスです。クラスメイトと仲良くなって、授業中にラテンアメリカのスペイン語の音楽を紹介してもらったり、テスト前の学校帰りにみんなで車で友達の家に行って夜まで勉強会をしたり、アメリカの高校生活を満喫しています。

◇クラブ

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

@UILの大会

そして、クラブはUIL MathというのとKpopに入っていて、クラブがある日は放課後スクールバスを使わず、18時ごろにホストファミリーが車で迎えにきてくれるか友達が送ってくれます。
UIL(University Interscholastic League) は、University of Texasが開催しているリーグで、Athletics、Music、Academicsなどの分野があり、定期的にある地域内での他の高校との大会から、勝ち進むと州の大きな大会まで行けるというものです。私はGeometryの先生の紹介でUILを知ったので、AcademicsのNumber SenseとMathに入っていて、何回か1位をとれてメダルをたくさんもらいました!Number Senseというのは10分間のテストで全て暗算の計算問題(80題)で1度書いた答えは消せないルールで、Mathは40分間でありとあらゆる数学の文章題があり、計算用紙や電卓を使える自由なテストで、どちらもスピードが勝負です。メンバーは30人くらいで、毎週火曜と木曜の放課後に練習があり、6時間目の数学のような感じですが、顧問の先生が突然日本語を話し出したり空手の型を始めたり、奇声をあげたり笑、とにかく愉快で大好きです。

もう1つのKpopは、今年できた新しいクラブで、友達に誘われて入りました。月に数回で、ほぼMVを観るパーティーのような感じでゆるいクラブです。


クラブは17:15には終わるので、ホストファミリーが迎えに来れる18:00頃までカフェテリアで待ちます。宿題をしたり友達と話したりして時間を潰していたのですが、ある日たまたま1人で(暇そうに)座っていたら、Theater Artsの先生が通りかかって、「舞台の練習をしている子達のところで一緒に待っていいよ」と言ってくれました。それから11月に舞台が終わるまで、私は片付けくらいしか貢献してないのですが、待ち時間にみんなが話し相手になってくれたりお菓子をもらったり、至れり尽くせりでした:)Theater Artsのおかげで交流関係が広くなって、充実した学校生活を送れているので、変更しなくて本当によかったです。 留学生が珍しいからか先生や友達がとても優しく接してくれて、日本のことをたくさん質問してくれるし、家でちょっとくらい大変なことがあっても学校に行くと気が晴れていいバランスで過ごせています。


ユースグループとの出会い
平日はそんな感じで1週間があっという間に終わり、学校が休みの土日は基本的にのんびり過ごしていたのですが、最近新しく教会のユースグループに入って、休みの日はその活動をしています。前回も少し書いた通り、日曜日はなるべくホストファミリーと過ごそうと思って一応教会には行っていたものの、私はよく分からずただ座っているだけで、スペイン語だとさらに訳が分からず、儀礼には参加しつつもぼーっとしていることが多かったです。そこで、ホストマザーが、教会で同年代の子が活動しているユースグループを紹介してくれて、学校の外の友達をつくる良い機会でもあるので参加することにしました。ユースグループの基本的な活動は日曜のレッスンで、他にもバザーをしたり、Thanksgivingに貧しい家庭に料理を届けに行ったり、遊びでボウリングに行ったりします。 Thanksgivingで会った家族は、とても小さくて脆い家に住んでいる5人家族、お母さんを亡くした家族、仕事を失った家族など、本当に貧しい人々です。Humbleでとにかく想像できないくらい厳しい暮らしです。わたしのホストファミリーのエリアは都会的なところなので、同じ街にそんな現実が広がっているなんて思いもしなくて衝撃的でした。また、彼らは自分たちの生活だけで精一杯なはずなのに、私たちが料理を届けに行ったら温かく迎えてくれた上に飲み物や食事まで出そうとしてくれました。私たちは遥かに裕福な暮らしをしていますが、欲が尽きず、お菓子ひとつも人にあげたくないと思ってしまったり、すぐに新しいiPhoneが欲しくなったりします。このThanksgivingの活動を終えて、”My definition of poor are those who need too much. Because those who need too much are never satisfied“ (ホセ・ムヒカ前アルゼンチン大統領)という言葉を思い出しました。ユースグループのおかげでちゃんと意味を理解できた気がします。

また、ユースグループに入るときに、ホストマザーが、「アメリカ史を学んだからといってアメリカ人になる訳ではないのと同じで、キリストを学んだからといってキリスト教に入らなければいけない訳じゃないよ」と言ってくれました。確かにそうだなと思ったので、普通に歴史を学ぶような感じで、8歳のホストシスターと一緒にキリスト教を簡単に説明した絵本を使って勉強中です。日本に帰るまでには、「キリスト教知ってるよ」と自信を持っていえるくらいになれたらいいなと思います。


ホストファミリーとの2ヶ月
8月に1人で知らない街に来て、突然アメリカの高校生になってから今のこの瞬間まで、いろいろな経験ができて無事に過ごせているのは、ホストファミリーのおかげだなとつくづく思います。私の中でこの2ヶ月は、ホストファミリーと家族の違いを考えさせられた時間でした。
まず、何よりも嬉しかったのは、毎週家に行ってBBQをしたりおしゃべりしたりするおじいちゃんおばあちゃんが、会うたびにいつも“I love you”と言ってくれることです。挨拶みたいなものですが、温かい愛をくれて、すごく幸せな気持ちになります。 また、ある日ホストファミリーへ感謝の手紙を作ったとき、「ホストファミリーになってくれてありがとう」というようなことを書いたら、ホストマザーに“We don’t just host you, and we want to be your family forever”と言われて、思っていた以上に私のことを大切にしてくれていて、ちゃんと恩を返さなきゃと思いました。
そして、もうひとつ大事なことがあって、少し前にコーディネーターからトラッカー(ホストファミリー+自分の文化または興味についての会話を自分から始めたか、あとは電子機器や家事などのルールを毎日チェックするプリント)をもらいました。電子機器や家事はそれまで通りやればよくて、特にストレスもなくできるのですが、会話を始めたかの項目を毎日続けるのはかなり難しかったです。正直3ヶ月もすると話が尽きてきて、学校がある平日は一緒に過ごす時間も減ったり、そんなに日本のこと興味あるのかなと考えてしまったり、自ら話題を見つけて話そうとする気持ちが薄れてきていました。自分の中では普通にコミュニケーションしているし、文化の話もしているつもりだったけれど、自分からその会話を始めたかといわれると、話のきっかけを作ってくれるホストファミリーに甘えていて、私は受け身のことが多かったなと思います。友達には気軽に喋れることも、ホストファミリーとなるとなぜか気を遣ってしまって、最初の頃は自然に会話を始めるタイミングを掴むのにも試行錯誤しましたが、1週間くらい経つとこの生活にも慣れてきました。ホストファミリーから、「日本人はアメリカ(メキシコ)人のようにオープンじゃないけれど、そのゾーンから抜け出して欲しい」といわれて、一緒にこの1年間を有意義なものにしようと考えてくれてありがたいなと思います。 アメリカに来てから4ヶ月が経ち、ホストファミリーと良い意味で家族に近づいた一方で、良くない意味でも自分の家族のように振舞っていた部分がありました。日本の家族とはもちろん文化の違いの話はしないし、何も喋らなくてもお互いのことはだいたい分かっていると思います。でも、ホストファミリーと家族になったのはたった4ヶ月前で、残りの時間は6ヶ月しかありません。私もホストファミリーも、一生家族でいたいと思っているけれど、ただ思うだけではなくてもっと行動しなくてはいけなかったなと思います。また2ヶ月後にはもっと良い関係になれるように頑張ります。

2ヶ月の思い出
イベントが盛りだくさんでとても書ききれないので、写真を貼ります。
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

テキサス最南端の島、South Padre Islandへの旅行


Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

帰り道のメキシカンレストラン

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

Pep rally (アメフトの試合前に体育館でやる応援会)


Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

アメフトの試合&ホームカミング


Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

Trick or Treatingに2回行けました!


Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

踊り明かした親戚のSWEET16


LA旅行
そして、先週はFLAGの旅行でLos Angelesに行ってきました!50人くらい来るのかと思っていたら、15人しかいなくてびっくりしましたが、自由に観光できてとても楽しかったです!ただ、最終日に胃腸炎になってしまったのですが、初めて海外の病院に行く経験ができました。親切でまた行きたいくらいです(笑)。
Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目
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夕焼け @Venice beach


Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目
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買い物しすぎました… @Universal Studios Hollywood


Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

高級感漂うBeverly Hills

Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

Hollywood サイン


Asukaのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目

ウィル・スミスと @Wax museum


終わりに
また長くなってしまいましたが、何か少しでも皆さんに響いていたら嬉しいです。最後まで読んでくださってありがとうございました!
Merry Christmas!

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