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Aquaのテキサス州-アメリカへの高校生-留学-体験談9ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Aquaのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目

 

   体験談を読んでいる皆さん、こんにちは。アメリカのテキサス州に留学中のAquaです。留学生活は早いもので、もう最後の投稿になってしまいました。今回は3月〜4月に体験したこと、感じたこと、思ったことと共に僕の留学生活の振り返りをしていきます。

Aquaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目

3月、4月中の一番の思い出は、僕が参加していたUIL ONE ACT PLAY、One flew over the cuckoo’s nestです。3月、4月の間に公演はあわせて4回あり、Bi-Districtで惜しくもアドバンスすることが出来ず、僕の学校としての活動は終わりを告げました。個人的なことなのですが、僕はセリフが1つしかなかったのですが、光栄なことにHonorable Mentionに1度選ばれました。僕はそのような賞状に対してあまり調子に乗らずに、気を引き締めて次も頑張ろうと気持ちを切り替えるタイプなのですが、僕のホストマザーは教会に行ったときや知り合いに会うたびに、AquaはNon-speaking roleなのにHonorable Mentionに選ばれたと話を持ちかけ、どれだけが誇りに思ってくれているかが伝わってきました。

Theatreが終わりを告げるとともに、僕には春休みがやってきました。春休みは1週間ほどで僕のHost FamilyはTexas観光を企画してくれました。

1日目は、Natural Bridge Cavernsという洞窟に行き、午後はGrueneという小さな街にあるテキサスで有名なカントリークラブに行きました。そこではカントリーミュージックとともに、老若男女問わずカウボーイブーツの音を会場全体に響かせながら、楽しそうに踊っていてテキサスらしい体験ができたと思います。

2日目はここ最近第2のLAとも言われるようになったAustin Downtownを自転車で観光しました。DowntownにはZilker Parkという自然公園があり、その川沿いを心地よい風を感じながらAustinを満喫しました。

3日目はEnchanted Rockという州立公園に行きました。そこには高さは地上425ft.の大きな岩山があり、2時間ほどかけて登山し、山頂ではカイトを飛ばしたり、お昼寝をしたりとのんびり自然をたくさん感じました。その後迂回路を使い、3時間弱かけて下山しました。東京では感じられないほどの大自然で、日々の疲れやストレスを忘れ、まったり良い時間を過ごせました。

4日目の午前中は乗馬をしにAustinの近くにあるRanchに行き、半日乗馬を楽しみました。午後はRodeo Austinというテキサスならではのロデオを見に行きました。会場には遊園地に100店以上の出店など、丸一日そこにいるだけでも楽しめるような場所でした。お目当てのRodeoは想像していた以上に迫力満点で、見ているだけでドキドキしました。Rodeoの後は、The Strutsというイギリス出身のバンドが演奏しに来ていました。彼らを例えるなら、Freddie MercuryがThe Rolling StonesやAerosmithなどの曲をアレンジしている、という感じのバンドで個人的にRodeoと同じくらい楽しむことが出来たと思います。

5日目はMcDadeにあるSherwood Forest Faireというヨーロッパ中世がテーマの祭りに行きました。甲冑を身にまとった人たちが馬に乗り戦い、ヨーロッパ中世の世界観を忠実に再現しているお祭りで、内容は少し大人向けだったものの楽しむことが出来ました。

6日目はホストファミリーとの予定はなかったのですが、その代わりに隣のNew Mexico州に住んでいる他の日本人留学生の要望で、Austinの日本人留学生で集まり遊ぶことになっていました。午前中は10代らしくモールで半日過ごし、その後はAltitudeというトランポリン施設に行きました。土曜日の夜は人が多かった中、7時から10時まで、初心者ながらもぶっ通しで飛び跳ねていました。久々の日本人との関りで、これまでの疲れが飛んでいくとともに、あと2ヶ月ちょっとお互い頑張ろうという気持ちになりました。
Aquaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目
Aquaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目
Aquaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目

そんなこんなで長かった一週間の春休みはあっという間に終わってしまいましたが、後から思い返すと僕にとっても、ホストファミリーにとってもいい思い出の1つになったことは間違いなので、とても満足していると共に感謝の気持ちでいっぱいです。

Aquaのアメリカ高校留学・体験談 9ヶ月目
3月、4月中に起こったもう1つの大きなイベントは、GAHSMTAです。これはGreater Austinの中にある高校の中での、Musical Theatre Awardsで、僕が参加していた12月に行ったHappy Days New Musicalもノミネートされていたため、招待状が届き参加することが出来ました。内容は高校生とは思えないBroadway並みのミュージカルのワンシーンを見ながら、Greater Austinの中でのBest Actor/Actressを発表がありと、合計4時間という長さでしたが、楽しい時間は早く感じるものであっという間に終わっていました。

アメリカで8ヶ月以上も生活した今、最近になって留学がもう残り1ヶ月と少ししかないという事実に直面し、いろいろな感情が胸を交差し始めました。あと少しで日本に帰れるという「うれしさ」とともにアメリカの友達、家族、先生などに別れを告げなければいけないという「悲しさ」、なぜあの時あんな対応と取ったのかという自分への「怒り」、自分は留学生の理想像として生活できていたかという「不安」、自分は留学中にやり残したことはないかという「り」、書き出せば止まらないほど出てくる感情で頭の中、そして胸の中がいっぱいになります。完璧を求めてしまう自分の性格からくることなのかもしれませんが、これらのことは少しかもしれないけれどほかの留学生も感じているのかなと思います。ふとした瞬間に考える、残りの留学生活の少なさや、友達からの「帰らないで」の一言で涙ぐむことも多々。今一緒に楽しい時間を過ごしている家族、友達ともあと2ヶ月もしないうちに6000 miles以上離れた場所に帰るため、お別れをしなきゃいけない、そう思うと涙を流すのも当然かと思います。

僕は留学を始める前、「何かを変えたい」という意思はあったものの、自分が何を変えたいのか、なんでそう思うのかなどは全くわからないまま「きっと日本を飛び出せばわかるだろう」「きっと環境を変えればはっきりするだろう」といった、甘ったれた思いで日本を飛び出したことを覚えています。

色違い、皆と同じはつまらない」この言葉はアメリカに出発する前の東京で行われた研修で文際交流協会の方から送られた言葉です。「留学を通して、他の人とは違う自分を見つけてほしい」というメッセージが込められていました。

日本を離れて2週間、オハイオの事前研修で急に家族が恋しくなり、涙をながし、10ヶ月なんか親無しでも余裕だと強がっていた自分が恥ずかしく感じました。新しい学校で良い印象を持たれたいからといって、間違いを恐れ無口になり、完璧を求めてしまう性格に苦労しました。ホストファミリーよりも友達といたいといった、反抗期みたいなものが訪れ、自分の中ではいつも自分が正しいと思っていたことに気づきました。時々訪れる何もかもがいやになる時、SNSに何かを投稿し、気を晴らそうともしました。

僕は留学を通して、何か大きな変化があったとはいえないと思います。しかし、この留学を通して「何を変えれば良いのか」を知れた気がします。何よりも留学を通して自分がどんな人間なのかを知るきっかけにもなりました。そして「自分は〇〇に長けている」「これなら誰にも負けない」そのような自信がつきました。

また日本の学校では、「一致団結」「クラス全員のカラーを1つに」という考えがプライマリーになっている中、アメリカの学校では1人1人の個性を大切にすることを第一優先しています。流行に乗り、みんなが同じ音楽を聴き、同じ系統の服を着、周りに溶け込もうとする。時にいいことかもしれないけれど、僕は常にどこかで「周りとは違っていたい」「みんなと一緒はいやだ」という気持ちがありました。しかし周りに何かが言われるのがいやで、行動に移せなかった留学に行く前の自分は、そんな思いを心の奥底にしまっていたはずです。ただ留学を通して、周りと違うということに誇りを持つようになりました。周りと違って恥ずかしいことなんか1つもないと思うようになりました。

留学に行きたい、アメリカの高校、文化を体験したいと思っている人へ、留学は思っている以上に大変です。夢に見た場所で、たくさんの楽しいことを体験することもあれば、自分が嫌になることもあります。けれど10ヶ月経つ頃には、自分では成長に気づかないかもしれないけど、大きな一歩を踏み出しているはずです。留学に行くか、まだ迷っている人、不安な人。僕も他の留学生も一度は不安になったり、怖かったり、マイナスな思いを抱えていました。けれど、もう終わりを告げようとしている今、心の中には留学にきてよかったという満足の気持ちでいっぱいです。人生を大きく変えるような事だけれども、ぜひ挑戦してみてほしいです。

長々と書いてしまいましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。残りあと1ヶ月となった留学生活、心の底から楽しんで、10年後でも、20年後でも、いつになっても「いい思い出だった」「留学に行ってよかった」と思えるよう頑張りたいと思います。

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