Amaneのオハイオ州-アメリカへの高校生-留学-体験談９ヶ月目｜高校留学ブログ日記

   4月もあっという間に過ぎていき、帰国まで40日を切りました。日本では桜が散り、青虫のフンが地面を埋め尽くしている頃でしょうか。帰りたくないと口には出しているものの、頭では未だにあと少しで日本に帰る、という今の状況が飲み込めていません。先月のレポートは提出期限の日の夜中に書いた為か、深夜テンションで少し不真面目な文章だったのではないかと思い、今月分も書かせていただくことにしました。

■日本についてのプレゼンテーション
   2月の初め頃に、近くの学校の小学1年生に向けてと、私の高校のアメリカン・ガバメントのクラスの生徒に向けて、40分弱、日本についてプレゼンしました。小学1年生に向けては、アメリカで大人気のポケモンや妖怪ウォッチ、ドラゴンボールなどのアニメについての話をしたり、日本のキャラ弁を説明したり、日本のキャンディーだといって、「超シゲキックス」を全員に配ったりしました。中でもシゲキックスは大人気で、1人の子が「お母さんとお母さんの友達にあげたいからあ」と2つちょうだいと、可愛らしく分かりやすい嘘をついたら、「私もおじいちゃんにあげたい」「僕はお兄ちゃんにと」「みんなが2つ目3つ目を求めはじめ、大騒ぎでした。

一つ一つの話に対する反応のデカさは本当にありがたかったですし、とにかく可愛くて癒されました。多くの生徒は日本のアニメは知っているけど、そもそもの日本という国の存在を知りませんでした。そのため質問コーナーを設けた際に、「日本には犬や牛はいるのか」「ふだん日本人はどんな服を何枚着ているのか」「雑草を食べるのか」など、原始人に対するような質問が多くみられました。最後の方の質問では昨日歯が抜けただの、お兄ちゃんが新しい車を買っただの、全く日本とは関係ない、もはや質問ですらない、生徒からの生活報告を受けました。これもアメリカの小学1年生の日常生活を知れたということで、文化交流の一つだったと思うことにします。

高校生に向けてのプレゼンは、アメリカン・ガバメントのクラスで行なったため、日本とアメリカの人口や宗教、政治を比較したり、日本の高校生活を紹介したりしました。とりあえず緊張して頭の中の原稿が飛び、思っていた時間の半分くらいで終わってしまいましたが、なんとかやりきりました。

■テニス
   3月の中旬頃からテニスの練習が始まりました。多い時は週に4回試合があり、かなり忙しい生活を送っています。日本にいた頃の部員130人コート2面と比べると、部員12人コート4面という今の環境は、中国のビーチとモンゴルの山奥のような画然たる差で、未だにこの差に慣れていません。何故だか一人の男の子に”GUCCI GANG”というあだ名（その子以外誰も使わない）をつけられたり、日本語を教えたら練習中にみんなが叫び出したり、そういうことが少しずつ積み重なって、まだまだですが、距離が段々と近づいてきた気がします。

アメリカの家族や友達と帰国について話すことが増え、時間を少しも無駄にしたくないと考えて行動するようになりました。あと少し、いかに多くの人の頭の中にこの素晴らしい日本からの留学生との思い出を残せるか、これが今の私の課題です。

最後まで読んでいただいてありがとうございました！

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