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Akikoのインディアナ州-アメリカへの高校生-留学-体験談4ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Akikoのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 4ヶ月目

 

   私の学校は二学期制。あと二週間で、一学期目も終わる。そう考えると、なんだか時間がたつのが早いなと感じる。

学校生活も日本にいるときと同じように楽しんでいる。私の学校には留学生が11人。インドネシアから来た子とケニアから来た子(アナ)と最近すごく仲いい。ホストファミリーもお互い知り合いで、週末に集まって映画見たり、お泊りしたり。たくさんしゃべる中で、お互いの国の事を知る機会もとても多い。ケニアにはいくつもの民族があり、アナはマサイ族出身。民族ごとにそれぞれの言語を持ち、英語が共通語として使われる。小学校のころから英語を習い、家でも日常会話で英語を使うと言っていた。とても驚いたのが、マサイ語には、『氷』に値する言葉がない、というように「英語にあってマサイ語にはない語彙がいくつもある」とアナが言っていたこと。「私はマサイ語だけでは、すべて表現できない」とアナが言っていてとても驚いた。彼女の英語レベルはとても高い。

自分の周りにいる留学生、ほんとにみんな英語ができ、11人中8人がアメリカ政府からの奨学金で留学をしている。「留学一年前からたくさんの選抜試験を受けた」とか、「レポートをたくさん書いて送った」とか、みんなほんとに頭いいのだなと思う。アナの場合、ケニアからの奨学留学生は80人で、アナは総合で3番だったと言っていた。ENGLISH-11というクラスをアナとほかの留学生(ウクライナの女の子、ソルビアからの女の子)一緒に受けているのだが、日々その子たちの英語力の高さに驚く。自分がこの環境に入れること、すごく感謝している。

私のローカルコーディネーターは、20人ほどの留学生を受け持っているのだが、たびたびフィールドトリップを企画してくれる。今月は2度フィールドトリップに行った。一度目はキリスト教のアマン派の人々の生活体験に行った。アマン派の人々は、電気を使わない。現代の技術の発展から独立した生活を送っている。彼らは移動手段として、馬にひかれた乳母車を車の代わりに使い、農業を営み、洋服は自分たちで作り、家も自分たちで建て、とてもシンプルな生活を送っている。家にテレビはない。フィールドトリップでは、話を聞けば聞くほど興味深く、知れば知るほど興味深く、「どうやって電気なしで生活するの?」だとか「どうやって世の中とかかわらずに生活するの?」だとか、疑問がたくさん湧いた。アマン派の人々は、アマン派同士で結婚し、何人子供をもうけるかは、ルールではないのだが、彼らはたくさんの子供をもうける。8人、9人、10人…たくさん。子供たちはホームスクールといって、親が家で教育を行いことが多い。アマン派同士まとまった地域に共同で住み、お互い協力した生活を営んでいる。一定の世の中との関わりももちろん必要であるため、買い物に出かけ、アメリカ国民として一定の税金は払う。完全に世の中との関わりを断つことは困難であるため、情報を得るためだとか、税金のためにお金を稼ぐために、携帯を持つ必要が出てきたりと、完全に電化製品を使はないというのは難しため、事例によって、また地域によって、どれだけ電化製品を使うかは異なることもあるようだ。初めにアミン派の存在を知ったとき、正直信じられなかった。電気を使わない生活様式の人々がいることが、まず信じられなかった。「テレビないの?」「携帯持たないの?」と。しかし彼ら生活を見る中で、彼らがとても幸せであるように感じた。必要な分だけの作物を育て、子供と一緒に新約聖書を読んだり、まき割を一緒に行ったり、歌を歌ったり。時間に縛られず、欲にとらわれず、家族との時間を大切にし、キリスト教の教えを守り、シンプルで、幸せな生活を送っている。私は、毎日学校に行って、宿題を出され、ああこれもやんなきゃあれもやらなきゃ、と週末ですらリラックスできない時もある。私は性格的に、すべてを順序良く自分が建てた予定通りにパーフェクトに済ますこと好き。しかし、それはとても疲れる。常に次に何をやるか考えていて、休むことがない。テスト前だと友達としゃべっている時ですら、家に帰ってから何を勉強するか考えていたりする。私は彼らの生活をうらやましくも思った。何かに縛られない生活、送ってみたいなと思った。彼らは心から笑い、彼らの笑顔は、嘘のないほんとうの笑顔のように見えた。

二度目のフィールドトリップではある二つのオーガナイゼーションを訪れた。一つ目は、厳しい状況の中で製品を売ろうとする世界各地の女性のサポートする団体。”Creative Women of the World”。教育を受けておらず貧しかったり、自由な市場を持たず政府によって値段規定をされたり、と女性がもつ様々な厳しい状況をサポートする。女性たちに市場でのニーズは何かを教え、女性の作った製品を買い取り、団体が持つお店で売るというのがその組織のシステム。私たちはインディアナ州にあるその団体のお店を訪ね、団体の方の話を聞いた。彼女が言っていて興味深かったのが、貧しい状況の中で女性たちが作る製品のクリエイティブ力の高さ。例えば、使われなくなったタイヤからお財布を作ったり、ひもとバナナの木の葉でサッカーボールを作ったり。日本の女性が作ったものもあった。2011年東日本大震災。津波で流されたた家から見つかった陶器の破片から作られたネックレス。他にもたくさんのクリエイティブによって生み出された面白い、興味深い製品がそのお店にはたくさんあった。二つ目は”Mud-Love”という団体。粘土で作ったブレスレットを売り、利益でアフリカで井戸を作ったり、アフリカに安全な水を届けるという団体。ブレスレット以外にもマグカップを売っている。こうしたフィールドトリップを通じ様々なものを見、視野がとても広がる。

私は、自分がホームステイしている地域がとても好き。自分が住んでいる場所は自然の多い田舎で、地域のコミニュテーがとても豊か。みんな知り合いのような狭いコミニュテー。ホストママは小学校の先生で、特にたくさんの人と知り合いで、「今日、三年前に教えてた男の子を見かけたのだけど、デートしてた女の子、向かいに住んでる姉弟のベイビーシッターしていた子じゃない?」とか。ほかにも、外食すると、ホストファミリーの誰かの知り合いに、ばったりレストランで会ったり…ホストママが小学校の先生ということもあって、地域のコミニュテーがとても狭く感じ、一方で、それがまたうらやましく感じたりもする。人のつながりがとても強いなと思った。

Akikoのアメリカ高校留学・体験談 4ヶ月目今月の最大のイベントは、サンクスギビングだった。ホストファザーの家族が集まって、15人の大家族でのビッグイベントだった。七面鳥まるまる二匹と、ハム、マッシュポテト、グレイビー、チーズマカロニ、サラダ、ステフィング(七面鳥を焼くときに内臓を取り出してできた空洞に、パンや野菜、調味料を詰める。)、ダブルエッグ、コーンブレッド、シュガークリームパイ、パンプキンパイ、チョコレートケーキ…一日中食べて、しゃべって、トランプして、映画見て…最高の休日だった。

サンクスギビングの次の日は、ブラックフライデイショッピング。すべてのモールでセールが行われ、大勢の人がショッピングをする。私は友達と真夜中にショッピングに行った。とてつもなく混んでいて本当に疲れたけれど、本当に楽しかった。
そして昨日、ウィンターフォーマルというダンスパーティーに行った。小さいプラムのようなダンスパーティーで、高校の4学年すべてが参加できる。「どんなドレス着るの?」とか「誰と行くの?」とか行く前からみんなとても盛り上がっていた。私は留学生の友達と行った。4時間死ぬほど踊った。こんなに踊ったの初めて。たぶん私たち留学生が一番盛り上がって踊ってたと思う。学校の体育館で叫んで踊ってしゃべって、こんなにはしゃいだの初めてだった。ダンスパーティーでは、それぞれ好きなようにそれぞれのスタイルでダンスする。日本にいると、自分は周りの目を結構気にするけれど、みんな好きなように踊っているのを見て、「別に人の目は気にしなくっていいや」と思えて、4時間我を忘れて踊った。自分でも驚いたけれど、自分ダンスするの好きなんだなって気づいた(笑)

もうすぐクリスマス。アメリカにはプレゼントを家族のメンバー同士で交換するという習慣があって、私もホストファミリー一人一人にプレセントを買う。何を買うのかすごく迷い、何をもらうのかすごくドキドキし、クリスマス気分を25日まで満喫するつもり。クリスマスブレイクまであと二週間。雪ももうそろそろ始まる。アメリカでの初めての年越しもまた楽しみ。日本にいる家族に会えなくて寂しい反面、もう半分留学が終わってしまうのかという寂しさもあった今月。一日一日無駄にしないように来月も過ごしたい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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