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今アメリカに留学するのは危険?B―留学と移民について【2026年08月03日号】

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今アメリカに留学するのは危険?B―留学と移民について【2026年08月03日号】

   「今アメリカに留学するのは危険?」と不安を感じている人に向けて、高校交換留学生を受け入れる団体FLAG(Foreign Links Around the Globe)は「America Is Greater Than the Sum of Its Politics(アメリカは政治だけで語れる国ではない)」というメッセージを発信しています。 全文はFLAGのウェブサイト(https://www.flag-intl.org/american-exchange.html)をご覧ください。BIEE通信ではこのメッセージを「現地での生活」「交換留学プログラム」をテーマに3回に分けて紹介しています。第1回目では「現地での生活」に関して、アメリカで政治的にどのような話が出ていようとも、現地での生活は変わらないことをお話ししました。第2回目は「交換留学プログラム」がアメリカ政府からどのように見られているかご説明しました。J-1ビザが必要となる高校交換留学は、アメリカではどのような政治家からも支持されており、アメリカ当局が適切に管理している安全性の高いプログラムであるということでした。

留学と移民

   第3回目は「留学と移民」についてです。外国人はアメリカで暮らしにくくなってきていると思っている人も多いのではないでしょうか。たしかに不法移民に対する圧力は強まっているかと思います。しかし、留学生や合法的に入国する移民は以前と変わらず好意的に受け入れられているようです。「留学制度」と「移民制度」は、当然ですが大きく異なります。どちらもアメリカに入国して生活するという点では同じですが、期間やその目的が大きく異なります。「留学」はあくまで期間限定であり、主に文化的な交流を目的とします。それに対して「移民」とは、期間は特に定められていないことが多く、経済的事情が理由となっていることが多々あり、国の繁栄の一助となる可能性がある一方、正式な許可を得ずに入国する移民について一部の政治家はネガティブに捉えています。ここでFLAGが伝えたいメッセージは、「留学」と「移民」は全く異なるものであるということ、またアメリカはそもそも「移民」を拒んでいるわけではないということです。

“Host Families Volunteer Because They Want Cultural Exchange. Their Motivation Has Nothing To Do With Immigration.”
ホストファミリーは文化交流を望んで無償で参加。移民制度とは全く関係ありません

   前々回のBIEE通信でも触れましたが、ホストファミリーは他国から来た留学生と文化的に交流したいと望んでおり、そのために無償で学生を受け入れています。「自分の子供たちに国際的な視点を持たせたい」「長期的な友情を育みたい」と考えて受け入れてくれているのです。「交換留学制度」は、時には批判されることのある「移民制度」とは全く性質の異なるものなのです。

 

“The U.S. Is Not Against Legal Immigration. It Is Actually The World Leader In It.”
“Americans Overwhelmingly Distinguish Legal Visitors From Illegal Immigration.”
アメリカは合法的移民を拒んでいるわけではなく、むしろ世界最大の受け入れ国です
アメリカ人は合法的な訪問者と不法移民を明確に区別しています

   「移民」の話となりますが、「移民」はそもそも批判されるものでもありません。アメリカという国は様々な国から来た人によって築き上げられてきましたし、合法的に入国する人を受け入れることはアメリカのアイデンティティでもあるのです。実際、毎年数多くのグリーンカード(アメリカでの永住権)が発行されていますし、アメリカ国民の多くは移民制度を肯定的に捉えているとのことです。「不法移民」が問題となることはありますが、それはまた別の問題です。


以上、「留学と移民」についてでした。「「留学生」なのに「移民」であると非難されるのではないか」「外国人であるだけで差別されるのではないか」と心配されている方もいるかもしれませんが、気にする必要はないかもしれませんね。

高校交換留学生の受入団体FLAGのメッセージを3回に分けてご紹介しました。アメリカに関するニュースは毎日のように耳にしますし、アメリカについて話す人も大勢いるので、何を信じればいいのか分からなくなることもあるでしょう。FLAGのような信頼できる団体からのメッセージは貴重ではないでしょうか。このメッセージは、アメリカについて人々が抱いているイメージと、現地での雰囲気や本当のアメリカの姿が対比されていて、留学を考えている人には大変参考になる情報かと思います。「アメリカ側に都合の良いメッセージじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、最近留学から帰ってきたOB・OGも同じような感想を持っています。色々と不安になるとは思いますが、心配しすぎなくても大丈夫ですので、悩んでいるならチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

引き続き説明会も予定しておりますので、HPのトップページをご参照いただき、ぜひご参加ください。個別の相談も承りますので、不安なこと、気になることがある場合はなんでもご相談いただければと思います。


FLAGからのメッセージのうち今回触れた内容

The U.S. Is Not Against Legal Immigration. It Is Actually The World Leader In It.”
アメリカは合法的移民を拒んでいるわけではありません ― むしろ世界最大の受け入れ国です

2024年、アメリカは約140万人の合法的に永住を許可された移民を受け入れました(世界最多)
毎年およそ100万人に対してグリーンカード(法的な永住許可証)が発給されています。
アメリカには約5,300万人の外国生まれの人々が暮らしています(こちらも世界最多)。

【重要ポイント】
合法的に入国する方々(交換留学生を含む)を温かく迎えるということは、アメリカにおける伝統として長い時間をかけて確立されています。合法的かつ制度化されたプログラムはアメリカのアイデンティティの一部なのです


“Americans Overwhelmingly Distinguish Legal Visitors From Illegal Immigration.”
アメリカ人は合法的な訪問者と不法移民を明確に区別しています

政治的な議論が巻き上がっている時でさえも、世論調査によると常に以下の状態が示されています。
約80%のアメリカ人が「移民は国にとって良い」と考えています。
多くの人が、合法的移民は「維持または増加」すべきだと考えています。
*60%以上が、留学生・専門職従事者・他国との人的交流はアメリカを強くすると考えています。。

【重要ポイント】
J-1交換留学生は論争の対象ではありません。留学生は合法的に完全に整った書類、保険、受入先学校、受入団体の監督が用意されている状況で渡米します。アメリカ人はこのようなプログラムを地域社会に価値をもたらす存在として歓迎します。


““Host Families Volunteer Because They Want Cultural Exchange. Their Motivation Has Nothing To Do With Immigration.”
ホストファミリーは、文化交流を望んで無償で参加しています。移民制度とは全く関係ありません。

アメリカのホストファミリーに金銭的報酬はありません。
留学生と文化や家族、日々の生活を共有するためにボランティアをしています。
自分の子どもに国際的な視野を持たせたい、長期的な関係を築きたい、と考えてボランティアを志望しています。

【重要ポイント】
J-1プログラムは、安全で価値観に基づいた制度であり、移民問題や経済的事情とは無関係です。


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