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「普通の生活」ができることの幸せ【2019年10月17日号】

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「普通の生活」ができることの幸せ【2019年10月17日号】


   また呆然としてしまう甚大な被害をもたらした自然災害が起こってしまいました。時間の経過と共に台風の爪痕に苦しむ方々が増えていく現実を知り、「台風一過」という言葉が何とも虚しく感じてしまいます。たくさんの時間と労力を費やし、あと少しで実りの時が来るはずだった作物、大切に保管していた多くの思い出の品々、そして明日が来ることを疑わずに生活していた方々の命をも一瞬にして奪い去っていった自然の前でどれほど人間は無力なのか…


災害のニュースを知るたび、あって当たり前のものがなくなることがどんなに大変なことなのか、そして「普通の生活」ができていることの幸せに心から感謝してしまいます。1日1日を無駄にせず丁寧に生きることの大切さ、運よく自身が被害者にならなかった時には、被害にあった方々に対し、同情ではなく、自分が同じ状況に置かれた時、何をしてほしいか、どのような助けを必要とするかを考えて行動に移す努力をすること…自身に対してはもちろんのこと、海外で頑張っている留学生たちにも、この思いを繰り返し伝えていきたいと思います。


被害にあわれた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。そして、1日も早く普通の日々が戻ることを祈っております。


☆彡2019夏出発生 留学レポートTより(そのA)

   今回は留学生たちの「学校生活開始時の状況」をシェアさせていただきます。毎年この時期、保護者の方々より「留学先の学校で友達はできているか?」「宿題はきちんと出しているか?」「授業は理解できているか?」といった学校生活に関するご相談を多くいただきます。日本では普通にできていたことが留学先ではできないということで、確かに誰もが苦労はしています。でも皆、本当によく頑張っています!。

Q.学校へ行った初日の感想は?

アメリカ

    • 全てが初体験でわからないことだらけで緊張した。英語はだいたい聞き取れたが、話すのはきつかった。
    • 休み時間5分の間に教室を探して到着するのが大変でした。また、ロッカーにカギがついていて何回やっても開かなくて大変でした。
    • 教室がどこか分からなくて、周りにいた先生にすごく聞いてしまいました。アメリカの高校生が全員大人にみえてとても怖かったです。
    • 初日はこれから1年間通い続ける学校ということで不安と恐怖の気持ちで登校しました。
    • 学校までの1週間が暇すぎて、とても楽しみだった。6〜7割なにを言っているのか分からなかったけど、とりあえず笑いながら過ごして、とても楽しかった。
    • 本当に心臓がバクバクで死ぬかと思った。でも2時間目でご飯に誘ってくれた子達のおかげですごくうれしかった。
    • 学校に男がいて変な感じ。しかもイケメンだからいちいち話しかけられるたびに顔が赤くなるのを感じた。それにチアとダンス部の美女たちがいじわるだと思っていたけれど、むしろチアとダンス部の美女の方がはなしかけてくれる。
    • 友達の作り方を忘れるくらい緊張していたけど、同じクラスの子が声をかけてくれたり、先生方がサポートしてくれたおかげで楽しく生活できた。けど、英語まみれで少し疲れた。
    • やっていけるか不安。
    • 怖くて、怖くてたまらなかった。“Nice to meet you”って言って、挨拶したくても、どう話しかけたらいいか日本でどうやって友達を作ってたのか忘れて、何もできなかった。
    • 意外とみんなシャイ。
    • 緊張したけどみんな優しくて話しかけてくれる人が多かった。英語が早くて全然ついていけなかった。
    • 広いし、迷うし、友達できないし、ふんだりけったりでした。授業は、先生の話を全部理解はできなくてもなんとかなるのだなという感じです。
    • 誰も知ってる人がいなくてすごく怖かった。もっと明るくしてどんどん話しかければ良かった。
    • 明日から行きたくないと心の底から思った。まず、生徒の8割が黒人だったことに本当に驚いた。ヘアスタイルも独特で、体も大きく、背も高いし、特有のにおいがして圧倒された。この人数でこの雰囲気の学校では確実に作れないと不安と焦りしかなかった。
    • アンバサダーの先輩が1日案内してくれたのが助かったし、心強かった。クラスでは全く喋れないものもあったけれど、楽しめた。クラブのみんなが優しすぎて感動した。
    • 時間がすぐすぎた。
    • 優しい人がいっぱいいる。
    • かなり辛かった。学校はでかいし、クラスがどこかも分からないし、友達いないし、わたしが留学生ってことは先生すら知らなかった。
    • 初日は普通に緊張していたし、学校の生徒も留学生に対して珍しくないのか、話かけてきてくれなくてこれからどうなるのかなと不安になった。その日は5人くらいとしか話せなかった。
    • 前年度この学校に留学していたAさんが事前にインスタで、「xxxっていう子が行くよ!これが彼女のスケジュールだから同じだったら教えてね。Go follow her」という感じで私の存在を知らせてくれていたので一緒にお昼を食べる友だちもつくれました。あと「共学だ!」と思いました。出発2分前に起きたことと全時間の移動を迷ったこと以外は最高の1日でした。
    • 部活が始まる時期に間に合わずに私の入りたかった旗の部活には入れませんでした。FCCAはボランティアでケータリングをしたり、みんなで料理を作ったりという楽しい部活です。
    • 登校初日より前から数回クラブは参加していたのでそこまで緊張はしなかったです。できるだけ色んな人に話かけようと努力しましたが、勇気が出ず相手から来るのを待って受け身になっていました。ランチは前からさそってくれていたSeniorの女の子たちと食べました。初日はあまり自分自身で納得のいく1日にはなりませんでした。
    • 学校開始前から、部活に行っていたので、部活の友達が私を紹介してくれました。初日の学校は楽しかったけれど、アメリカに来て1番体に負担を感じました。
    • とても緊張した。
    • 皆とても優しく、話しかけてくれたり助けてくれる子もいる。ホストシスターのグループの子達が初日から色々サポートしてくれたので、特に何も困らなかった。
    • 最初は緊張していたが、いろんな人が日本に興味をもってくれていて楽しいと感じた。
    • みんな、優しくてよかったな―です。

オランダ

    • 最初の授業が体育で全員しらない中、友達を作ることが大変でした。でも話しかけてみたら、みんな頑張って英語で教えたりしてくれました。
    • めちゃめちゃきれいで、大きくて人が多い。初日は説明だけだった。案内してくれた子はとてもいい子で、仲良くなった。

Q.その2〜3日後の経過は?

アメリカ

    • 理科系の科目としてとった解剖学の授業で人体の臓器の名前についての小テストがあったり、論文を読んでくるなどの宿題の量で授業についていけないことや宿題を終わらせられないつらさ、しまいには先生に交渉しても断られてしまい、全てがつらくて泣いてしまう。泣いている自分も嫌でもっと涙があふれるし、次の日の学校が憂鬱になる。
    • 1週間たってもロッカーには慣れません。みんな話すスピードはやくて理解するのが難しいです。
    • まだ新しい環境に慣れてなくて、地図を見ながら教室に向かっていました。
    • 各授業では優しく接してくれる友達ができ、ランチを食べる友達も出来ました。先生方も優しく気を配ってくれて、初日の不安と恐怖は大分減りました。
    • 授業もどうにか先生に助けを求めてついていけていた。さらに話す人が増えて充実していた。。
    • 2日目に自分が替えてほしくない教科を替えられてしまい、ランチに誘ってくれた子達と時間がずれ、一緒に食べられなくて、ランチのときにボッチになり、トイレで号泣した。3日目にそのことでカウンセラーと話している時に自分の気持ちを思うように言葉に出来なくて、アメリカに来て初めて人前で号泣した。
    • チアとダンス部の友達が増えた。そしてインスタとスナップチャットを交換した。とても嬉しかった。全く帰りたくないと2日目に感じてしまった。2、3日では男の人とは全然話せなかった。英語力とコミュニケーション力の足らなさを痛感した。
    • その後2〜3日はやっぱり、英語オンリーで帰宅後の疲れがひどかった。だけど、色々な子達が話しかけてくれて、新しい友達を作ることができた。
    • まだ辛いが、何とかなるかもしれないし、ならないかもしれない。
    • 「授業が聞き取れなくても、まずはノートを理解してみよう!」とか思うようになって、前向きになれた。自己紹介も自分のペースで少しずつしていって、少しずつ友達を作っていけばいいなって思えるようになった。全てにおいて、前向きになれた。「前の日の自分を更新できればいい」と今は思っている。
    • こっちから話せばみんな優しい。
    • 授業のスタイルに慣れるのに力を尽くしていた。わからないことがあれば、先生に積極的に聞くことで解決した。
    • 聞いてはいたけど、友達ってこんなに作るのが難しいんだなと思いました。
    • 分からないところを聞いたり、自己紹介したりして、少しずつだけど話せる人ができた。でも1週間は本当に少しだけだった。
    • クラスでヘルプしてくれる子が数人いて、心の底からありがとうと思った。全てのクラスに助けてくれる子がいるわけではない上に、ほとんどの先生があまり優しくないので、理解できない上、質問できない環境で辛いときがある。ランチの時間は本当に苦痛。クラスで話せてもランチまで一緒にはできないので1人なことが多い。
    • 仲良くなりたいという子や、自分と同じ転校生で1人の子何人かに話かけられた。逆に仲良くなりたくないと思ってしまう子や居心地の悪いクラスがでてきた。
    • 楽しいけど、難しい。
    • 特に変わりなし。ロッカーを開けるのにLunch Timeを10分費やした。
    • 結構慣れてきた。バスはいつも1時間遅れてくるけど今はかなり慣れて、ちょっと楽しくなってきた。
    • 自分から人に話しかけに行ったら、みんな優しく対応してくれて、自分の居場所も見つけられた。
    • SAさんのレポートに「3日くらいで学校に慣れました」みたいなことが書いてあったので「よし!3日で地図を覚えられるぞ!」と意気ごんだけれど、広すぎて無理でした。1日たつごとに友達が少しずつ増えていきました。嬉しかったです。とにかく誰にでもニコニコすることはとても大切だと思いました。
    • まだまだ分からない事が多く、1日に10人以上の人に助けてもらいました。ipadの使い方、クラスの場所、ランチの買い方、時間全てが分からなかったです。
    • クラスメイトの性格なども分かってきて少しなじめた気はしました。先生も私の英語のレベルを理解してくださって授業終わりに質問に行ってもつたない英語を必死に、そして快く受け答えしてくれています。友達も“Do you need help?”とすぐ助けてくれて感謝でいっぱいです。
    • 日が経つにつれてみんなと会話ができるようになりlistening力もすごく伸びた気がします。日本語もたくさん教えました。3回目のお昼の時にハイチュウを配ったら、みんな美味しいと言ってくれて、ハイチュウの偉大さを感じました。
    • 少し慣れたが、心地よくはない。
    • ずっと色んな人に助けてもらっている。こちらから話しかけて雑談できた生徒が1人。
    • 日本のお菓子などが人気でより友達ができた。
    • 3日後に、30人くらい友達ができました。

オランダ

    • 徐々に友達が増えていきました。オランダ人でも英語が喋れる人と喋れない人がいるのでなかなか大変ですが、分からなかったら教えてくれたりしてみんな優しいです。
    • 日本が好きだという子が何人か近づいて来てくれた。結構アニメとか日本文化が好きな人が多くて、なんか誇らしった。日本人で良かった。

Q.授業の方法やレベル、自宅での学習等、現在の勉強について感じていることは?

アメリカ

    • 授業中に分からないことがあったら、授業後などに先生に相談するようにしたら、自分にも理解できるようにしてくれたり、「今日よかったよ」と声をかけてくれるなど助けてくれる先生が多い。家で勉強する時は、ホストマザーが先生ということで教えてくれたり、理解するのを手伝ってくれる。英語や歴史が文章を読みのが大変で時間がかかるが、数学と物理は日本でも習ったことの復習だったりするので楽しい。
    • 政治と英語のクラスが難しくて、歴史と簡単な英語に変えました。宿題で分からない所があるとき、家族に相談して一緒に考えています。
    • おそらく日本語でうけたら簡単なんだろうと思ったけど、英語だから理解が追いつきません。自宅ではホストファミリーが手伝ってくれています。
    • 授業はアメリカ史と英語、それからNurt (Nutrition) & Wellという家庭科のような授業が私にとって難しいですが、宿題などはホストマザー、ファザーが分からない所を教えてくれたり、学校では先生に聞いたりして今のところ、上手くやっています。
    • 基本的にPCを使って行う。自宅では、自分のPCから授業内容の復習と予習ができ、それを毎日している。ただ、テストやクイズは点数を取れないので、毎回追試をお願いしている。
    • 授業はみんなが自分たちの思うように発言するから、ポンポン進んでいく。少し、チャラチャラしている子たちも授業中たくさん発言していてびっくりした。
    • 内容自体はまだ簡単な教科が多いけれど、英語で理解するにはきついのもある。だから家で単語を調べたり、放課後に先生のところに行って質問している。そしたらテストで案外アメリカ人より高い点をとれたりもする。英語はベつ。
    • 授業の方法は日本と違い、全ての教科でパソコンやプロジェクターを使っていて、とても面白い。自宅では、ホストママの方針が「帰ってきたらすぐに宿題をすること」だから、家での学習は特に問題なし。
    • ついていくのに必死でパンクしそう。
    • 授業内容はAccountingとAyEdがとても難しい。今まで習ったことがなかったから知らない単語だらけ。あと英語はたくさん英文を読んでそれでかつ読解しなきゃいけないから、スピードが追いつかない。自宅での勉強はいくら時間があっても足りない。その日の授業で、わからなかった単語をノートに書きだすだけでも、最低1時間はかかるし、それを覚えるには2時間かかるし、授業の復習もしたいし。平日できなかった分は土日にやるようにしている。
    • 理系科目はとても簡単。歴史と英語は難しいがそれでも頑張れば問題ない。
    • 数学は簡単。英語とアメリカ史がとても厳しいです(先生の発音や話すスピード)。宿題は割と量があるけど、日本の高校に比べたら少ない。
    • Physicsが簡単すぎるのでChemistryに変えようと思っています。Theatreは楽しい!と思って取っていたけど、いまいちなので迷っています。Englishは3から2に変えるかもって感じです。
    • 自分からどんどん発言する授業が多い。話を聞くだけじゃなくて、いろいろ作業する授業が多い。レベルは低い。テスト前と課題はしっかりと勉強をしている。
    • 授業は理解できるものとできないクラスが半々。先生は声をかけてくれないので全て自分から行動しなければならない。日本では手が止まっていたら先生が声をかけてくれるので、違いを感じた。自宅では、クラスのプリントを訳したり、宿題をしたりする。ほとんどのクラスは先生の話を聞いて、問題を解く日本と同じスタイル。
    • 英語とアメリカ史のレベルが高い。数学は平気。
    • 英語をききとるのが難しい。
    • US Historyが難しい。ChemistryとPre-Calは1学期にやったことだから分かるけど、この先わからなくなるかもしれない、ED Profは楽しい。US Historyは先生とホストマザーに助けられている。
    • ChemistryとUS Historyが難しいけどなんとか頑張ってる。学校始まってから毎日自宅で勉強していて日本にいた頃はまったくしていなかったのでびっくりです。
    • 思ったよりも大分簡単にこなせる。ただ授業や課題をこなしているだけでは日本にいた時からあまりimproveできないと感じ、授業中や課題ではあえて難しめのチョイスをするようにしている。それ以外にもNY Timesを読んだりしている。数学だけは遅れをとりたくないのでアメリカでも勉強している。
    • 授業はプリントベースで進みます。たまにLaptopを使います。レベルはクラスによってばらばらです。自宅では宿題とDuolingoをやっていますが、もっと復習に時間をあてたいです。
    • 授業はとても難しいです。
    • 授業によって難易度が激しいので、心の中も気持ちの浮き沈みがすごいです。「ついていけていない!」と感じるのはダントツでMathです。あんなにSAさんがMathは簡単だと言っていたのに、日本にいる時は自宅学習なんて無縁だった私にとって1日の復習はとてもしんどいです。受験生だと思って毎日頑張っています。
    • U.S Historyの授業がとても難しいです。授業中にヤフーをやるとなった時、スマホを使うということに驚きました。
    • クラブとホームワークで1日が潰れる。
    • 宿題は多くないが、授業についていくためには自分でシラバスなどを見て予習しないとついていけないので、ずっと勉強している。ホストファミリーや友達は「いつも助けるから言って」といつも言ってくれるので、本当に分からなくなったら頼ると思う。
    • 日本の参考書や辞書などに頼っている。どの先生も優しく、使いたい時に使っていいよと言われて安心している
    • 先生の字がきたないと感じました。内容は難しすぎず、良好です。

オランダ

    • 授業は全て(英語をのぞく)オランダ語のため、何を言っているのかさっぱりわかりませんが授業がおわってから先生に教えてもらったり友達が英語で教えてくれてなんとか頑張っています。
    • 今の所、数学と英語と体育以外本当に何を言っているのか分からない。けど、友達が翻訳してくれたりして、本当に助かっている。授業方法は本当にハイテクでさすがオランダだなぁと思った。オランダ語がもっと分かればもっと楽しいと思う。

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