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2018年度アメリカ高校交換留学プログラム無事終了!【2019年06月17日号】

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2018年度アメリカ高校交換留学プログラム無事終了!【2019年06月17日号】


   6月9日(日)アメリカ高校交換留学プログラム参加者たちが元気に帰国してきました。長かった、でも振り返るとあっという間だった11ヶ月…参加者たちのキラキラした笑顔と瞳の輝きは、この期間の頑張りがもたらす勲章です。皆、本当によく頑張りましたね!アメリカの団体に「無事帰国」の報告を終えたと同時にプログラム終了、そして参加者たちは私たちの巣から飛び立って行きました。この高校交換留学の体験が、これからの人生に何らかのスパイス的な役割を果たしてくれることを願っています。参加者の皆さん、ひとまず「ありがとう」そして「さようなら」…これからはSAとして活躍してくださることを楽しみにしています!

2018年度アメリカ高校交換留学プログラム無事終了!【2019年06月17日号】




☆彡留学生レポートVより(そのB)

   帰国した高校交換留学生たちが日本の高校に復学する時期はさまざまですが、再通学開始の時期にかかわらず、留学先の学校生活と日本との違いを痛感してしまう参加者も多いようです。参加者たちが留学中に感じていた留学先と日本の教育の違いをご紹介します。

Q.留学先国と日本の学校教育の大きな相違点は?
    • 大きな違いはやはり自由度だと思う。アメリカの高校では、ほとんどの授業でお菓子やスマートフォンも自由だし、服も何を着ても良い。ただ、どれにも一定のルールはあって、それは最低限守るべきという所。自由だけれどやるべきことはやるという自己責任なところは厳しさもあるけれど私は好きだなと思った。このせいかもしれないけれど、特にシニアの友人と話すと自分が学びたいもの、やりたいこと、今後の計画が驚くほど固まっていることが多くて尊敬できた。自分が望めばいくらでもだらけることはできるけれど、何かしなくてはいけないという気持ちになった。
    • 日本は一致団結することを大事にするが、アメリカでは個性を大切にする。授業は、日本では先生のペースで進むのに対しアメリカは理解重視。評価においては、日本ではA、B評価は難しくするがアメリカではAをとらせるための教育が一般的。
    • アメリカは放任主義だと感じる。やればやるだけ+αがついたりもするが、しないと怒られないが単純に点数が下がっていく。アメリカでは日本以上に自立自律が大切だと感じた。
    • アメリカの教育は、教師が全然教えないこと、受験制度がないこと、勉強はしなければいけないものではなくてしたい人がするものーー教育システムは圧倒的に日本の方が優れていると思う。でもその分みんな決まったことをやらなくてはいけなくて、アメリカでは生徒がやりたいことをやっているのはのびのびしていて良いと思う。
    • アメリカの学校教育のいい点は落とした単位は学年が上がってももう一度とれること、成績が常に見られること。異なる点は、やっている課題によるが飲食や音楽がOKなこと。クラスメイトや先生によるが生徒が授業をつくること。(日本は先生が作る授業)
    • 私はこちらの学校が本当に大好きです。なぜなら、ここでは成績がいいとHonor RollやStudent of the Monthなど賞がもらえたり、クラスも映画をみたり先生と話したり、食べ物を食べられるからです。でも日本の学校は制服を毎日着なきゃいけないし、授業中に飲食できないし、とても厳しすぎると思います。日本は日本でルールに従う礼儀のある国としてはとてもいいと思いますが、少しでもアメリカの学校のように生徒を信じて、世界に出たときになじめるようにした方がいいと思います。
    • 宿題で成績のほとんどが出る。日本では宿題は当たり前のことだったけど、こちらでは少し楽だなと思った。日本みたいにノートをぎっしり書いたりしない。映像をみて思ったことを言い合う。ノートを書くより自分の思いなど(特に歴史)をみんなで共有するのがいいなと思う。
    • 遅い(特に数学、理科)。アメリカはこれでうまくいっている(ように見える)から良いと思う。
    • ホストスクールの生徒数はたったの80人ほど。クラスも平均15人ほどで、授業内容も比較的易しいのではないかと感じます。フリータイムが本当に多く、自習時間がたくさん与えられます。先生方は黒板に書くことは少なく、口頭での説明が多いです。歴史のクラスでは、重要な部分だけ先生がピックアップして説明してくれたり、答えを導いてくれるので、その教育方法はいいなと思いました。日本は1ページごとに進み、板書が多い。
    • アメリカの学校は 9th – 12thまで全部選択だし、日本にない授業がたくさんあって自分がつきつめたいことを極められる。
    • アメリカには色んな人種の人達がいて色んな国の人がいるので、たくさんの種類の授業があるところ。
    • どれだけうるさくてもダメなことをしても怒鳴って怒らない。どんな時もまず生徒を落ち着かせて話を聞き、優しく指導している。とても良い指導方法だと思う。
    • 日本では生徒が主体となって行う行事が多いのに比べ、アメリカでは先生たちが全部企画することが多く、確かにそれは成功するかもしれないけれど、生徒で考えていくプロセスも大事な学校行事の一部だと思うのでそこは日本のやり方の方が好きです。アメリカの高校でも日本の文化祭の様な事をやったらすごく盛り上がると思いますが、一方で、薬物や喫煙が横行している私の高校ではちょっと危険かなとも思います。アメリカの高校は、とりたい科目を選べるので、興味のある科目を勉強でき、また、高校のうちに大学の単位がとれるプログラムもあって、その点は日本より充実しているなと思います。あと、クラブ活動での成果やボランティアが重視されているのも、「学校は勉強する場所」というイメージの日本とは違ってうらやましいです。
    • アメリカの学校では、将来なりたい職業に応じてコースが選べ、専門分野は深く掘り下げて、それ以外は浅く勉強する感じ。日本では、文理選択はあるものの、選べる教科はアメリカに比べてかなり限られている。可能性を全て検証する暇なくコースを選択するのはもったいないと思うところもある。結局、どっちも良し悪しがある。私は日本のほうが好き。
    • @教科の多さの違い。ビジネス、チャイルドケア等の将来にとてもつながる授業を選択できる。 A先生と生徒の距離感。普段から意見が教室内に飛び交う所がすごい。 Bパソコンでの授業。教科書がいらないし、すぐに調べることもできる。先生にもメールで相談できる。
    • 先生と生徒の距離の近さ。おそらく英語には日本のような「敬語」というものが存在しないからか、先生と生徒の距離が近いように感じる。先生も、座席表がないのに一人ひとりの生徒の名前を憶えていることに初めは驚きました。それから、先生は生徒一人ひとりのことを把握してくれていて、とても嬉しい。私は日本の教育システムよりアメリカのシステムのほうが好きです。
    • 授業の様子。アメリカはとてもラフな感じで何でも思ったことをそのまま発言したり、先生と生徒が普段通りの会話をしながら授業が進んだりしたのですごく楽しかったし、特に内向的な私にとっては合った方法でよかったです。
    • アメリカは宿題が多く、毎週のテストが成績に反映される。日本は授業態度なども評価されるが成績の90%は期末テストで決まる。アメリカは細かくテストしてくれるので忘れないうちにテストできて良いと思う。ただ、アメリカの公立高校は規則がゆるく、少し驚くこともあった。日本は先生が一人ひとりの大学進路の面倒を見て毎週面接して、と、とても丁寧なことがわかった。
    • 授業の緩さ。アメリカでは何もしない授業があったりするが、日本は授業時間全部を使おうとする。学ぶ量は日本が圧倒的に多いが、生徒はやらされている感が強い。一方でアメリカは好きな授業が選べるので、生徒の授業への姿勢が前向き。
    • 私が一番大きいと感じた相違点は、アメリカは日本より個人を尊重していて自由で個性があるところ。クラス選択やクラス変更のシステム、成績が良ければ学年関係なく先に進める、など。私はアメリカの自由さや個性的なところがとても大好きです。日本にもアメリカにはない良い点がありますが、私はアメリカの教育システムも日本の教育も受けられて幸せだと思っている。
    • 毎日同じ授業を同じ人たちと受けるので、すごく仲良くなれるのはいい点だと思います。
    • パソコンを使う授業がほとんど。現代的でたくさんの情報量を処理しなければいけない生徒からすると使いやすくていいと思う。
    • 日本では議論する機会が少なく、反対意見などが出しづらい。自分的にはアメリカのやり方が好き。日本は集団での授業を重視しているので、公平さが求められる。アメリカでは周りを気にせず自分の意見を述べる。
    • 日本の学校は基本的に先生の講義が多いが、アメリカは自分で勉強したりグループワーク、グループプレゼンテーションが多い。個人的には日本の先生の講義より面白いのでアメリカの授業スタイルの方が好き。
    • オランダの高校では、インターネットを使った授業がほとんどである。やっぱり全員がきちんと真面目に授業を受けているわけではないけど、板書の手間やプリントが少なくなり効率やテンポはいいのかなと感じた。
    • オランダと比較して、日本の学校は色々なことがコントロールされている。例えば、学校へ入ったら下校時間まで出たらだめ、など。オランダは結構自由で、ゆるい所はゆるく厳しい所は厳しい。時間に対しては結構厳しい。授業に遅れたら、次の日学校が始まる30分前に来なければいけない。日本の学校にいれば安全な気がする。学校にいる間に何か起こっても周りに先生がいるから親は安心できると思う。でも、コントロールされすぎて窮屈に感じる時がある。オランダは色々な事が自由で、開放感がある。でもゴミを床に捨ててもあまり注意されず、お掃除の人が来て掃除してくれる。もしオランダの学校にいたら日本と比べて周りに気を配ることが難しくなりそう。お互い良いところ、悪いところがある。

   留学中に辛かったことや悲しかったことを思い出すのは決して楽しいことではありません。でも、たくさんの困難を自分の力で乗り越えることができたという事実はそれぞれの自信となり、そして帰国時に見せてくれたキラキラ輝く瞳につながっているのではないでしょうか。

Q.対人関係その他で、苦労したことや悲しかったことは?どうやって解決しましたか?
    • 親しい友達を作るのに苦労した。もともといつめんがあるところに入ろうと頑張ったけどとても難しかった。無理に苦労しないで、もともとの友達と遊んだり、必死に友達を作るより今自分を大切にしてくれる友達がいるだけで十分だし幸せだと思うようになった。
    • 正直、人間関係については、勉強よりも何よりも苦労しました。友達関係で苦労したこともあります。特に初期、表面上の関係というか、仲は良いけれど学校以外で関われるような、軽口も叩けるような友人はそう簡単にできるものではありませんでした。これだけ学校で友人と話す時間を楽しみにしている今ふりかえると信じられないような気持ちです。全てはタイミングだったような気もしますが、ストレスに押し潰されすぎず、でもあきらめないことは大事だったのかなと思います。悲しかったのはホストファミリー(HM)との関係、誤解等です。一緒に暮らしている中で困ることがあり相談したかっただけのつもりが、ケチをつけているようにとらえられてしまったらしく、「自分のことしか考えてないんじゃないか」と怒られることもありました。そのつもりはなく、何かしら変えられるところはないか話し合いたかっただけなのに上手くいきませんでした。他にも友達との時間と家族との時間とのバランスの話などもしました。相談、話し合いのつもりが理不尽に怒られることがあって、HMが怖かったです。それでも、今また仲良くなれてきている気がします。やっぱり、何かつらいことや大変なことがあってもコミュニケーションをあきらめたらいけないと思いました。本当に疲れたら少し部屋で休むこともいいけれど、投げ出さなかったからこその今があると思っています。
    • 自分のことを話すのが得意ではないのでよくホストファミリーに「もっとコミュニケーションをとって」と言われる。自分では日本にいた時と比べ物にならないくらい話しているが、相手にとってはもちろんそのようなことは関係ないので意識し続けるようにしている。「日本の時は○○だった」は通用しないと改めて実感している。
    • 対人関係や友人関係で辛かった時は相談できる人に話した。最初の1ヵ月くらいはドイツの留学生がいて仲が良かったのでその子に話していたが、その後はシスターに話すことが多かった。あと、そのシスターのお父さん(ホストファーザーはその子にとっての義父)が話を聞いてくれた。また、大事な相談はコーディネーターの方にしていた。人に話すとほぼ解決するけど、理由なく自分の気持ちが沈んでいるときは大好きな曲を聴いてひたすらに泣いて後すっきり!とか、お母さんにもらった手紙や友達からのメッセージ、文際からのラブレターを読んで元気をもらっていた。でもこの3つは最終手段でした。あんまり浸っていると逆にさみしくなってしまうので。
    • 差別用語を言われたり、無視されたことがあった。解決策は気に留めない!成績が上がらなかった時はひたすら頑張るのみ!!!
    • 悪口を言ってくる人がめんどくさかったので無視していた。
    • 留学当初は結構仲良く過ごしていた男の子(恋愛感情はない)が、11月ごろに私が「えっ」となるような行動をとり、そこから私たちの関係は深まらず、私から一方的に避けたり、解決しようと話したりしましたが、やはり前のように仲のいい関係に戻ることはできないと判断したので、残念ですが私はその人と距離を置くことに決めました。その他の対人関係で苦労したことがあっても基本的には時間が経てば元に戻るような感じです。
    • 最初の頃はなかなか仲のいい友達ができなくて大変だったけど、時間が解決した。
    • 日本の文化や歴史的な点で侮辱されることもありましたが、そこは深く考えずに対応しました。
    • 最初なかなかランチを一緒に食べるメンバーが定まらず、色々な所を転々としていた。この時は日本に帰るまでに決まったランチメンバーを作れるのか不安だったが、思い切ってクラス変更してみたところ一日で気が合う友達がたくさんできた。
    • ホストチェンジの話が持ち上がった時は悲しかったけれど、今はもう乗り越えられました。私もホストファミリーもホストチェンジをした方がいいんじゃないか/したいと思っていた状況から、最後まで一緒にいようという決断に至ったのはすごく大きなことだし、あの時頑張れた自分を誇りに思うのと、私のことを諦めないでいてくれたホストファミリーには感謝の気持ちでいっぱいです。世の中に完璧な人はいないけれど、いいところがない人もいないので、負の感情が大きくなってしまった時もその人のいいところに目を向けようと努力しました。日本では、自分の家族から嫌われるかもしれないという怖さなんて全くなく過ごせますが、ホストファミリーは家族とはいえ数か月前まで名前も知らなかった人たちで、もしかしたら嫌われてしまうんじゃないかと気遣いすぎていたんだと思います。でも、アメリカで友達と過ごすうちにだんだん考え方も変わってきて、そんな小さいことで悩んでいるのはもったいないなと思えるようになりました。
    • たくさんあったけど、一番はホストファミリーとのこと。ホストチェンジの後、マーチングで忙しく、一緒にいる時間が取れず、上手くなじめないことに憤りを感じていた中、LCからファミリーが私が話してくれないと言っていると聞いた。自分では学校もバンドもチェンジもいっぱいいっぱいで辛かった。結局、「宿題」が出されて強制的に家族と会話する機会が作られたのと、マーチングシーズンが終わってたくさん時間を過ごせるようになって解決した。行事などに積極的に参加するようにしたのもよかった。
    • ダブルプレイスメントのホストシスターが全てにルーズだったり、人としてどうなのかと思うところも少しあった。初めはこれはカルチャーの違いかと見逃していたけれど、我慢ができなくなってからは一回同じ学校の韓国の子がダブルだったので相談した。それ以降は自分で思ったことを全部HSに伝えるようにしたら自然と楽になった。
    • 別に誰かに相談することで解決はしないと思ったのでひたすら部屋にこもって泣いていました(もちろん、家族にばれないように、寝静まった後で)。あとは、その思いを全て日記帳に書いて、自分の問題は自分で解決していたことがほとんどです。今、過去の日記を見たら笑えるけれど、その時は自分にとってかなりシリアスな問題でした。(全く大したことではないです!!!)誰かの助けが必要だと思った時は、ファミリーや友達、先生などに助けてもらいました。
    • overnmentのわからないことを友達に聞きまくったら、少し面倒くさがられてしまいました。聞きすぎず、自分でも調べることで解決しました。留学生だから、アジア人だから、という理由なのかは分からないけれど、たまにパシリにされそうになりました。最初はまぁいっか、と思って水を買ってあげたりしていたけれど、嫌な事をしっかり嫌と言わなければいけないと思い、嫌な事は嫌と断る力をつけ、解決しました。
    • 家事はHSと一緒にやるように決められていて、ホストペアレンツがいないとき、ほとんど全部させられて、言い合いになっても英語力の差で言い返すことができず泣きながらお皿洗いをした日もありました(笑)。ホストペアレンツとLCに言って、ペアレンツが出かける前にメモで名前別に家事名を書いてくれるようになりました。
    • 私はそのようなことがあった時はアメリカのファミリーにも日本の家族にも友人にも基本心配かけたくない、という性格なので、泣けるときに泣いて自分で考え方を変えてバカになってポジティブになっていました。別にこんなもんでいいんや、大丈夫、っていう感じでたいていのことは解決していたと思う。それか、アメリカの友人に軽く話すと考え方がおもしろいので、意外と自分も楽になったことがあります。人前(学校の友人)でおもいっきり泣いたこともあります。全て解決できます!!
    • 友達になりたいと思っている人に毎日少しずつアタックして友達になっていくプロセスが少し苦労したところです
    • 自分の予定をHMに言っていなかったら悲しんでいて心配された。謝って、お互い責任をもって行動しようと決めた。謝罪し、正直でいることが大切。
    • 何を言っているかわからなくて、「え、何て言った?」というのを繰り返しすぎてつらくなる。できるだけ人と話すようにして慣らす。

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