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Mikuのアリゾナ州-アメリカへの高校生-留学-体験談10ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Mikuのアリゾナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 10ヶ月目

 

  こんにちは。お久しぶりです。これが最後のアメリカからのレポートです。やっと学校が終わって今は夏休みの真っ最中です。ほんとうに暑い!この前は47度まで気温が上がりました。毎日プール三昧です!やっぱり学校終わったっていう実感がなくて、またすぐに学校が始まりそうな、そんな気分です。

この2か月は終わりの2か月でした。いろいろなことがだんだんと最後を迎えるのが少し寂しかったです。まず最初に終わったのはテニス。すごく楽しかった。最後の試合は負けてしまいました。でも最後まで全力でできたと思うので悔いはありません。最後の試合のあとも自由参加の練習は2週間ほどありました。その自由練習も最後の日、私はコーチにテニスのラケットを借りていたので、それをコーチに返さなくてはいけませんでした。4か月毎日学校に持って行ったり、家にも持って帰って、とても愛着をもってました。コーチにラケットを返した時にやっと終わりという実感が沸いて、悲しかったです。コーチがその時に”quit and start”と言われて、どういう意味?と聞くと、”今Mikuが私にラケットを返したことでMikuのテニスシーズンは終わってしまったけれど、次のシーズン新しく来た子がこのラケットをつかって、また始める。どんどん受け継がれていくということ”と言われて、なんでかわからないけど、とても未練のあったテニスのシーズンの終わりをすっきりとした気持ちで受け入れることができました。とても濃くすばらしい4か月でした。コーチや毎日送り迎えをしてくれたペアレンツ、一緒に練習をした友達には感謝しかありません。


そのあとしばらくしてBanquetがありました。Banquet というのはクラブのシーズンが終わってからクラブのメンバー、コーチ、両親みんなでするファーマルな食事会です。久しぶりにみんなに会えてとても楽しかったです。私はテニスの友達の両親がパーティー会場をもっているので、そこでみんな料理を一品ずつもってきてご飯を食べました。その時にコーチから一人ひとり名前を呼ばれて、みんなの前でその子の頑張りや、どんな子だったか、とかコーチに延々と語られます。私の番の時にコーチが「こんな初心者初めて見た。少し教えたらどんどん成長する。あとMikuはいつも笑顔が素敵で、ほかのクラブの子に聞いても、いっつもMikuはポジティブだとか、いい笑顔してると聞く。来年も本当に残ってほしい。ありがとう」といわれてほんとうにうれしかったです。最後ハグしてくれたときにコーチも少し泣いていて、席に戻ったら友達も泣いていて、このチームでよかったなって思いました。私のペアレンツは兄妹も多くて忙しくて、よくお迎えの時間が重なって遅れたり、迎えに来られなかったことがたくさんありました。そのときコーチはいつもペアレンツがくるまで私と話をしながら待っていてくれたり、家まで送ってくれました。Banquetの最後、コーチが帰るときに「今日はペアレンツ迎えにくる?家まで送ろうか?最後やで」と笑いながら聞いてくれた時は泣きそうになりました。この夏にサマーキャンプがテニスであって、何回か最後に行けるのでとても楽しみです。


前のレポートのあとはいろいろとファイナルプロジェクトが始まって大変でした。英語のクラスでは2つファイナルプロジェクトがありました。授業でculture narrativeというものを学んで、最後には自分の両親に今までの人生でなにか文化の違いでとまどったことや、それをどうやってのりこえたのかなどをインタビューして、それのアニメーションを作るというプロジェクト。私はペアレンツが不在だったので友達にインタビューをしてそのストーリーでアニメーションを作りました。その友達は一度日本に行ったことがあって、その日本での出来事を話してくれました。とても大変だったけれどクラスの中では一番の出来で、先生にとても褒められました。なんと100点満点で120点をとりました!そのあとには自分の家の習慣や、文化などをプレゼンテーションするプロジェクト。ある子は食べ物をもってきたり、メキシコ人の子はスペイン語の歌をみんなに教えたり。私は日本語についてパワーポイントを作ってプレゼンテーションをしました。ひらがな、カタカナ、漢字など3つの文字を使い分けていること、それら3つを使った例文をみせたり。最後には簡単に書ける漢字も教えました。英語のファイナルプロジェクトは見事満点とれました!Mikuのアメリカ高校留学・体験談 10ヶ月目クレイのクラスのファイナルプロジェクトは一番大変でした。一つはジャーと呼ばれる、エジプトのツボみたいなのを轆轤(ろくろ)で作って、そのあとに動物の頭の形をした蓋をつくります。私は子ヤギの頭の蓋を作りました。二つ目はボウルを作りました。ボウルはかなり難しくて、4時間轆轤とむかいあって、失敗して、できたと思ったらまた失敗しての繰り返しで、みんなはボウルを作りおえて色塗りの作業に入っていくのでとても焦りました。でもようやくあとはいびつな部分を削るだけ、残りは明日1時間かけてしようというところまできました。でも次の日学校に行って私の作品を見てみると、無残にも壊れていました。(ほかの人がクレイを乱暴に片づけて私の作品がおしつぶされてしまったから。)なのでとても大変でした。でも完成したのは本当に売りにだせそうなくらいきれいに出来ていて、とても満足です!クレイの大変なところは家に持って帰って進められないのでまさに時間との戦いでした。締め切りの5分前に仕上げました。アートのクラスは抜き打ちの筆記テスト以外は完璧で見事Aをとれました!とてもうれしいです。ファイナルプロジェクトすべ同じ週に提出期限があって、本当に大変だった。怒涛の1週間でした。でも今ではあの忙しさがとても懐かしいです。とても楽しかったです。


Mikuのアメリカ高校留学・体験談 10ヶ月目そして5月のはじめ、ついに一番上のホストシスターが日本から帰ってきました!空港に行く前からみんなテンションがすごく高くて、2時間も前に空港のゲートの前で出待ち。シスターと一緒に「おかえりなさい」って書いたカードを3枚も作って、それとアメリカの国旗をもって待ってました。だんだん親戚の人や教会で仲のいい人、たくさんの人が集まってきてすごい大人数でした。シスターは本当に想像した通りの人でした。とても優しくて、兄妹が大好きな素敵なお姉ちゃんです。私の家の習慣で、ほぼ毎日サークルKにいって1人1つ、顔よりでかいソーダを買います。シスターが帰ってきて、まず最初にみんなで行った場所はサークルKでした。そこでみんなでお会計しようとしていたら、レジの人が「今日は特別サービスで無料!」っていきなり言って、タダでソーダをもらっちゃいました。アメリカらしいサービス。シスターが帰ってきてすぐみんなでパーティーをしました。親戚のひとがケーキをつくってきて、写真はそのときのケーキです。とてもクオリティ高くてびっくりしました!最初は兄妹みんなシスターにべったりで話す機会があまりなかったけれど、今はよくふたりで買い物に行ったり、アニメを一緒に見たり、サークルKに行ったりしてとても楽しいです。もっと早く出会いたかったです。時間が過ぎるのが早い!

最後のAssembly にとても素敵な光景を見ました。Assemblyは学校でたまにある全校集会みたいな感じのもの。でも本当に面白い。ダンスをみたり、この前はプロのバスケの選手が来ました。軽いお祭りみたいな感じ。Assemblyが始まる前に代表1人がアメリカの国歌を歌います。その時私達は立って、右手を左の胸にあてて、その子の歌を聴きます。代表の男の子が国歌を歌っている最中、男の子が緊張で歌詞をわすれてしまって、途中で歌が止まってしまったのです。それで男の子はステージから退場してしまいました。その時に一人の子が男の子を励ますように拍手をはじめて、だんだんみんなも歓声をあげて、男の子がステージに戻ってまた最初から歌い始めました。そのとき、いつもは歌わないけど男の子の歌を邪魔しない程度の声の大きさで、みんなで一緒に国歌を歌いました。最後歌い切ったときすごく大きい拍手で終わって、とても感動しました。ほかにもいつもお世話になっている警備のおじさんが今年で退職するのでみんなでドッキリをしたり、とても楽しくて、素晴らしいAssemblyでした。

学校は本当に楽しかったです。好きなことが好きなだけできたというか、させてもらえて、のびのびと過ごせて、一生分のんびりできた気分。最初に苦労した人間関係や、初めて学校に行くときのドキドキ、初めてペアレンツに会った時の緊張。すべてがとても懐かしくて懐かしくてたまりません。もっとあの時の気持ちを大切にしておけばよかったな、とつくづく思います。ファイナルグレードで、とてもうれしかったのが英語でA−の成績をとれたことです。本当に英語のクラス難しくて、一番悪戦苦闘したクラス。最後ファイナルが終わった後、先生が泣きながらハグしてくれて「頑張ったね。とても英語うまくなったよ」と声をかけてくれたのがうれしかったです。私も泣きました。最後の体育のクラスは本当に一番悲しかった。一番楽しいクラスで、みんなと仲良くなれて。最後のクラスでみんなの顔を見たときに泣いてしまって、みんなからハグをもらいました。授業のあと先生に教えてもらったのですが、基礎体力テスト(持久走、腹筋、腕立て...など)で学校のP.E.をとっている生徒のなかでTOP25にはいっていたそうです!なので私の名前が学校に残るよ〜と言われてとてもうれしかったです。Mikuのアメリカ高校留学・体験談 10ヶ月目最後、学校を出るのはとてもさみしかった。私が行っていた学校は本当にいい学校でした。いつでもなにかに挑戦できる、そんな舞台がちゃんと用意されていて、先生も生徒を信頼していて生徒のしたいことを全力でサポートしてくれるし、とても自由に学校生活をおくることができる。みんなとてもクリエイティブで、ポジティブで。この学校に通えてる友達がうらやましい。でも最初からこの学校にいる子にとってそれは当たり前なことで、外部から来た私だから気付けた良さでもあると思いました。できることならここに残ってもっと勉強したかったです。(写真は友達の卒業式のガウンを着せてもらった時のです。)

今こうして振り返ってみるととても早い1年でした。本当にたくさんのことを経験させてもらえて、こうして留学できていることに感謝しかありません。もうすぐ日本に帰るという事実が信じられない!アメリカにきてアメリカが本当に大好きになった。でもその分、日本が大好きになった。ステイして初めて気付けた日本のよさはたくさんあった。それに気付けたこともよかったです。

ここにきて英語を学び、現地の人と交流することによって、確実に自分の世界が広がったと思います。そしてここにきて一番に感じたのは英語はしゃべれて当たり前ということ。英語は道具であるということ。私はそんなことを言えるくらいに英語はうまくないけれど。でもこれから大事になるのは英語のほかに何ができるか、ということだと思います。日本に帰って英語の勉強はもちろんですが、自分は英語のほかになにができるのか、何をしたいのかを見つけ出します。

それではこのへんで最後のレポートを終わりたいと思います。10か月間つたない文章でしたが、読んでくださってありがとうございました!

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