Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目|高校留学・体験談(日記)|交換留学・団体・ホストファミリー

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Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目

 

    こんにちは、みきとです。アメリカはようやく春を迎え、暖かい日が増えたように感じます。凍えるような朝に苦しめられる日々を乗り切れて嬉しい反面、時間の流れを感じてなんとも言えない気持ちになります。


誕生日

   2月に入ってすぐ、僕は16歳になりました!日本の家族が手紙を送ってくれたり、アメリカにきてから連絡をとっていなかった友達などからもSNSでメッセージをもらったりして、とても嬉しかったです。別にネガティブな気持ちになったわけではないのですが、送られてきた過去の写真などを見て、少し日本が恋しくなりました。でも、ホストマザーの作ってくれたご馳走ですぐにそんな気持ちも吹き飛ばされました。
そしてついに、待ちに待ったディズニーワールドへの旅行です!今までのレポートでもしつこく書いてきたこの一大イベント、もう僕の知っている日本語では表現しきれないくらい最高なものでした。ずっと憧れていたウォルトディズニーワールドに行けたことだけでも感無量ですが、久しぶりに同期のみんなと過ごせたことも本当に嬉しかったです。誕生日プレゼントをくれた子までいて、留学を通じてみんなと巡り会えた縁には感謝しかありません。旅行は3泊4日、4つあるすべてのパークと巨大ショッピングモール、プールも設置されたリゾート内ホテルなど、みんなと思いっきり楽しみました。ただ、1日中歩き回ったり、寝るという概念がないスケジュールを与えられたりしたので、疲れは尋常じゃなかったです。
実は僕、今まで他人の誕生日を全然覚えてあげられなかったり、どんなプレゼントが喜ばれるのかわからなかったりと、誕生日に対してどこか関心が薄い節がありました。しかし今回留学中の環境の中でこんなに素敵な誕生日を過ごすことができ、誕生日の持つ力というか、大切さというのに気づけた気がします。帰ったら家族や友達の誕生日を心からお祝いしてあげたいです。

Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目

これはディズニーワールドのシンボルとも言える、マジックキングダムのシンデレラ城の写真です。天気にも恵まれとてもラッキーだったと思います。僕のわがままに付き合って一緒にパレードやショーを見てくれた同期の方々、本当にありがとうございました。引率してくれたFLAGのスタッフの方もとても良い方でした。感謝してもしきれません。


Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目

東京ディズニーリゾートとはまた違う、アメリカのディズニーの空気感を存分に味わえて本当に満足です。この写真は、クタクタになって帰ってくる僕達を毎晩ホテルで迎えてくれた「ライオン・キング」のキャラクター達です。これまでのレポートでも書いたように、マーチングバンドとしてもう一度ディズニーワールドに行く予定です。2回目とか関係ありません。今から全力で楽しみだし、全力で楽しんで帰ってくると思います。


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ホストマザーが作ってくれた誕生日のご馳走は魚介たっぷりのパスタやガーリックパンなどでした。手書きのメッセージカードまでもらいました。はっきり言ってディズニーのことしか頭になかったので驚きました。もちろんとても美味しくて、沢山お代わりさせてもらいました。


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なんとケーキまで用意してくれていました。
僕の大好きなチョコレート味のアイスクリームケーキに飾りつけまでしてくれて、一生忘れられない夜になりました。アメリカのカラフルなクリームが甘すぎてまだ好きになれないので、アイスクリームケーキで本当に良かったです。


バンド活動

   他の子のレポートを読んでみると、季節ごとのスポーツを頑張ったり、クラブに挑戦したりして忙しそうにしている子が多く感じられます。ですが、僕はそんなことありません。一年を通してバンド関係の活動のみをのんびりとやらせてもらっています。クラブに参加することは一時期考えたのですが、ボーイスカウトに入ることが決まったのもあって、吹奏楽活動に専念することにしました。バンドと一言に言っても、僕はマーチングバンド、バンドのクラス、ジャズバンドのクラス、の3つに所属しています。先生は同じ人だしメンバーもほぼ変わらない(人数は大きく違う)ので、実際にそれぞれの間に壁や差を感じることはほとんどないです。
ここ最近はクラスとしてのバンドの活動が多いです。僕の参加しているこのクラス、コンサートバンドとしてのクラスでは学校内で一番レベルが高いので、曲の難易度が高いです(前回のレポートでも紹介しましたね)。マーチングバンドの時とは違う楽器を演奏してる子がいたり、自主練習をする子もほぼいなかったりするのに、楽譜だけは立派なので正直「もっと簡単な曲から練習するべきでは?」と思いました。しかし、実際にコンサートなどで演奏すると、色々な方から高い評価や、賞までいただいたりするので、やっぱりかなり上手いバンドなんだなと思い知らされます。そんなことを微塵も感じさせない合奏中のふざけっぷりには流石アメリカと言うべきでしょうか。貴重な体験をさせて頂けて本当にありがたいです。
前回のレポートで合格を報告した地域選抜バンドはとてもいい経験になりました。多数の学校からオーディションに合格したメンバーが集まり、1日練習した翌日に本番のコンサートで演奏しました。楽譜も練習日当日に配られたので本当に練習時間は短く、その時の僕はすごく緊張していました。初対面の人に囲まれて不安だったし、「みんな上手なんだから僕もちゃんと吹いて足を引っ張らないようにしないと」というプレッシャーも感じていました。けれど、同じ楽器を演奏していたもう1人のメンバー(他校)や同じ学校から参加した友達と協力して準備をし、発表当日は満足のいく演奏を披露できました。日本では経験したことのないことだったのでとても新鮮でしたし、いい思い出になりました。

 

ボーイスカウト

   12月から始めたボーイスカウトでも、ようやく他のスカウトの仲間と打ち解けてきました。なにかにつけて「お前めっちゃいいやつだから」とお菓子くれたりするなど、とても慕ってくれています。キャンプなどでも、テント設営やご飯の支度など、基本的なことは自分でできるようになりました。
そんなボーイスカウトにも大きな変化がありました。カブスカウトと呼ばれる団体で別活動をしていた下級生が、ボーイスカウトに正式に入団したのです。まだ10歳前後の子が一気に大量に入ってきました。今年は例年と比べても異例の多さらしく、ボーイスカウトが今までの二倍近くの人数にまで膨れ上がりました。施設の定員や荷物の運搬量にも支障をきたしています。なんといっても上級生にとっては、話を聞かない騒がしい子供が増え、とても歓迎という気持ちにはならないようです。ですが僕個人としては、好奇心旺盛で純真無垢な子供達の天使パワーの恩恵が大きいので超ウェルカムです。この前新入メンバーのうちの1人から「上級生の中で君が一番好き!」と言われました。今となっては自分が一体どうやって理性を保ったのか知る術もありません。ありがとうボーイスカウト。帰国までよろしくボーイスカウト。

Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目

ボーイスカウトには、条件をクリアしていって上位のランクを目指す、という仕組みがあります。僕はゲスト扱いという特例なので、基本的にランクなどは無視して活動させてくれるのですが、時間を見つけては少しずつ挑戦するようにしています。この調子で行けば、どうにか最初のランクには到達できそうです。


クラス

   僕は今のところ、クラスで困っていることはありません。テストも宿題も全然少なくて、かなりの余裕があります。今回のレポートではその詳細をもっと掘り下げて書いてみようと思います。
まずは英語のクラス。本を読んでテストをする、といったようなことももちろんありますがそれだけではありません。ドキュメンタリーの作製や研究論文の練習のようなこともしました。ドキュメンタリー制作では、4人程度のグループに分かれてシナリオ作成からインタビュー、動画編集まで全て自分たちの手で行いました。論文練習では各自話題を決めて、ネット記事から有識者の発言を引用、書類フォーマットや文献リストの書き方など、一般的な論文の正式な書き方を教えてもらいました。今は「るつぼ (原題:The Crucible)」という物語を読む授業をしています。1950年頃にアーサー・ミラーが著した戯曲で、実際に起きた魔女裁判を題材にしています。簡単ではありませんが、先生に質問(というか自分の解釈があっているかどうかの確認)をしたり、映像資料を探して復習したりしてなんとか成績はAを保っています。確認テストの出来が良かった時は、あまり良い結果を期待していなかったのもあり、本当に嬉しくてついホストファミリーに自慢してしまいました。

Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目

教室に置いてある英語の教科書の写真です。
写真からも分かる通りすごく分厚いですが、iPadのおかげでこの教科書を使わなくてすんでます。文明の利器の偉大さを思い知る今日この頃です。


   数学の授業は、正直自分の中では休み時間のような感覚です。日本とは違う解き方が出てきたり、まだ習ったことのない範囲も授業で扱われていますが、とにかく進みが遅いので何の負担にもなりません。日本のように公式の証明をしたりすることもなく、ただ問題に解き方を当てはめるだけだったり、場合によっては本当に覚えるだけで満点がとれるテストだったりするのですが、それでもじっくりと時間をかけて練習していきます。数学だけは他のクラスと違い、とにかくまずは正しい答えを出せるようにすることを重要視しています。だからといって退屈というわけでもありません。親切な先生と一緒に解答を作ったり、仲良くなった友達と談笑したりと楽しくやっています。もしかしたら一番好きなクラスかもしれません。
二学期になってからは経済のクラスもとっています。このクラスは他の授業と比べて進み方が特殊で、メインの軸となる内容は生徒全員に配布されているiPad を使ってオンラインで勉強します。映像授業というわけでもなく、わかりやすい説明アニメーションや細かい内容のアクティビティをクリアしていき、最終テストを合格すれば授業を受けた扱いになるというものです。先生はそれをネット上のデータで見て成績をつけます。実際に先生がクラス内で教えてくれることは、株売買や商売の模擬体験だったり、専門家を招いての講演会だったりと、より実践的で専門的な内容です。一番面白かったのは、自分が将来一人暮らしするのにはいくら必要なのか調べて計算する授業です。もちろんアメリカのシステムにあわせた授業だったのですが、僕は先生に許可をもらって日本に住む場合の計算をしました。経済のクラスに限らず、先生方がとても親切で臨機応変な対応をしてくださるので本当にありがたいです。
中でも特徴的なクラスが一つあって、CREWと呼ばれています。1回目のレポートで「道徳」として紹介したクラスです。協調性や自己理解など、社会にどうしたら貢献できるのかを学ぶクラスです(と僕は解釈しています)。僕が通っている学校独自のクラスらしく、アメリカの中でも珍しいと思います。基本的にはただのレクや自習時間ですが、ボランティア活動をしたり将来のことを考えたりもします。この将来を考えるというのがかなり具体的で、自分の行きたい大学がどこかを調べるためのプレゼンテーションを作ったり、履歴書を書いたり、適職診断をしたりもしました。普段はダラダラしているだけの友達も、嫌々とはいえ、将来について真剣に語っているのを見るのは刺激を受ける部分があります。こういった内容は面白いと感じるのですが、あまり好きではない部分もあります。それは社会貢献という部分の一部でした。ディベートや会議で求められる姿勢や会社内での理想像などを学ぶことがあり、オンライン上のネット教材を使ったり外部の方を呼んで授業をしてもらったりしたのですが、「そんなのシチュエーションによって変わるだろ」という問いを投げかけられたり、SNS上で話題を呼んでいるような勤務体制を肯定する意見だったり…。もちろん提出課題などはしっかりこなしましたが、柔軟性が必要であるはずの問題に、上司にとって都合のいい答えを押し付けているだけにしか見えなくて納得がいきませんでした。しかし先日、そういった内容は今後クラスで扱わないと学校が決断しました。先生曰く「時間の無駄だから」とのことです。僕が1人で捻くれていたわけではなくて安心しました。

Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目

ついこの間行ったCREWのパーティー。
一応春休み前だからという名目はあるものの、普通にお菓子を持ち寄って楽しく過ごすだけです。先生が桜が好きだと言っていたので、「折り紙とか使って何か作れないかなぁ」などと思考錯誤していたら、思った以上の大作が完成してしまいました。すごく喜んでもらえたので良かったです。4時間かけた甲斐がありました。

 

   さて、いくつかのクラスを紹介しましたが、僕はどのクラスにもいくつかの共通点を感じます。1つはグループ活動が多いことです。ほとんどの課題を複数人で協力して進めます。グループ活動ではない時も、完成したものをクラスメイトと評価し合うことがとても多いです。また、実践的な内容が多いのも特徴ではないでしょうか。記憶したものを確認するテストが少ないのもあり、課題が終わるまでの過程を重視することが多いです。将来を意識した内容もとても為になるなと感じます。そして何より、これはクラス内容ではありませんが、クラスに対する価値観が日本と大きく違います。時間が迫れば先生はキリが良い悪いに関係なく授業を終えます(というか生徒が騒ぐので終えざるを得ません)。クラスを休んで他の活動に参加するのも日常茶飯事です。上記の地域選抜バンドも丸一日学校を休みましたし、学年関係なくクラスが構成されているために学年集会でクラスを休むこともしばしば。日本にいる時は「時間がないから放課後やらなくちゃ…朝集まらなくちゃ…。」が基本ですが、アメリカでは「時間がないならクラスを休めば良いじゃない。」という印象。この辺も文化や社会システムの違いだなと感じます。
長々とアメリカのクラスを説明しましたが、あくまでも1つの感想として受け取っていただければ幸いです。肯定的にも否定的にも書いたつもりはありません。学校によっても先生によっても違いますし、僕のとっているクラスもかなり偏っていますので。

Mikitoのアメリカ高校留学・体験談 8ヶ月目

最近の休日は庭仕事をする事が多いです。
どうやら夏に向けて庭をリフォームする一大計画があるようで、みんな試行錯誤しながらやっています。完成した庭を実際に見れなさそうなのが残念ですが、写真でも送ってもらおうと思います。


最後に

   もうホストファミリーとも友達ともほとんど壁を感じないまでになり、挑戦をしながらもリラックスした日常を過ごしています。ちょっとした家事などをホストファミリーに頼まれると、お互いの距離が近くなったことを実感し嬉しくなります。友達ともレストランに行ったり映画を観に行ったりすることが増えました。もうすぐ始まる春休みには絶叫コースターが沢山ある遊園地に遊びに行く予定です。絶叫コースターが苦手というわけではないので、目一杯楽しめるのではとワクワクしています。
クラスの説明にあるように、最近は将来について考える機会がとても多いです。時間を見つけては興味のある大学や企業を調べるようになりました。想像が膨らみ、やりたい事が増え、将来への期待ともとれる気持ちがある一方、何が起こるかわからない不安や自信の無さから恐怖を感じることもあります。留学の経験がより少しでも自分の糧になるように努力を続け、日本に帰ってから少しずつ自分の夢に近づいていければ良いなと思います。

長くなってしまいましたが今回のレポートはここで終わりにします。最後までお読みいただきありがとうございました。そして、2ヶ月後に書く留学ラストのレポートもよろしくお願いします。


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