Akikoのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目|高校留学・体験談(日記)|交換留学・団体・ホストファミリー

Akikoのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

 

   7ヶ月目のレポートを書いているということが、ただただ信じられない。ホストファミリーとどうやって荷物を日本に送るかなどを話し合ったりするようになり、なんだか寂しい感じがする。このままアメリカにずっとステイしていたい気もする。と同時に日本の事も気になる。家族はどうしているか、友達はどうしているか。日本での生活と人間関係、そしてアメリカでつくりあげた新しい生活と新しい人間関係、二つの別の世界が自分にはあって、日本を恋しくなったり、アメリカを離れたくないと感じたり。

留学も終盤ということを気付かせる出来事の一つに水泳のシーズンが終わったことがある。男女合わせて50〜60人の大きなチームで、10月の終わりから今月までの約4か月間、ほんとに楽しく過ごしたシーズンだった。2月の最初の週にセクショナルという大会があった。シーズン最後の大きな大会。上位16人がファイナルに進む。個人でファイナルに行けたこともうれしかったが、リレーチームでファイナルに行けたことも嬉しかった。水泳は個人競技だが、リレーだけは特別でチーム競技という感じ。ファイナルでの入場の時につけるお揃いのバンダナを買ったり、4人でとても仲良くなった。またこのシーズンを通じて、ほかの学校にも友達ができた。タイムが近く、同じ種目を泳ぐ他校の友達ができた。レース前にお互いに励まし合って、隣のレーンで競って泳いで、スポーツを通じてこんな風に他校に友達ができたことがとても嬉しかった。このシーズンを通じ、一番仲のいいアメリカ人生徒の友達ができた。同い年のゾーイ。毎朝、授業前に彼女が私のロッカーに来て立ち話する(立ち話っていうとちょっとおばちゃんみたいだけど(笑))。彼女、性格ほんと変わってる。きちんとしてるけど、どっか抜けてるし、行動が赤ちゃんみたい(笑)「今学期が終わったら、動物園に連れてくよ」と言われた。とても変わっているけど、面白くて大好き。セクショナルファイナルの後、女子水泳チームの20〜30人ほぼ全員が私のホストファミリー宅に来て、泊って過ごした。ただただしゃべったり、Wiiダンスして汗びっしょりになったり、バスタブ入ったり。時計の針が深夜12時を回った時、ピザのデリバリー頼んで、映画見て、大いに盛り上がって忘れられない思い出となった。

こうして、スポーツチームにいることで気づくことがある。言語の壁だとか、文化の違いだとか、友達を作るのは簡単なことではないけれど、スポーツは万国共通で、同じゴールに向かって共に競ったり、協力することで、ただただすれ違い際にあいさつするだけの友達ではなくて、何というか、それ以上の、お互いを応援しあって、時には競い合って、理解し合える友達ができる。一緒にはしゃいで騒ぐ、バカになれる友達ができる。こうやってこのチームでこの約4か月間楽しく過ごせたこと、最高にハッピーな思い出。
水泳のシーズンが終わって、放課後、スポーツのない1週間を過ごした。ホストシスターと放課後にドーナッツ屋さんに行ったり、映画見たり、ゆったりとした1週間だった。そして、先々週からトラックシーズンが始まった。最初のシーズンはクロスカントリーをしていたのだが、そのチームメートとまた一緒に走ることができてとても嬉しい。クロスカントリーのコーチでもあった大好きなコーチにも会えたのでそれもまた嬉しい。初日にコーチを見た瞬間に、思わず飛びついてハグしてしまった…(笑) 最終シーズンもたくさんチームメイトと練習して、楽しんで、最高のシーズンにしたい。

私の住んでいる地域のコーディネーター、リベッカは、27人、24か国からの留学生を受け持っておりリベッカやフラッグのスタッフ、留学生、そしてホストファミリーを含めた大きなグループがあり、お互いファミリーの様に接するコミュニティー。リベッカはみんなのビッグ・ママのような存在。メッセンジャーのグループで毎日たわいのないことをしゃべったり、週末ボーリングに行ったり、スケートに行ったり、リベッカが企画するフィールドトリップに行ったり。ほとんどの留学生が奨学金を得て来ていて日々刺激を受ける。1月に行われたフィールドトリップ、”リーダーシップ育成プログラム”では、ディスカッションがたくさん行われたのだが、留学生たちの英語力の高さだけではなく、意見を持ち、述べることができる能力の高さに驚くと同時に、自分ももっと頑張らなければと思い知らされる。そしてこのグループを通じ、たくさんの異文化を学べる。特に仲がいいのが、アメリカで私と同じ学校に通うケニアから来たアナとインドネシアから来たIshalh。今回はアナについて書こうと思う。

アナは高3でケニアのボーディングスクールに通っていた。信仰に厚いクリスチャンで、何事においても忍耐強いというか、言いたいことははっきり言うが、我慢ができるというか、とても性格がよい。彼女がケニアでどう生活しているか、私の日本での生活、お互いに起こった出来事などすべての感情を共有している様な気がする。友達以上の家族みたいな存在。お互い何でも聞き合って言い合って、彼女といる時が一番落ち着く。宗教についての話もよくする。私は、宗教についてあまりよく知らない。正式には私は仏教徒だけれど、自分の仏教に関する知識もあまりない。「神を信じるとはどういうことなの?」とか宗教について理解できないことが多く、また日本にいた時に授業で宗教について学んでも文字的に学ぶばかりで、それが実際にどういうことなのか、どのようにして人々に信じられていて、どのように人々に影響を与えるのか、いまいちよくわからなかった。アナは実際に神を信じる信仰心の厚いクリスチャン。彼女がどのように神を信じ、どのようにそれが彼女に影響を与えるのか話してくれた。「全ての生まれたもの、起こることは神によって創造された。多くの事象が、科学的に証明されたとしても、どうして科学的にそのようなことが起こったのかというと、神が科学を創造したからである。自分がこうして生きているのも神によって命を与えられたからである。そして、与えられたすべてのものに感謝する。」彼女は聖書を寝る前に必ず読み、食事の前に祈りをささげ、毎週教会に行く。寝る前に聖書を読まなかったり、教会にいかなかったりすると、何か悪いことをした気分になるそうだ。「何か間違ったことをした時、なんとなく悪い気分になる。神様に対して何か悪いことをしてしまったというような後ろめたい気になる」と言う。将来彼女のなりたいものは、カウンセラーだと言っていた。ケニアで非行に走って学校を追い出されたり、学校に行く気がなかったりする子たちのカウンセリングをし、正しい方向に導いてあげたいそうだ。クリスチャンは死後に天国 (Heaven) に行くために現世を大切に生きる。きちんと人生を全うすれば、死後に天国には行ける。逆に言えば、きちんと人生を全うしなければ死後に天国には行けない。アナが言っていたのは「人の話を聞いてあげてアドバイスできる自分の能力は、神が私に与えた贈り物。神が私に与えてくれた贈り物を使わなければならない」と言っていた。

彼女を理解する上で、彼女の根底にあるクリスチャンとしての考え方を理解する必要があった。アナとは自分がどんな人で、どんなバックグランドがあって、将来何したいとか、お互いの事をよくシェアする。アナとのお互いのシェアを通じて、クリスチャンの根底にある考え方を知ることができ、また日本人との違いを比較することで、自分がどんな文化の中で生活しているのか知ることができる。彼女と話していて感じたことは、神を信じている人は個人とそれぞれの持つ神との関係を大切にする。「神と個との関係」--神が私に○○を与えてくれたから、私は、○○をしなければならない。人と人の関係よりも、神と自分との関係が強いと思う。ホストママも信仰の熱いクリスチャンだが「何か大変なことがあった時、どうやって乗り越えるの?」と聞かれことがあった。彼女の場合は「神に祈って、心のサポートをしてもらう」と言っていた。神と自分との関係で成り立っているから、彼らが何かを信じたときに前に進む力はとても強い。神を信じていると、自分がやっていることへの強い自信が生まれ、自分がすべきだと考えることに向かって、力強く進むことができる。アナと将来の夢について話した時「彼女は本当にカウンセラーになるな」と思った。何というか力強さを感じた。神が与えてくれた『人の話を聞いてアドバイスできる彼女の能力』を使わなければならないからと。

アメリカやヨーロッパはキリスト教信者の多い国である。授業内で発言が多かったり、ディスカッションで彼らが大いに自信をもって発言する理由は、彼らの根底にある「神を信じる」ということが関係していると思う。自分の意見が正しいと信じて発言する。

それに対して日本は、「人と人との関係」―農耕民族で、周りを海に囲まれた島国で、昔から「和」を尊ぶ生活を営んできた。人と人とが互いに協力して、互いに尊重し合って、気遣い合って、敬える、というのは日本の文化だと思う。遠慮、謙虚さも日本人ならではの文化だと思う。一方で、「人と違う」ということにとても敏感。仲間はずれにされたくない、「同じ」であることを好む。授業中の発言が少ないのもその理由があってだと思う。周りの視線を気にして、躊躇して発言しない。

日本人の私にとって、アメリカできっと一番大変だったのは、その根底にある文化の違いが引き起こす、ブレークすることの必要性。授業中での発言、留学生と行ったフィールドトリップでのディスカッション、ほかの留学生、みんなブワーとしゃべる。ただただ圧倒された。中には私よりも全然英語ができない留学生もいたが、彼らにとって、そんなことは関係ない。英語ができようができまいが、とにかくディスカッションで発言する。

アナと将来の夢について話すということを通じ、クリスチャンがどんな考え方をするのか、肌で感じ、知ることができた。日本で、教科書を読んで文字的にクリスチャンについて知るのではなくて。彼らの根底にある考え方を理解し、彼らの文化を理解できる。そしてまた、当たり前に思っていた「日本人的な考え方は、外の世界では全く逆であることもある」のだと知った。

私の留学の意義は、異文化を肌で感じることだと思う。アメリカで、アメリカの人々、生活に接し、アメリカの文化を肌で知る。そして、27人24か国からの留学生と共に学んで、様々な異文化を持つ人々と生で接する。彼らの文化を知って、彼らの考え方を知って、初めて彼らを理解できる。

もう一つの私の留学の意義は、異文化を知ることで自分の文化を理解すること。今まで、日本でしか生活していなっかったため、日本での生活が当たり前だと思っていた。こちらに来てのカルチャーショックは、私に他文化と日本文化の違いを気付かせ、日本文化がどんなものなのか、どんな文化の中で私は生きてきて、どんな文化をもった考え方を私はするのか、知ることができた。

残り3か月しかない、とは言わず、もっともっとたくさん楽しんで、学んで、この留学を大きな1年にしたい。


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