| ●高校交換留学生受入れにはこんな効果も… |
実際に留学生を受け入れ、お世話を始めると、このプログラムが単に「外国からの高校生に日本語や日本について学んでもらうと同時に『交流』する」プログラムではなく、非常に深く、かつ1人の留学生の及ぼす影響とその波及効果があることに驚くことでしょう。
ご主人を突然の事故で亡くし、毎日泣いて過ごしていた方が新聞の記事で高校交換留学生受入れプログラムを知り、ホストファミリーとして参加した結果、この留学生を育てるという「第2の子育て」によって再び生きがいを見つけたという事例、また、「世話ができる子が家にいる幸せを感じる」というある老夫婦のホストファミリーのコメント、「それまで友達もなく、イジメを受けていたこともあった生徒が留学生の世話役を引き受け、その役を見事にこなし同級生から一目置かれる存在になった」「無気力で充満した教室の一角で一生懸命に勉強する留学生の姿を見ることによって『頑張らなくては…』とクラスの雰囲気が変わりはじめた」「生徒の外国人や外国語に対するアレルギーがなくなった」といったホストスクールの先生方からの報告などなど…ある程度長期間いっしょに生活するから得られる効果を実感することができます。当プログラムで最近帰国したアメリカ人の高校生が地域を出発する時、たくさんの見送りの人から彼に投げかれられた言葉はすべて「ありがとう」の一言であったと聞いています。 |
| ●トラブルも当然おこります!でもそれがより深い絆へと変化するのです |
もちろん、異なる文化背景を持った人が同じ屋根の下で暮らし始めればトラブルも発生します。しかし、そのトラブルの原因を冷静に考えてみると、日本人の直すべき特性に気づかされることも多々あります。
「家の仕事を何も手伝わない」というホストファミリーの不満を留学生に伝えたところ「『お手伝いしましょうか』といったら、おかあさんは『いいから、いいから』と言います」との返答―-日本人特有の本音と建前。
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| 「もう我慢できない!」と突然怒りが爆発したホストと「これまで何も注意を受けたことが無かったのに…」と戸惑う留学生―-耐えることを美徳とし、我慢に我慢を重ね、気になる小さなことを溜め込んでしまった結果でした。「私がどんなに大変な思いをしているのかわかってくれない…」とこぼすホストマザー、「どんなことでも言ってください、とあんなに頼んだのに…」と留学生---相手が”察してくれる”ことを期待しての結果。でも時間をかけて理解し合うように互いが努力すればトラブルも解消し、そのトラブルで留学生と家族がさらに絆を深めていくのも事実です。 |