2017年05月27日号|「7」のつく日のBIEE通信|交換留学・団体・ホストファミリー

「7」のつく日のBIEE通信【2017年05月27日号】


高校交換留学生に求められる「A」「B」「C」

   5月のオリエンテーションにて今年夏にアメリカに向けて出発予定の参加者たちに高校交換留学生に覚えておいてほしい「A」「B」「C」を伝えました。

A:Appreciation
B:Behavior
C:Communication

「A」はホストファミリーや参加者をお世話してくれる周りの人たちへの「感謝」を忘れずに、そして「ありがとう」の言葉を繰り返すこと、「B」は高校交換留学生としての自覚を持ち、礼儀正しく、ルールに背くことのない言動をすること。そして「C」は他との積極的なコミュニケーションを心がけることの3点です。

「7」のつく日のBIEE通信【2017年05月27日号】

オリエンテーションに参加していたアメリカの代表たちにこれらのメッセージを伝えたところ、彼らもこの「A」「B」「C」は大賛成で、今後は他の国でのオリエンテーションでもこのアイディアを使いたいとのことでした。その後、この「A」「B」「C」は国によって強調する部分が異なるだろうという話になり、ここでも「異文化交流」を実感しました。赤枠内の@ABCのどれがこれまで日本からアメリカに出発した留学生に対して必要な指導だったかわかりますか?

留学中、日本からの高校生は一般的に(時にはお辞儀をしながら)感謝の気持ちを表し、ルールに素直に従うということで「A」「B」はさほど問題となることはなく、「C」のみが一番の課題となることが多いとのこと。つまりBが典型的な日本からの留学生に対するアドバイスだそうです。一方、南米のある国からの留学生たちは「A」は難なくこなすことはできても、「B」で問題を起こすことが多く、さらに「C」については「大声でしゃべりすぎるな!」「自己主張をしすぎないように!」「静かにしなさい!」という注意をしなくてはいけないことが多々あるとか…ヨーロッパの某国からの留学生たちは、英語を使い慣れているため、言葉の問題はないものの、「A」が足りずに早期帰国になることもあるとか…

同じルールを理解してもらうために出身国や参加者の育った文化背景によって異なる指導が必要となることは当たり前なことではありますが、決して容易いことではありませんね

 


コミュニケーション能力

  「コミュニケーション能力と言われても…単語を覚えればいいの?」たしかに言葉数を知っていることは大変重要なこと。しかし、それ以外にも必要な要素があるのではないでしょうか。

文際交流協会の事務所のお隣に小さなクリニックがあります。待合室はいつもたくさんの患者さんであふれている人気の(?)診療所です。このクリニックの院長は80代前半のやさしい先生。どんな些細な体調不良や体の痛みでも、相談するたび一所懸命患者さんの話に耳を傾け、そして会話の中から不調の原因を探り出そうとしてくれる親切な先生です。丁寧に診てくださるため、診察時間も長くかかります。その院長先生がご自身の体調を崩して入院。約3週間、若いお医者さん数名が代わりに診察にあたっていました。そんなある日、私自身、微熱が続き診察を受けに行った日も院長先生は不在で一人の若い先生が担当でした。
大変簡単で短時間の診察後に次のようなやりとりがありました。

「ただの風邪ですね。薬だします」
「熱、まだ続くんでしょうか?今後、高熱がでることもあるんでしょうか?」
「さ〜 私は神様じゃないからわかりませんね」
「・・・・」
待合室で会計を待つ間、足をひきずった老婦人が診察室に入っていきました。
「足がむくんで辛いんですけど…」
数分診察をした後、
「足をしめつけないストッキングを履いてください。それでも治らない時は、専門医に行った方がいいですね」
「薬とかありませんか?歩くのも痛いんですけれど…」
「しばらく様子を見るしかないですね。次の方どうぞ」
「・・・」
ご婦人は寂しそうに肩を落として診察室から出てきました。

この若いお医者さんは大変優秀で知識も豊富な方だったのかもしれません。医学用語もたくさん知っているかもしれません。でもその時に感じたこと、それは「なんてコミュニケーション力のない医者なんだろう」ということでした。 コミュニケーション力とは、単に情報を一方的に相手に与えるだけでなく、相手の気持ちを推察し、尊重し、言葉のキャッチボールをしながら自分の言いたいことを相手にわかってもらおうと努力できる能力なのではないでしょうか。残念ながら、言葉の知識はあっても、このお医者さんのように相手の気持ちに寄り添おうとしないコミュニケーション力が欠如した若者たちが増えている気がします。

人と人とが常にコミュニケーションすることが求められ、相手の気持ちを察しながら人間関係を築き上げていることが求められる高校交換留学プログラムが、高いコミュニケーション能力をもった若者の育成に役立てることを願っています!やさしいスマイルもコミュニケーションの大切なツールの一つですね。



2016夏出発アメリカ高校交換留学プログラム終了まであとわずか…

   昨年7月に出発した留学生たちの帰国までついにカウントダウンの時が来ました。留学生たちには最後のラブレターと帰国便チケットを送付しました。

今年もまた、学校を抜け出し卒業パーティの準備をしていたことが見つかり警告を受けたといった、毎年気のゆるみからラストミニッツに起こるトラブルもあり、「もう少しだから…帰国まで頑張って…」と祈るような気持ちでいる今日この頃です。

留学生たちからは留学中の最後のレポートVが届き始めました。エアメールの封筒の中には、レポートだけでなく、やり遂げたという「自信と満足感」そして「成長の証」も同封されているようです。保護者の方たちからは、「早く会いたい」という思いがつまった帰国日のお出迎えの予定が早々に返送されてきています。

留学生も保護者の方々も、最初は長く感じた時間の経過も、終わりが近づくと「あっという間だった」という気持ちになっていることでしょう。この11ヶ月間、離れて暮らした時間がお互いを思う気持ちを再認識する機会になったはず。「交換留学してよかった!」「子供を留学させて良かった!」そんな言葉を聞けることを願いつつ、私たちも帰国の時を待っています。


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