2016年11月07日号|「7」のつく日のBIEE通信|交換留学・団体・ホストファミリー

「7」のつく日のBIEE通信【2016年11月07日号】

まずは御礼…
前回のこのコーナーで募集をさせていただいた2ヶ月生を預かっていただくホストファミリーについては、全留学生の受け入れ先が決定しました!ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました!今回も「受入プログラム」について先週到着した3ヶ月生のオリエンテーション報告を兼ね、プログラムを運営する私たちの思いを書かせていただきたいと思います。


BIEE高校生交換留学 受入プログラム:3ヶ月生が到着しました!

「7」のつく日のBIEE通信【2016年11月07日号】  10月28日早朝、オーストラリアからの高校交換留学生が羽田空港に到着しました。彼らにとっては夏休み中の日本への短期留学です。滞在期間は約3ヶ月。羽田空港から東京・参宮橋のオリンピックセンターに移動し、オリエンテーションに参加。その後、各滞在先へ向かいました。


☆彡こんなところが違う---
海外に出発する
日本の高校生のためのオリエンテーションvs受入生オリエンテーション

「7」のつく日のBIEE通信【2016年11月07日号】   日本の高校生対象の派遣オリエンテーションでは、参加者たちはとても真面目にそして静かに話を聞いています。中にはノートをとったり、時には居眠りをする参加者も…「質問は?」と言ってもなかなか手を挙げません。一人ひとりをさして「質問は?」「これまでのことでわからないことはない?」と聞いても「大丈夫です」「今はありません」「わかりました」という答えが返ってきます。休憩時間も、隣に座った子や、同じ学校からの参加者とヒソヒソと話しています。
「7」のつく日のBIEE通信【2016年11月07日号】一方、海外からの留学生対象の受入オリエンテーションでは、ルールを説明をしている時も「しつもん、してもいいですか?」と手を挙げ、その留学生の質問にこちらが答える前に別の留学生が解説を始める、その解説に対し、また別の留学生が自分の意見を述べる、そして、いつの間にかディスカッションになっていく…そのディスカッションを止めるために「説明、続けていいですか?!」と言わなくては次に進めないことが1時間半のセッションで4、5回以上起こります。休憩時間にも、私たちスタッフや手伝ってくれているSurvived Angelsをつかまえて質問攻め。今回のオリエンテーション休憩中の留学生とスタッフ間のやりとりの一部を紹介しましょう。(Qは留学生、Aはスタッフ)

Q「ぶかつは なんじまで ありますか?」
  A「学校によっても入る部活によってちがいます。学校に行った時、先生に聞いてください」
Q「あ、そうですか。『ぶかつは なんじまで ありますか?』ときくと しつれいですか?」
  A「いいと思いますよ」
Q「『おもいます』と『おもいますよ』は どうちがいますか?」
  ***********************
Q「すうがくは calculator をつかいますか?」
  A「日本の高校では電卓はつかいません」
Q「『デンターク』は にほんごで なんですか?」
  A「『でんたく』は日本語です。Calculatorのことです」
Q「あ〜 そうですか! ありがとうございます」
  A「いいえ」
Q「なぜ『いいえ』といいますか?『どういたしまして』といいますか?」
  A「どういたしまして…」

今回のオリエンテーションでどのように説明すればいいのか困ったのが「けいけん と たいけん は おなじですか?」という質問。日本人にとって何となく使い分けている言葉も留学生にとってはその使い方が難しいようです。

たとえわからないことがあっても静かに先生の話に耳を傾ける日本人の生徒と、わからないことはすぐに質問し、さらに自分の意見を述べる留学生。どちらがいいとか悪いのではなく、「こんなに違うんだ」と受け止め、受け入れることが大切なのかもしれません。



☆彡こんなところが違う---日本からの派遣生vs受入生のそれぞれの「目的」

「7」のつく日のBIEE通信【2016年11月07日号】  「あなたの今回の高校交換留学の目的は?」「プログラムに参加した理由は?」これは日本から海外に留学する高校生(派遣生)、海外から来日した受入生に必ず聞く質問です。
派遣生、受入生ともに「言葉の習得」は大きな目的であり、理由の一つとなっています。その他について、受入生は「日本の友達を作りたい」「日本のいろいろな料理を食べて、作り方をマスターしたい」「日本の学校生活を体験したい」「日本の家族と生活して日本のやり方を学びたい」という答えが返ってきます。一方日本の高校生の多くが「自分の性格を変えたい」「自分に自信を持てるようになりたい」「自分のことを好きになりたい」という回答が多く聞かれます。
オリエンテーションで「自分のこと好きですか?」という問いに受入生の8割以上が「大好き」と答え、訊ねてもいないのにその理由を自信満々にたくさん話してくれます。日本の高校生はその逆。どうしても自分が好きになれなかったり、自信が持てず、時には辛く苦しい思いをし、孤独との戦いを余儀なくされる交換留学プログラムを通して「自分自身の変化」を求めている参加者が6割以上にのぼります。もっとも「自分のことは褒めない」という日本の文化背景の違いはあるかもしれませんが、皆の前で「私は自分が大好き!」と自信も持って言えない子が多いのは事実でしょう。
受入生の多くはありのままの自分の中に新しい何かを加えることを求め、派遣生は今ある自分自身の中を変えることを望んで参加する…高校交換留学プログラムに携わる人たちは、このような違いを踏まえた上で、受入生、派遣生のサポートをしていくことが大切なのかもしれません。



受入プログラムを運営するにあたって

   高校交換留学プログラムの団体にとって受入プログラムをスムースに運営することは決して簡単なものではありません。受け入れてくださっているホストファミリーから、そして受入高校からもたくさんのお叱りを受けています。
「高校生にもなって自己管理ができていない…」
「性格が暗すぎて家族全員がノイローゼになっている…」
「家で勉強をしている姿を見たことがない。何のために日本に来ているのか?遊びに来ているとしか思えない」
「授業態度が悪く、他の生徒に悪影響を与えている」
「文化交流が目的であるのなら、留学生のモチベーションを維持するのは難しい」

これらは過去2ヶ月に頂いたご意見の一部です。確かに留学生の中には、何度も注意をして言動を見直させたり、ルールを再度確認させなくてはいけなかったりと、受入れ先にご迷惑をおかけしていることも事実です。でも、彼らにも「日本で頑張ろう!」という気持ちはあったはず。本国でプログラムの説明を受け、自分も参加してみようと決意し、願書を書き、試験を受け、そして留学決定。「こんなこと日本の家族とシェアしたい」「このお土産、ホストファミリーが気に入ってくれるかな?」「学校では日本でしかできないスポーツしてみたい」というウキウキした気持ちと同じくらい、来日直前にはいくら前向きな彼らにも「自分の日本語、通じるだろうか?」「ホストファミリーから嫌われたらどうしよう」「友達できなかったらどうしよう」といったたくさんの不安があったはず。そしてそれを乗り越えて「頑張ろう!」と決意したから彼らは日本に来たのです。「あんなに地震が多い国なのに…なぜ日本なの?」「原発は心配ないの?」「放射能の影響は?」家族や周りの人たちからの「日本への留学反対」意見を振り切って、それでも彼らは日本に来たのです。他の国ではなく、「日本を選んで来てくれた」のです。
留学生にはついつい忘れがちになる「留学を決意した時の気持ち」を思い出させること、そして彼らをお世話してくださる家族や先生方には、日本のやり方やあるべき姿を時には厳しく伝えてほしいことや、買い物に行ったり散歩をしたりする時にも彼らは日本を学んでいる、彼らの耳や目から入っていく空の色、風の匂い、行きかう人たちの表情等の情報すべてが経験であることを理解していただくことが私たち団体の責任であり、役割でしょう。彼らに日本や日本人を理解してもらい、好きになってもらうことが必ず未来につながるはず。なぜならば、彼らはオーストラリアからの留学生であると同時に未来からの留学生であるのだから…
羽田空港着午前4時30分の留学生出迎えのために空港近郊のホテルに前泊、午前3時半に起きて空港にて待機、スーツケースを各滞在先に送り、オリエンテーション会場に出発する前に朝食を食べさせ、シム・カードを購入させ…「何でこんなことやってるんだろう?」とその激務に心が折れそうになった時、目に入ってきたのが憧れの日本に到着したことが嬉しくて目をキラキラさせて仲間たちと楽しそうに話している留学生たちの姿。「大変でもやっぱりこのプログラム続けるしかないな」と思ったとか…2日前、プログラム担当責任者の語ったコメントが本当に嬉しかったです!
頑張れ、世界中にいる高校交換留学生!


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